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2020年10月11日

日本学術会議が新会員として推薦した学者のうち、6人を菅首相が任命拒否したというニュースについて侃々諤々の議論が湧きおこっていますが、私はこの問題はGoToイートキャンペーンを悪用して鳥貴族で錬金術を行っていた、いわゆる「トリキの錬金術」と同根だと思います。


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何でもGoToイートでは、夕食の席をオンライン予約して食事すると1000円のポイントがもらえる。これを悪用して、鳥貴族で一品(327円)だけ頼んで帰れば、差額の673円儲かるという、何ともせこいというか何というか。日本人の品性はここまで堕ちたかと嘆かざるをえません。

居酒屋で焼き鳥一品だけ頼んで帰るというのは居心地悪くないのか、とか、普通はそんなことできない、とか、この錬金術を非難する声が圧倒的多数のようです。

が、なぜ一律1000円のポイントにしちゃったんでしょうね? コンビニなら料金の1%とかヤマダ電機なら10%とか料金に応じたポイントしかもらえないじゃないですか。

農林水産省は大慌てで、一定金額以上の料理に限定とかコース料理限定などの対策を打ち出していますが、要はシステムに問題があったわけで、日本学術会議問題も同じじゃないかと。


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「日本学術会議法」というのを読んでみると、「会員たちが新会員を推薦して内閣総理大臣が任命する」としか書かれていません。

首相が拒否していいとも書かれていませんが、拒否してはいけないとも書かれていない。拒否した前例はないらしいですが、前例がないからやってはいけないという決まりもない。

トリキの錬金術と同じく、これはもうシステムの問題ですよね。

いや、正確にいえば「かつては問題でなかったことが、この時代にシステムの問題として顕わになった」ということでしょうか。

ちょっと前なら、トリキの錬金術みたいなことは誰も恥ずかしくてできなかったはずなんです。日本学術会議問題だって起こらなかった。

今日のワイドナショーでバカリズムが「GoToポイントは荒稼ぎできても人としてのポイントをたくさん失っている」と正論を言ってましたが、しかし、いまや人としてのポイントなんかどうでもよくて、自分が得さえすればいいと考える輩が急増している昨今、そういう輩がいくら頑張っても得できないように制度設計すべきだったと思います。


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だから日本学術会議法も改正すべきじゃないですか。菅のような人としてのポイントが落ちることを厭わない輩が拒否できないように、内閣総理大臣が任命するいまの形を改める。

しかしながら、変えればいいといっても、法律を改正するのは自民党が支配する国会なわけで、かなり難しい問題。

そういえば……

いろんな人が「首相が任命するのは形式的なことなんだから」というけれど、形式的だからこそ悪用されてしまうわけで、確かに菅が悪いといえば悪いんだけど、トリキの錬金術の問題でも明らかなように、もう政治家にも国民全体にも性善説を基盤に制度設計できなくなってきているのが現状でしょう。

日本学術会議法ができたとき、なぜ形式的な手続きも作ったかというと、それはやはりこの国に「天皇制」というものがあるからなんでしょうね。

内閣総理大臣は天皇によって任命される。

ことになっているけれど、これは日本学術会議の新会員と同じく形式的なものだと誰でも知っています。

ならば……

天皇→首相→日本学術会議新会員

ということであれば、真ん中の首相を取っ払って、天皇が新会員を任命するようにすればいいんじゃないですか。もちろん内閣の直轄をやめて宮内庁直轄とする。

これなら誰も文句は言わないでしょう。

もうこの国で永遠の品性を期待できるのは天皇(家)しかいない。







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2020年02月19日

今朝のニュースで「AI面接」なるものが幅を利かせつつあると言っていました。

婚活なんかでも「マッチングアプリ」というAIを使って人間では測れない「相性の良さ」を掘り当ててカップル成立させているというし、「AI面接」などで驚いてはいけないご時世なのでしょうか。


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しかしですね、結婚だったら「この人と一緒なら楽しいかも」ぐらいの乗りでいいかもしれないが、就職となると話は別でしょう。学生にとっては一生ものだし。

しかも、いま「AI面接」で調べてみると、

「すべての評価結果が数値として表示され、曖昧さがないのが特長です」

と書いてあるが、それってほんとに「特長」? 曖昧なのが人間なんですけど。モヤモヤした何かを抱えているのが人間なんですけど。特に大人未満の年頃にはね。

企業側のメリットは何よりも「コスト削減」。しかも面接できる人材が飛躍的に増える。ニュースでも「人間の面接官なら10人しか会えないところをAIなら100人会える。10人の中の1人より100人の中の1人を選びたい」その気持ちはわかる。

だからといって誰も直接その人を見ないで大丈夫なの? そりゃ最終的には社長など偉い人が実際に会うんでしょうけど、その前に何人も振り落とすんでしょう?

AIがどう考えているかというのは完全にブラックボックスらしく、人間にもわからない。そんなよくわからないもので評価しちゃっていいの? 

お見合いや結婚だって「AIを信じて会ってみたら何となく気が合う」というのが大事なわけでしょう? ここで大事なのは「AIの言っていること」ではなく「とりあえず会ってみた」ということだと思う。AIが偉いんじゃなくて「AIならひょっとして……」というまさに「ブラックボックス」な何かにすがりたくて「実際に会う」ところからスタートしたことが大事なわけですよね。選り好みしてたら何も始まらないし。

しかし、と企業側人事担当者は言うでしょう。

こっちも生身の人間だから会える人材には限度がある。でもAIならその数を飛躍的に伸ばせる。出会いの確率も上がる。

一理ある。でもね、実際に10人に会って1人選ぶとすると、9人を落としたことになる。でも100人から1人を選ぶとすると99人を振るい落とす。でも、落としたほうは9人落としたときと同じ「痛み」しか感じない。なぜならAIが高評価を下した10人にしか会ってないから。

「生身の人間だから限度がある」というのは正当性があるように見えて「罠」だと私は思う。

生身の人間だからこそ実際に会わずに落とした人間には何の痛痒も感じない。そりゃいい人材に巡り合えた企業側は「やっぱりAIはいい!」ということになるんでしょうが、落とされたほうは「会ってもくれなかった」と心に傷を抱えることになる。

生身であることを言い訳にして、結果的に他人の生身を傷つける。(心は生身です)

私がAI面接なるものに「人間としての危機」を感じるのはまさにこの一点においてです。


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人工知能の哲学
松田 雄馬
東海大学出版会
2017-04-25





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2019年12月19日

新幹線で「一生刑務所に入りたい。でも死刑はいや」などと身勝手な理由から一人を殺害、二人に怪我を負わせた犯人に無期懲役の判決が下りました。


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一生刑務所に入りたいという夢を叶えてやってどうするんだという意見が支配的ですが、まったくもって同感。自分を犠牲にして突っかかっていった男性がいなかったらもっと殺されていたでしょう。

こういう事件が起こると「だから死刑は必要なんだ」という死刑存続派が勢いづきますが、私はそれには与しません。

そりゃま、死刑になりたくない人間なら死刑に処したほうがいいかもしれないけど、最近は死刑になりたかったといって凶行に及ぶ輩も多いし、そもそも「極刑は死刑」というのは固定観念というか、そこを根本から改めるべきと考えます。

私は「残虐刑」の導入を提唱したい。死んで終わりの死刑よりもっと重い刑。

以下にその手順を記します。


①手足20枚の生爪を全部はがし、ハンマーで両手をつぶす。

②歯を全部ぬく。

③両耳に千本通しを突き刺す。

④両目をくりぬく。

⑤アキレス腱を切る。

⑥男は陰茎を切り落とし、万力で睾丸をつぶす。
 女は焼きゴテを膣に挿入する。


ここで終わり。晴れて釈放。死刑になるよりつらい生き地獄を与えるというわけ。

もちろん、これは特別な刑ですよ。今回のような本当に極悪な犯罪者にだけこの刑を科す。

今回の犯人は自分の罪を悔いるどころか、念願の無期懲役の判決が出て万歳三唱したというのだから、これぐらいの刑罰を科してやっと帳尻が合うんじゃないですかね。

死刑になりたいと言って人を殺すような奴らもすべて同様の刑を科すべき。

いまの日本の死刑では、確か死刑囚の足元の床を開けるスイッチを二人の刑務官が入れるんですよね。どっちが本当にオンにしたかわからないように。銃殺があった頃は一人だけ空砲が入っていて「自分が殺した」という罪悪感をなくす工夫をしていた。

この残虐刑では、じゃあ、いったい誰がそんなむごたらしい刑を執行するのかという問題がありますが、答えは簡単。

残虐刑用のロボットを作ればいいんです。それぐらいいまのAIで充分可能でしょう。戦闘機を作って他国に売るよりよっぽどいい。

でも、この残虐刑が実際に執行されることはほぼないでしょう。誰だってこんなむごい刑罰を受けたくないですから。

この残虐刑を死刑より上の極刑に据えれば、今回のような怒りのやり場のない事件はなくなると思います。

執行されることはありえないと思えるくらい残虐な刑罰を極刑として設定する必要があるのではないでしょうか。

万歳三唱した男はいつか出てきて本当にまた人を殺しますよ。少なくともそれまでに、いや、もっと早く残虐刑を導入してほしいと切に願います。




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