去年話題になった映画『ひゃくえむ。』を見ました。見て、あぁまたか、という思いに駆られました。
『ひゃくえむ。』(日本、2025)

原作:魚豊
脚本:むとうやすゆき
監督:岩井澤健治
声の出演:松坂桃李、染谷将太、内山昂輝、津田健次郎
勝ったの? 負けたの?
この映画は、主人公のトガシという幼少のころから短距離が以上に速かった男の視点で綴られています。そして、敵対するのは、トガシに速く走る走り方を小学生の頃に教わった小宮という男。
この二人が日本陸上の男子100メートル決勝でガチンコ対決! さあ勝つのはどっち!? という展開なのですが、またぞろと言うべきか、この映画もまた、どっちが勝ったかをはっきり伝えてくれません。
トガシは「100メートルだけ誰よりも速ければ全部解決する」という名言を子どものころと大人になってからの2回言います。確かに名言です。迷言かもしれないが。
でも、何かよくわからないけど心を打つ言葉は名言と言っていいでしょう。だから、トガシは「誰よりも速くないといけないわけです。2位じゃだめ。小宮にも勝たないといけない。
それなのに最後にどっちが勝ったかちゃんと描いてくれないのは、作り手の怠慢じゃないでしょうか。
小宮だって、どんどんバランスが崩れていくのにタイムは速くなっていく。気持ちだけで走っている。そんなことしてたら体がバラバラになるぞみたいなことを先輩から言われます。それでも走る小宮。
だから、小宮もまたどんな犠牲を払ってでも速く走りたい。つまり誰よりも速く走りたいわけで、小宮目線で言ってもやっぱり勝敗はきちんと描くべきではないでしょうか。

子どもの頃を思い出して、全力出したからどっちも勝ちだ、俺たちは勝敗を超えてるんだ、みたいな結末はいかがなものでしょうか。
勝ったからこそ見える景色もあれば、負けたからこそ見える景色もあるはず。レース後の彼らの会見を聴きたかったです。
『ひゃくえむ。』(日本、2025)

原作:魚豊
脚本:むとうやすゆき
監督:岩井澤健治
声の出演:松坂桃李、染谷将太、内山昂輝、津田健次郎
勝ったの? 負けたの?
この映画は、主人公のトガシという幼少のころから短距離が以上に速かった男の視点で綴られています。そして、敵対するのは、トガシに速く走る走り方を小学生の頃に教わった小宮という男。
この二人が日本陸上の男子100メートル決勝でガチンコ対決! さあ勝つのはどっち!? という展開なのですが、またぞろと言うべきか、この映画もまた、どっちが勝ったかをはっきり伝えてくれません。
トガシは「100メートルだけ誰よりも速ければ全部解決する」という名言を子どものころと大人になってからの2回言います。確かに名言です。迷言かもしれないが。
でも、何かよくわからないけど心を打つ言葉は名言と言っていいでしょう。だから、トガシは「誰よりも速くないといけないわけです。2位じゃだめ。小宮にも勝たないといけない。
それなのに最後にどっちが勝ったかちゃんと描いてくれないのは、作り手の怠慢じゃないでしょうか。
小宮だって、どんどんバランスが崩れていくのにタイムは速くなっていく。気持ちだけで走っている。そんなことしてたら体がバラバラになるぞみたいなことを先輩から言われます。それでも走る小宮。
だから、小宮もまたどんな犠牲を払ってでも速く走りたい。つまり誰よりも速く走りたいわけで、小宮目線で言ってもやっぱり勝敗はきちんと描くべきではないでしょうか。

子どもの頃を思い出して、全力出したからどっちも勝ちだ、俺たちは勝敗を超えてるんだ、みたいな結末はいかがなものでしょうか。
勝ったからこそ見える景色もあれば、負けたからこそ見える景色もあるはず。レース後の彼らの会見を聴きたかったです。

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