さて、早くも1クールすぎました。例によって見始めた順に新ドラマとアニメを語ります。3月放送の単発も含めています。
『片想い(前後編)』
岡田惠和さんの新作ということで見たんですが、がっかり拍子抜けでした。いまさら淡い初恋の話なんてなぜ企画が通ったのだろう、と訝しむ。
芦田愛菜ももうちょっと大人の女優になってるのかと思ったら、子役出身だからか子どもにしか見えない。個人的には岡山天音がイケメン枠で出てるのが新鮮でした。そう見れば見えなくもない微妙さがいいな、と。
初恋の話と豆腐屋の話がもっとうまくリンクしてくれれば、と思いました。
『産まない女はダメですか? ~DINKsのトツキトオカ~』
宮澤エマが出てるので見てみました。
なるほど、子どもを産みたくない妻と子供がほしい夫の攻防劇なわけですね。
しかし、1話の最後で夫がコンドームに針で穴をあけるというかなり悪質なことをやってるのにはドン引き。いつも言っているように「善と悪の対立」ではなく「善と善の対立」にしてほしいんですよね。あのままでは夫が完全に悪になってしまっている。ただの「悪人」でも困るのに、にやにやしながらコンドームに穴をあけている顔がやたら気色悪い。
やっぱり、子どもがほしい夫にも彼なりの言い分があると思うので、だまし討ちじゃなくて話し合うところから始めて、いろいろ何だかんだで妊娠を選ぶ、あるいはそのままDINKsでいるとか、宮澤エマとの正面衝突が見たかったです。
『鬼女の棲む家』

不適切なSNS投稿した人を特定して晒して謝罪にまで追い込む「鬼女」を石田ひかりが演じる。これは面白かった。30分そこそこの限られた時間の中でやるべきことをやって満点じゃないでしょうか。
おそらく後半は石田ひかりの素姓が暴かれたりするんでしょうね。楽しみ楽しみ。
『スノウボウルアース』

専門学校時代の先輩、村越繁さんが脚本ということで見てみました。
何の予備知識もなかったんですが、いきなり地球が怪獣の襲来を受けて防戦一方となるなか、主人公の中学生くらいの子が難しいマニュアルを読んで戦闘機に乗り込む。これはあの『機動戦士ガンダム』ではないですか!
しかも、その子が大活躍して怪獣を殲滅したかと思ったら、舞台は一気に「10年後」へ飛び、そこで主人公は怪獣と戦うより難しい「友達作り」に励むことになるという、何とも話の関節の外し方が素晴らしく、村越さん、またも傑作をものにしたかとうれしい気分。
『ターミネーターと恋しちゃったら』
タイトルに惹かれて見てみました。
宮舘涼太が未来から来たアンドロイドらしく、主人公の臼田あさ美と恋に落ちるらしい。それならそれで、30分枠では難しいかもしれないけど、1話で恋に落ちるまで行ってほしい。お話がもたついてると感じました。
それと、臼田あさ美はやはり脇役で最大限の力を発揮するタイプの役者だと思うので、主役は似合わないと思います。力量とかそういうことではなく、「柄」の問題かと。
『あかね噺』

落語を主題にするという時点でかなり喧嘩売ってると思うのは私だけか。
主人公はあかねという女の子なんだろうけど、その父親が『芝浜』を真打ち昇進試験で演じるんですが、ここが聞かせどころというシーンは審査員の心の声で絶賛してみせたり、観客のウォーーーという、これも心の声かな、とにかく、周囲の反応でその噺を「傑作」に仕立て上げていました。
それがだめとは言いません。映画には「天才問題」というのがあって、小説なら「素晴らしい作品」「まさに天才が手掛けた作品」と書けばすむけど、映画だと本当に天才的な人が演じたり、弾いたり、描いたりしなければならない。
そこらへんの問題を2話以降でどう処理しているか見てみたいので続けて見ます。
『対決』

松本若菜と鈴木保奈美共演ということで見てみました。
これは面白い!
実際にあった事例を基にしているからというわけじゃないでしょうが、一人ひとりの人物配置が単純明快で、人物と人物の関係性がこれから変化していくことをちゃんと匂わせている。連ドラの第1話はこうでなくっちゃ、という感じ。
差別はいけない、でも差別しないと現場が回らない、だからといって……医学の現場のこの堂々巡りをどう解決していくのかとても楽しみ。全5話というからかなり早めの決着なんですね。
それはそうと、『対決』というタイトルは私の世代ならロイ・シャイダー主演の同名タイトルがありましたが、今回はちょっと損してる感じ。『対決』と聞いただけではどういう類の作品なのか、何のイメージも湧かないし。
今季は豊作の予感がします。後半戦では『銀河の一票』『日本三國』『夫婦別姓刑事』などを見始める予定です。
関連記事
2026春の新ドラマ・アニあれやこれや後半戦(日本三國、夫婦別姓刑事、銀河の一票のことなど)
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芦田愛菜ももうちょっと大人の女優になってるのかと思ったら、子役出身だからか子どもにしか見えない。個人的には岡山天音がイケメン枠で出てるのが新鮮でした。そう見れば見えなくもない微妙さがいいな、と。
初恋の話と豆腐屋の話がもっとうまくリンクしてくれれば、と思いました。
『産まない女はダメですか? ~DINKsのトツキトオカ~』
宮澤エマが出てるので見てみました。
なるほど、子どもを産みたくない妻と子供がほしい夫の攻防劇なわけですね。
しかし、1話の最後で夫がコンドームに針で穴をあけるというかなり悪質なことをやってるのにはドン引き。いつも言っているように「善と悪の対立」ではなく「善と善の対立」にしてほしいんですよね。あのままでは夫が完全に悪になってしまっている。ただの「悪人」でも困るのに、にやにやしながらコンドームに穴をあけている顔がやたら気色悪い。
やっぱり、子どもがほしい夫にも彼なりの言い分があると思うので、だまし討ちじゃなくて話し合うところから始めて、いろいろ何だかんだで妊娠を選ぶ、あるいはそのままDINKsでいるとか、宮澤エマとの正面衝突が見たかったです。
『鬼女の棲む家』

不適切なSNS投稿した人を特定して晒して謝罪にまで追い込む「鬼女」を石田ひかりが演じる。これは面白かった。30分そこそこの限られた時間の中でやるべきことをやって満点じゃないでしょうか。
おそらく後半は石田ひかりの素姓が暴かれたりするんでしょうね。楽しみ楽しみ。
『スノウボウルアース』

専門学校時代の先輩、村越繁さんが脚本ということで見てみました。
何の予備知識もなかったんですが、いきなり地球が怪獣の襲来を受けて防戦一方となるなか、主人公の中学生くらいの子が難しいマニュアルを読んで戦闘機に乗り込む。これはあの『機動戦士ガンダム』ではないですか!
しかも、その子が大活躍して怪獣を殲滅したかと思ったら、舞台は一気に「10年後」へ飛び、そこで主人公は怪獣と戦うより難しい「友達作り」に励むことになるという、何とも話の関節の外し方が素晴らしく、村越さん、またも傑作をものにしたかとうれしい気分。
『ターミネーターと恋しちゃったら』
タイトルに惹かれて見てみました。
宮舘涼太が未来から来たアンドロイドらしく、主人公の臼田あさ美と恋に落ちるらしい。それならそれで、30分枠では難しいかもしれないけど、1話で恋に落ちるまで行ってほしい。お話がもたついてると感じました。
それと、臼田あさ美はやはり脇役で最大限の力を発揮するタイプの役者だと思うので、主役は似合わないと思います。力量とかそういうことではなく、「柄」の問題かと。
『あかね噺』

落語を主題にするという時点でかなり喧嘩売ってると思うのは私だけか。
主人公はあかねという女の子なんだろうけど、その父親が『芝浜』を真打ち昇進試験で演じるんですが、ここが聞かせどころというシーンは審査員の心の声で絶賛してみせたり、観客のウォーーーという、これも心の声かな、とにかく、周囲の反応でその噺を「傑作」に仕立て上げていました。
それがだめとは言いません。映画には「天才問題」というのがあって、小説なら「素晴らしい作品」「まさに天才が手掛けた作品」と書けばすむけど、映画だと本当に天才的な人が演じたり、弾いたり、描いたりしなければならない。
そこらへんの問題を2話以降でどう処理しているか見てみたいので続けて見ます。
『対決』

松本若菜と鈴木保奈美共演ということで見てみました。
これは面白い!
実際にあった事例を基にしているからというわけじゃないでしょうが、一人ひとりの人物配置が単純明快で、人物と人物の関係性がこれから変化していくことをちゃんと匂わせている。連ドラの第1話はこうでなくっちゃ、という感じ。
差別はいけない、でも差別しないと現場が回らない、だからといって……医学の現場のこの堂々巡りをどう解決していくのかとても楽しみ。全5話というからかなり早めの決着なんですね。
それはそうと、『対決』というタイトルは私の世代ならロイ・シャイダー主演の同名タイトルがありましたが、今回はちょっと損してる感じ。『対決』と聞いただけではどういう類の作品なのか、何のイメージも湧かないし。
今季は豊作の予感がします。後半戦では『銀河の一票』『日本三國』『夫婦別姓刑事』などを見始める予定です。
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