脚本家の夢をあきらめた私が、現在進行形で頑張っている若い人たちへ贈るアドバイス第6弾。

8ba0cb4cs

私は15年前にあるコンクールで佳作をいただきました。月刊「シナリオ」に載せてもらえたので、自分で10冊ぐらい買い込んできて、いろんなプロダクションに売り込みました。

ところが1社も買ってくれるところがない。

ただ、1社の社長さんが直々にメールをくださいました。

「君はなかなか実力があるみたいだから、シナリオや企画書が書けたらどんどん送ってくるように」とのこと。

そこで私はプロットを量産してどんどん送っていたのですが、これが間違いでした。

なぜかって? もっと1本1本の企画に充分時間をかけるべきだったのです。

忘れられたくない。そんな一心で書いては送り書いては送りとやっていたのですが、ついに迷惑がられたのか、「もう送ってくるな」みたいなことを言われました。

そうです。量産すること自体は悪いことではありませんが、粗製乱造してしまっていたのです。

悔やんでも悔やみきれません。あのとき腰を落ち着けてじっくりゆっくり作品と向き合っていれば。と返す返すも残念です。

ちなみに、その社長さんが私の実力を認め受賞作を面白いといってくれたのに買ってくれなかった理由は、

「いままで映画を作ってきた流れのなかで、このシナリオを映画化しようという気にはなれない」というものでした。

面白ければいいというものではないということも学びました。

でもやっぱり大事なのは、せっかくシナリオや企画書を送ってきなさいと言ってもらえたのだから、じっくり取り組むべきでした。

後悔先に立たず。


関連記事
脚本家志望者へのアドバイス①ギザギザ
脚本家志望者へのアドバイス②神経質
脚本家志望者へのアドバイス③いいとこ取り
脚本家志望者へのアドバイス④三点リーダー
脚本家志望者へのアドバイス⑤NGワード「頑張ります」

脚本家になる方法 寺子屋ブックス
福田卓郎
青弓社
2021-05-21


このエントリーをはてなブックマークに追加