
『言語学者、生成AIを危ぶむ』(川原繁人)という本を読んだんですが、幼児の頃からAIが話し相手になったりしたら言語の獲得が充分にできないんじゃないかという著者の主張にはその通りだろうなと思うし、子どもがスマホを利用する時間を制限すべきじゃないかとの意見にも一も二もなく賛成なのです。
じゃあ何が気に入らなかったかというと、オーストラリアだと16歳未満の学童にはスマホ利用を禁止するって法律ができたのは記憶に新しいところですが、この本の著者の川原繁人さんと、途中で対談の相手を務める皆川泰代の両言語学者が、こんな会話をしているところがあるんです。
川原「薬やアルコール摂取に関してはしっかりと国としての規制があるのに、デジタルデバイスに関しては、完全に親任せ。こう考えると、私としては、ちゃんと政府としてガイドラインを制定してほしいところですが」
皆川「その通りだと思います。文部科学省やこども家庭庁がしっかりと舵を取ってくれたらと思います」
うーん、、、どうなんでしょうか。私はもともとオーストラリアのように、お上が何でも決めちゃうのはよくないんじゃないかという立場なので、私自身は人の親でも何でもないけど、子どもが一日にどれだけスマホを利用するかとか、何歳からSNSを許可するかなどは自分たちで決めたらいいじゃない、と思うのです。
そりゃしっかりした法律があれば子どもを黙らせる口実になるからあったほうが楽だというのはわかります。でも、人間には個人差というものがあり、18歳くらいで始めないとスマホ依存になってしまう子もいれば、12歳くらいでうまくSNSと付き合える子もいるでしょう。
だから、各家庭で決めればいいことだと思う。

ちょっと前にテレビにこんな人が映ってました。
京都府に自衛隊が増設している弾薬庫について、政府からはろくな説明がないと怒りの声をあげる民衆の声の特集だったんですが、民衆の一人にインタビューするとこんな答えが返ってきました。
「やっぱり高市さんとかがルールなり方向性を決めてくれたら、僕はそれに従うだけでいいので楽なんですけども」
「従いたいですか?」
「そうですね。長い物には巻かれたいんで」
何とも情けない! 長い物には巻かれたい!? アホか。あの女のせいで日本は亡国の道をたどろうとしているというのに。
話がそれましたが、この『言語学者、生成AIを危ぶむ』の著者も同じように「長い物には巻かれたがってる」感じがします。自分でルールを作るのが面倒だからお上に作ってほしいと。
そうやって国は滅んでいくだろうし、戦争になって愚か者ほど威張り出すのはそのせいだということはよく思い知っていただきたい。

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