『クライム101』(2026、アメリカ)
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原作:ドン・ウィンズロウ
脚本・監督:バート・レイトン
出演:クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、ハル・バリー、バリー・コーガン、モニカ・バルバロ、ジェニファー・ジェイソン・リー、ニック・ノルティ


クリス・ヘムズワースとマーク・ラファロ
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クリス・ヘムズワースときいてすぐ思い浮かぶのは、ロン・ハワードの快作『ラッシュ/プライドと友情』のあの好色なF1レーサーなのだけど、この『クライム101』で、ロサンゼルスの101号線沿いの悪人しか狙わない強盗を演じるクリス・ヘムズワースは、モニカ・バルバロ演じる犯罪とは無縁の女を食事に誘うのにもドキドキしてしまうシャイな男。「イエス」と返事が来たらホット安堵するような、『ラッシュ』とは真逆な役柄ですな。

そんなヘムズワースがとにかくキュートなのと、彼を追う刑事マーク・ラファロがこれまたいい顔と芝居を見せてくれるのでまったく退屈しないのだけど、最後のほうになってちょっと息切れしてきた。私は普通の人より体力がないから141分という上映時間が人より長く感じられた。

もしこの映画が100分以内に収まっていれば、おそらく同じ内容でもかなり面白かったんじゃないかと思われます。


MeToo運動
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MeToo運動を境にアメリカ映画がどんどん長くなっているとは巷間よく言われることですが、なぜそういうことになるかというと、MeToo運動で獄中にぶち込まれたハーベイ・ワインスタインはじめ、パワハラで訴えられたスコット・ルーディンなど有能なプロデューサーが追放されたからです。

有能なプロデューサーとは勇気をもって作品のために不要なシーンをばっさばっさと切れる人のことです。だからハリウッド映画は軒並み長くなった。

誤解しないでほしいのは、別にワインスタインを擁護しているわけではないのです。ハーベイ・ワインスタインなんかセクハラというよりレイプの常習犯でしょう? あんなの死ぬまで獄中でいい。

だから私が言いたいのは、スコット・ルーディンと、彼よりもっと軽いパワハラを犯した人はもう許してあげてもいいんじゃないの? ということです。部下に暴力をふるったりしていたようだけど、充分反省しているようだし、それならもう戻してあげてもいいんじゃないか。でないとアメリカ映画は長くなる一方です。

なんてことを考えながら見ていた『クライム101』、クリス・ヘムズワースとマーク・ラファロ以外には見るべきところがあまりなかったです。

妄言多謝









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