深田晃司監督作品とは知らず、完全スルーするつもりだった『恋愛裁判』。唐田えりかが出ていることも知って、見に行きました。(以下ネタバレあり)
『恋愛裁判』(2025、日本)

企画:深田晃司
脚本:深田晃司&三谷伸太朗
監督:深田晃司
出演:齊藤京子、倉悠貴、唐田えりか、津田健次郎
アイドルが所属事務所と取り交わした「恋愛禁止条項」に違反して彼氏を作っていたことが発覚し、事務所から裁判を起こされた実際の事件をモデルにしています。
そういう事件があったのはうすうす知っていたけど、実際にどのような判決が下りたとか詳しいことは知りません。
この映画では、
①某アイドルが中学時代の同級生と再会する
②二人は恋に落ちる
③事務所から訴えられる
④和解案をもちかけられるも主人公は応じず、逆に「恋愛禁止条項」は基本的人権と幸福権の追求を保障した憲法に違反すると逆裁判を起こす
⑤最後は勝訴? はっきりとは描かれないがそういう感じ
という流れになってますが、一番の問題は「ファン」の不在だと思います。
ファンの不在
確かにライブで大勢のファンが映りますし、主人公とは別のアイドルが恋愛禁止条項に違反したために殺されそうになったりしますが、あのファンなんてただの「記号」扱い。生身の人間として描出されていません。
生身の人間として彼氏を作ったアイドルのことをどう思うのか。SNSで「ファンへの裏切りだ」という文言がありましたけど、私にはそこがわからない。
結局、一生会えない人でしょう? そりゃ握手会とかで会えるんだろうけど、そんなの会ったうちに入らない。だから、好きなアイドルや女優が彼氏を作ったり結婚したりすると「裏切られた」「落ち込む」という感情が浮くのがわからない。永久にデートとかできない人じゃないですか。何を勘違いしてるんだろう。
だから恋愛禁止条項そのものの存在が怪しからんと思うわけで、主人公がそれは違憲だと裁判を起こすのはよく理解できるし、喝采も贈りたい。
ところが、最初事務所からのみ訴えられていたときは唐田えりかや主役・齊藤京子の証人尋問があったのに、違憲裁判のほうはまったくその内実が描かれず、どういう判決が下りたかもはっきり示さないという体たらく。はっきり言って怒りました。
あとはやはりファンですね。ファンがこの裁判をどう見たのか、判決に対する思いとかちゃんと描かなくていいんでしょうかね。ファンがいるから恋愛禁止条項があるわけでしょ。それならいっそのこと一ファンを主人公にして、彼の目から自分が推してるアイドルと事務所の泥沼裁判をどう見るかという映画にしたほうがよかったんじゃないか、と思います。
唐田えりか

唐田えりかは元アイドルでいまはマネージャーをやっている役で出ていました。
やはり彼女は目立つ。顔が好みというのもあるけど、何より背が高い。普通の背丈の女の子たちがいくら並んでも、高身長の唐田えりかはどうしても目立ってしまい、そっちに目が行ってしまう。
私は彼女のファンですが、東出昌大が再婚したように、彼女が誰かと結婚したとしてもガッカリなんてしません。「あ、そうなの」と思うくらい。
それを「裏切り」と捉えるなら、そう捉えるほうが間違っているし、そこらへんをもっと掘り下げてほしかった。
齊藤京子という元アイドルについてはよく知らないが、おととしのディズニードラマ『将軍/SHOUGUN』で真田広之の甘ったれた息子を演じた倉悠貴がすごくたくましくなっていたのはうれしい驚きでした。
最後に、「脚本」のクレジットが監督の深田さんで、「共同脚本」で三谷伸太朗という人がクレジットされてますが、これはこの記事の冒頭に記したように両方とも「脚本」として連名でクレジットされるべきではないかと思います。
『恋愛裁判』(2025、日本)

企画:深田晃司
脚本:深田晃司&三谷伸太朗
監督:深田晃司
出演:齊藤京子、倉悠貴、唐田えりか、津田健次郎
アイドルが所属事務所と取り交わした「恋愛禁止条項」に違反して彼氏を作っていたことが発覚し、事務所から裁判を起こされた実際の事件をモデルにしています。
そういう事件があったのはうすうす知っていたけど、実際にどのような判決が下りたとか詳しいことは知りません。
この映画では、
①某アイドルが中学時代の同級生と再会する
②二人は恋に落ちる
③事務所から訴えられる
④和解案をもちかけられるも主人公は応じず、逆に「恋愛禁止条項」は基本的人権と幸福権の追求を保障した憲法に違反すると逆裁判を起こす
⑤最後は勝訴? はっきりとは描かれないがそういう感じ
という流れになってますが、一番の問題は「ファン」の不在だと思います。
ファンの不在
確かにライブで大勢のファンが映りますし、主人公とは別のアイドルが恋愛禁止条項に違反したために殺されそうになったりしますが、あのファンなんてただの「記号」扱い。生身の人間として描出されていません。
生身の人間として彼氏を作ったアイドルのことをどう思うのか。SNSで「ファンへの裏切りだ」という文言がありましたけど、私にはそこがわからない。
結局、一生会えない人でしょう? そりゃ握手会とかで会えるんだろうけど、そんなの会ったうちに入らない。だから、好きなアイドルや女優が彼氏を作ったり結婚したりすると「裏切られた」「落ち込む」という感情が浮くのがわからない。永久にデートとかできない人じゃないですか。何を勘違いしてるんだろう。
だから恋愛禁止条項そのものの存在が怪しからんと思うわけで、主人公がそれは違憲だと裁判を起こすのはよく理解できるし、喝采も贈りたい。
ところが、最初事務所からのみ訴えられていたときは唐田えりかや主役・齊藤京子の証人尋問があったのに、違憲裁判のほうはまったくその内実が描かれず、どういう判決が下りたかもはっきり示さないという体たらく。はっきり言って怒りました。
あとはやはりファンですね。ファンがこの裁判をどう見たのか、判決に対する思いとかちゃんと描かなくていいんでしょうかね。ファンがいるから恋愛禁止条項があるわけでしょ。それならいっそのこと一ファンを主人公にして、彼の目から自分が推してるアイドルと事務所の泥沼裁判をどう見るかという映画にしたほうがよかったんじゃないか、と思います。
唐田えりか

唐田えりかは元アイドルでいまはマネージャーをやっている役で出ていました。
やはり彼女は目立つ。顔が好みというのもあるけど、何より背が高い。普通の背丈の女の子たちがいくら並んでも、高身長の唐田えりかはどうしても目立ってしまい、そっちに目が行ってしまう。
私は彼女のファンですが、東出昌大が再婚したように、彼女が誰かと結婚したとしてもガッカリなんてしません。「あ、そうなの」と思うくらい。
それを「裏切り」と捉えるなら、そう捉えるほうが間違っているし、そこらへんをもっと掘り下げてほしかった。
齊藤京子という元アイドルについてはよく知らないが、おととしのディズニードラマ『将軍/SHOUGUN』で真田広之の甘ったれた息子を演じた倉悠貴がすごくたくましくなっていたのはうれしい驚きでした。
最後に、「脚本」のクレジットが監督の深田さんで、「共同脚本」で三谷伸太朗という人がクレジットされてますが、これはこの記事の冒頭に記したように両方とも「脚本」として連名でクレジットされるべきではないかと思います。

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