(承前)
80年代アメリカ映画ベストテン!
90年代アメリカ映画ベストテン! 
2000年代アメリカ映画ベストテン!


いままで3つのアメリカ映画だけのベストテンを選んできましたが、今回で4つ目。すなわち「2010年代アメリカ映画ベストテン」です。

80年までと違い、90年代以降は見るべき映画がなくなったと嘆いたのはスコセッシですが、私も同意見。時代が下るごとに好きなアメリカ映画が減っていく。アメリカ映画だけでなく全体でもそういう傾向ですね。

だから、80年代では選ぶのに苦労しましたが、今回は結構らくちんでした。

存在を忘れてしまった映画もあろうかとは思いますが、まず以下のようなベストテンを選んでみました。この作品を忘れてるよ! ってなのがありましたら教えてください。

私が選ぶ「2010年代アメリカ映画ベストテン」は以下のとおりです。例によってアカデミー賞をもらったとか、批評家から絶賛を受けたとか、そういう「栄光」に与った作品は除外しています。



①ザ・プレデター(監督:シェーン・ブラック、2018)
②アトミック・ブロンド(監督:デビッド・リーチ、2017)
③マネーボール(監督:ベネット・ミラー、2011)
④レッド・スパロー(監督:フランシス・ローレンス、2018)
gifted/ギフテッド(監督:マーク・ウェブ、2017)
⑥ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(監督:マイケル・ショウォルター)
⑦LOGAN/ローガン(ジェームズ・マンゴールド、2017)
⑧フォードvsフェラーリ(監督:ジェームズ・マンゴールド、2019)
⑨フライト(監督:ロバート・ゼメキス、2012)
⑩イット・フォローズ(監督:デビッド・ロバート・ミッチェル、2014)


首位以外は順位に特に意味はありません。

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やはり2010年代の最高傑作は『ザ・プレデター』以外にありえません。死に場所を探す男たちの最後の悪あがきが異星人襲来によって解決する。撮影や編集も申し分なく、これ以上映画に何を望めばいいのかという感じ。(鑑賞時の感想は⇒こちら

②の『アトミック・ブロンド』は大方の賛辞をもらっていましたが(じゃあ除外するべきでは? いやいや入れたかったのです!)③『マネーボール』や④『レッド・スパロー』なんていろいろ難癖つけられてましたね。信頼する芝山幹郎さんですら週刊文春シネマチャートで『レッド・スパロー』に星ひとつしかつけてませんでしたし。ジェニファー・ローレンスが脱いでる映画としても記憶されるべきです!

⑤の『gifted/ギフテッド』はこんな天才が息子や娘にいたら大変だろうなと、フィクションとして見るというより、自分のこととして見れた稀有な作品です。『ビューティフル・マインド』の主人公も天才であるがゆえに心を病んでいたし、頭がよすぎるのも考えものですな。

⑥『ビッグ・シック』は主人公がイスラム教徒でその恋人がキリスト教徒。異教徒同士で家族が結婚に大反対。さて、どうする? というロミオとジュリエットな内容ですが、最後は厳しい現実を突きつけられました。主人公がムスリムといっても世俗派というのかな、神を信じてもいないし礼拝もしない、という設定が日本人の私には目新しくてよかった。

⑦『LOGAN/ローガン』は一点透視図法。すべての線がローガンの死という消失点(バニシング・ポイント)に向かって太くまっすぐ伸びている。これが1位でもいいかと思ったほど。

⑧『フォードvsフェラーリ』は⑦と同じくジェームズ・マンゴールドの作品。やはり私はマンゴールドが好きなのだな、と再認識しました。

⑩『イット・フォローズ』はホラーの新しい形。といっても10年前の時点では、の話ですが。最近のホラーをあまり見れてないので正確なことはわからない。でも「セックスすると感染するウイルス」というのはかなり恐いし、何より新しかった。


というわけで、2010年代のアメリカ映画ベストテン、いかがでしたでしょうか。楽しんでいただけたら幸いです。

次の2020年代のベストテンは6~7年後くらいに。










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