今日はテレビドラマとアニメのベストテンです。
映画は「新作」と「旧作」に分けて選びますが、テレビ作品はごった煮です。これも書籍と同じで面白かったのがちょうど10本しかなかったので簡単に選べました。
映画は「新作」と「旧作」に分けて選びますが、テレビ作品はごった煮です。これも書籍と同じで面白かったのがちょうど10本しかなかったので簡単に選べました。
①やまとなでしこ(脚本:中園ミホ&相沢友子、2000)
②しあわせは食べて寝て待て(脚本:桑原亮子&ねじめ彩木)
③ひらやすみ(脚本:米内山陽子)
④SPY×FAMILY3期(シリーズ構成:山崎莉乃)
⑤男の操(脚本:根本ノンジ&横幕智裕、2017)
⑥べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~(脚本:森下佳子)
⑦アドレセンス(脚本:スティーブン・グレアム&ジャック・ソールン)
⑧極悪女王(脚本:鈴木おさむ&池上純哉、2024)
⑨深川通り魔殺人事件(脚本:本田英郎、1986)
⑩かばん屋の相続(脚本:前川洋一)

さすがに25年も前の作品をベストワンに挙げるのは気が引けました。が、実際に一番面白かったのがこの『やまとなでしこ』だったのだから仕方がない。
当時加入していたネットフリックスが激推ししてくるので根負けして視聴したんですが、これがはまりにはまりまりました。言ってしまえば『銭ゲバ』の女性版ということになりましょう。極貧の少女時代を過ごしたがゆえに貧乏を憎む主人公は、最初から「金がすべてではない」とわかっている。でもそれを認めたくない。貧乏魚屋を営む堤真一との出会いからその頑なな心が氷解する展開と転回にはもう一気見するしかないと思うほどでした。
堤真一はこれでブレイクしたとか。なるほどね。
②③には特に何も起こらない、事件で話を転がさない、私の好きな日常系ドラマ。こういうの書いたことないけど難しいんでしょうね。去年の『団地のふたり』みたいな感じで、本当に何も起こらない。でも人物と人物の関係性は変わっていく。それがいい。
④には安定のアニメ。今年特によかったアニメはこれだけでしたが、『SPY×FAMILY』さえあればそれでいいと言いたくなるほど安定感抜群。あとどれぐらいで終幕なんだろう? 仮初めの家族が本物の家族になるにはあとどれだけのミッションをクリアしないといけないのか。気が遠くなる。原作者さん、頑張ってください。
⑤には原作ファンだけどドラマは未見だった業田良家先生の作品を。つんく作曲、業田先生作詞のあの演歌を聴くだけでも見る価値あり。
「今年のテレビドラマは『べらぼう』やね」とことあるごとに言っていたわりには、6位に収まりました。まぁ想像以上に豊作だったということ? そうではないような気がするが。横浜流星が好きなので見始めた『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』、大河ドラマで生まれて初めて最初から最後まで完走しました。ありがとう。来年の『豊臣兄弟!』は見る予定なし。
海外もので唯一入った⑦の『アドレセンス』。全4話と短いが、4話とも全編ワンショットで行くという野心に拍手を贈りたい。現場で働いていたとき、「絶対NGを出せないテイク」というのが何度もあって、この『アドレセンス』なんか全テイクそれですよね。その緊張感が素晴らしい。
ネットフリックスからはさらにもう一本、『極悪女王』を。ダンプ松本の半生や演じたゆりやんのことよりも、さらには肉体改造した唐田えりかや剛力彩芽のことよりも、何といっても仙道敦子演じるダンプの母親と彼女がどうしても別れられない夫(つまりダンプの父)との腐れ縁の描写がとても印象に残った。
⑨の『深川通り魔殺人事件』と⑩の『かばん屋の相続』は今日見ました。つまり、昨日まではベストに挙げる作品が8本しかなかったということです。だから豊作なんかじゃない。
『深川~』の大地康雄がすごかった。「俺は侍だ」という最後のセリフ、あのセリフをあのトチ狂った調子で言える役者はそうはいまい。
ずっと前、アメブロをやっていたときに懇意にさせていただいていた劇作家の方が、
「紙に書いたセリフは観念にすぎません。役者が魂を入れるのです」
と言っていて、脚本家志望で「セリフは脚本家が作るもの」と思っていた私の甘ったれた根性を叱咤してくれたのでした。
『やまとなでしこ』だって、あのシナリオがあれば誰が演じても誰が撮ってもそれなりに面白くなるんだろうけど、松嶋菜々子と堤真一というベストカップルがあったればこそ、あそこまでの名作になったんだと思います。
さて、明日から映画のベストテンです。今年のワースト・テレビドラマには『ホットスポット』(脚本:バカリズム)を挙げます。以上!
関連記事
2024テレビドラマ・アニメ ベストテン!
『やまとなでしこ』感想(銭ゲバ=松嶋菜々子に共感できるのはなぜか)
⑩かばん屋の相続(脚本:前川洋一)

さすがに25年も前の作品をベストワンに挙げるのは気が引けました。が、実際に一番面白かったのがこの『やまとなでしこ』だったのだから仕方がない。
当時加入していたネットフリックスが激推ししてくるので根負けして視聴したんですが、これがはまりにはまりまりました。言ってしまえば『銭ゲバ』の女性版ということになりましょう。極貧の少女時代を過ごしたがゆえに貧乏を憎む主人公は、最初から「金がすべてではない」とわかっている。でもそれを認めたくない。貧乏魚屋を営む堤真一との出会いからその頑なな心が氷解する展開と転回にはもう一気見するしかないと思うほどでした。
堤真一はこれでブレイクしたとか。なるほどね。
②③には特に何も起こらない、事件で話を転がさない、私の好きな日常系ドラマ。こういうの書いたことないけど難しいんでしょうね。去年の『団地のふたり』みたいな感じで、本当に何も起こらない。でも人物と人物の関係性は変わっていく。それがいい。
④には安定のアニメ。今年特によかったアニメはこれだけでしたが、『SPY×FAMILY』さえあればそれでいいと言いたくなるほど安定感抜群。あとどれぐらいで終幕なんだろう? 仮初めの家族が本物の家族になるにはあとどれだけのミッションをクリアしないといけないのか。気が遠くなる。原作者さん、頑張ってください。
⑤には原作ファンだけどドラマは未見だった業田良家先生の作品を。つんく作曲、業田先生作詞のあの演歌を聴くだけでも見る価値あり。
「今年のテレビドラマは『べらぼう』やね」とことあるごとに言っていたわりには、6位に収まりました。まぁ想像以上に豊作だったということ? そうではないような気がするが。横浜流星が好きなので見始めた『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』、大河ドラマで生まれて初めて最初から最後まで完走しました。ありがとう。来年の『豊臣兄弟!』は見る予定なし。
海外もので唯一入った⑦の『アドレセンス』。全4話と短いが、4話とも全編ワンショットで行くという野心に拍手を贈りたい。現場で働いていたとき、「絶対NGを出せないテイク」というのが何度もあって、この『アドレセンス』なんか全テイクそれですよね。その緊張感が素晴らしい。
ネットフリックスからはさらにもう一本、『極悪女王』を。ダンプ松本の半生や演じたゆりやんのことよりも、さらには肉体改造した唐田えりかや剛力彩芽のことよりも、何といっても仙道敦子演じるダンプの母親と彼女がどうしても別れられない夫(つまりダンプの父)との腐れ縁の描写がとても印象に残った。
⑨の『深川通り魔殺人事件』と⑩の『かばん屋の相続』は今日見ました。つまり、昨日まではベストに挙げる作品が8本しかなかったということです。だから豊作なんかじゃない。
『深川~』の大地康雄がすごかった。「俺は侍だ」という最後のセリフ、あのセリフをあのトチ狂った調子で言える役者はそうはいまい。
ずっと前、アメブロをやっていたときに懇意にさせていただいていた劇作家の方が、
「紙に書いたセリフは観念にすぎません。役者が魂を入れるのです」
と言っていて、脚本家志望で「セリフは脚本家が作るもの」と思っていた私の甘ったれた根性を叱咤してくれたのでした。
『やまとなでしこ』だって、あのシナリオがあれば誰が演じても誰が撮ってもそれなりに面白くなるんだろうけど、松嶋菜々子と堤真一というベストカップルがあったればこそ、あそこまでの名作になったんだと思います。
さて、明日から映画のベストテンです。今年のワースト・テレビドラマには『ホットスポット』(脚本:バカリズム)を挙げます。以上!
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