ちょっと前の土曜夜『情報7days ニュースキャスター』で、普段は司会の安住さんと総合司会の三谷幸喜さんが無駄話をする幕開けなんですが、なぜか安住さんはおらず、代わりに「日曜劇場」に主演している松本潤が安住さんの代わりに三谷さんとやりとりをするという珍しいものを見ました。

ド緊張しているという松潤でしたが、難なく大役をこなしていました。
冒頭以外でも、安住さんが司会の位置に戻ってきても、いつもなら専門家が二人なのに、あの日は専門家が薬学教授で脳研究者の池谷裕二さんだけで、松潤はコメンテーターの位置にいて、最後までこれまた大役をこなしたのでした。
そんな松潤に三谷さんは感慨深く、
「何か、ちゃんとしてるね」
と言ったのです。あれは胸に沁みたというか、私もいろんな人が挨拶したり、謙遜したり、お礼を言ったりしているのを見て、「みんなちゃんとしてるなぁ」と思うことが多いのでね。いや挨拶はしますよ、もちろん。でも、三谷幸喜みたいに何か嘘臭い挨拶になっちゃうんですよ。

「ちゃんとしてるね」
これは最近、元ザ・ブルーハーツで現ザ・クロマニヨンズのボーカル・甲本ヒロトが、映画『孤独のグルメ』を監督した俳優・松重豊(そのプロモーション動画でした)に言っているのも聞きました。
普段はユーチューブって、サッカーのダイジェスト&解説動画、映画の予告編、昭和歌謡の動画くらいしか見ないんですけど、このときは何か私のアカウントに「これがオススメ」と流れてきたんですね。
甲本ヒロトと松重豊はデビュー前から40年来の友人らしく、俳優になる前の松重豊は監督を目指して8ミリ映画を撮っていたとか。で、その8ミリ映画に甲本ヒロトを主演俳優として迎えたはいいけど、資金ショートしたため撮影済みのものも一部しか現像しておらず、現像もしてないフィルムも残っていると見せてくれました。
二人は本当に仲がいいらしく、甲本ヒロトが『孤独のグルメ』の松重豊を「とにかくお芝居がうまい!」と唸るなど、へぇ、こんなこと言うんだな、と思ったり。
で、松重豊が「どうぞみなさん、『孤独のグルメ』よろしくお願いします」みたいなことを言うと、甲本が感慨深く、
「ちゃんとしとんな、豊」
「何もちゃんとしとらんよ」
と方言で笑ってましたが、これも私には刺さりました。

「サラリーマン」というのは、映画業界でははっきり「差別語」です。
「おい、おまえサラリーマンになりたいんか。ちゃんと仕事せえ」
「あいつはサラリーマンやで」
みたいに先輩たちが使ってました。
でも、あれは「憧れ」の裏返しだったのではないか。
無精ひげを生やしていても仕事さえできればOK。
酒を浴びるように飲んですごい二日酔いでも仕事さえできればOK。
サラリーマンのようにちゃんとしてなくても仕事さえできればOK。何しろ「やくざ」だから。
昔のやくざが堅気の人間のことをどう思っていたか知りません。でもやっぱり、軽蔑しながらも憧れを抱いていたのではないか。
専門学校時代に録音の先生から聞いた話があります。その先生は大映末期の録音現場を支えていたそうですが(もう亡くなっているでしょう)、喫茶店で同僚たちとお茶を飲んでいたら近くにいたやくざたちと喧嘩になって、勝ったと。
「それって皆殺しに遭っていた可能性ありますよね」
と私が訊くと、先生は薄い笑みを浮かべ答えました。で、納得しました。
「昔のやくざは、堅気の人間相手にドスを抜くようなまねは絶対しなかった」


ド緊張しているという松潤でしたが、難なく大役をこなしていました。
冒頭以外でも、安住さんが司会の位置に戻ってきても、いつもなら専門家が二人なのに、あの日は専門家が薬学教授で脳研究者の池谷裕二さんだけで、松潤はコメンテーターの位置にいて、最後までこれまた大役をこなしたのでした。
そんな松潤に三谷さんは感慨深く、
「何か、ちゃんとしてるね」
と言ったのです。あれは胸に沁みたというか、私もいろんな人が挨拶したり、謙遜したり、お礼を言ったりしているのを見て、「みんなちゃんとしてるなぁ」と思うことが多いのでね。いや挨拶はしますよ、もちろん。でも、三谷幸喜みたいに何か嘘臭い挨拶になっちゃうんですよ。

「ちゃんとしてるね」
これは最近、元ザ・ブルーハーツで現ザ・クロマニヨンズのボーカル・甲本ヒロトが、映画『孤独のグルメ』を監督した俳優・松重豊(そのプロモーション動画でした)に言っているのも聞きました。
普段はユーチューブって、サッカーのダイジェスト&解説動画、映画の予告編、昭和歌謡の動画くらいしか見ないんですけど、このときは何か私のアカウントに「これがオススメ」と流れてきたんですね。
甲本ヒロトと松重豊はデビュー前から40年来の友人らしく、俳優になる前の松重豊は監督を目指して8ミリ映画を撮っていたとか。で、その8ミリ映画に甲本ヒロトを主演俳優として迎えたはいいけど、資金ショートしたため撮影済みのものも一部しか現像しておらず、現像もしてないフィルムも残っていると見せてくれました。
二人は本当に仲がいいらしく、甲本ヒロトが『孤独のグルメ』の松重豊を「とにかくお芝居がうまい!」と唸るなど、へぇ、こんなこと言うんだな、と思ったり。
で、松重豊が「どうぞみなさん、『孤独のグルメ』よろしくお願いします」みたいなことを言うと、甲本が感慨深く、
「ちゃんとしとんな、豊」
「何もちゃんとしとらんよ」
と方言で笑ってましたが、これも私には刺さりました。

「サラリーマン」というのは、映画業界でははっきり「差別語」です。
「おい、おまえサラリーマンになりたいんか。ちゃんと仕事せえ」
「あいつはサラリーマンやで」
みたいに先輩たちが使ってました。
でも、あれは「憧れ」の裏返しだったのではないか。
無精ひげを生やしていても仕事さえできればOK。
酒を浴びるように飲んですごい二日酔いでも仕事さえできればOK。
サラリーマンのようにちゃんとしてなくても仕事さえできればOK。何しろ「やくざ」だから。
昔のやくざが堅気の人間のことをどう思っていたか知りません。でもやっぱり、軽蔑しながらも憧れを抱いていたのではないか。
専門学校時代に録音の先生から聞いた話があります。その先生は大映末期の録音現場を支えていたそうですが(もう亡くなっているでしょう)、喫茶店で同僚たちとお茶を飲んでいたら近くにいたやくざたちと喧嘩になって、勝ったと。
「それって皆殺しに遭っていた可能性ありますよね」
と私が訊くと、先生は薄い笑みを浮かべ答えました。で、納得しました。
「昔のやくざは、堅気の人間相手にドスを抜くようなまねは絶対しなかった」


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