さて、新ドラマとアニメの感想、後半戦です。


『前橋ウィッチ―ズ』(アニメ)
『虎と翼』の吉田恵里香さんがシリーズ構成と脚本ということで見てみたんですが、うーん、これはどうやら見たのが間違いだったようですね。

前橋という地元を舞台に魔女として覚醒したい女子たちを描くんですが、完全に若い女の子向けでしょう。脚本家の名前で選ぶのもたまには間違うんだな、と思いました。


『夫よ、死んでくれないか』(連続ドラマ)
磯山さやかが出てるので見てみました。が、何だかあまりに夫どもが最低すぎますね。

このブログで何度も言ってることですが、「善と悪」の対立ではなく「善と善」の対立にすべきです。善人という意味ではなく、その人の言い分に納得できるという意味。

塚本高史が磯山さやかに「俺が稼いだ金でパーティー行ってうまかったか?」とかいうのは、ただの下衆の言い分ですよね。磯山さやかが(安達祐実でも相武紗季でもいいが)過去に何か夫にひどい言動をしたからああいう物言いをするというならわかります。でも、そういうの何もないですよね。

連続ものだからあとでそういう情報が出てくる? いやいや、そういう大事なことは最初に提示してくれないと困ります。誰にも感情移入できない。

女たちの言い分を立たせるために夫たちを最低最悪の人間に設定しているとしか思えません。1話でリタイア。


『ゲレンデ飯』(連続ドラマ)
山本美月が出てるので見てみました。

うーん、、、これはどうやらあの『孤独のグルメ』の若い人・恋人版みたいな感じですかね。私はあの『孤独のグルメ』の良さがわからない人間なのでねぇ。。。

ゲレンデまで行くのにスキーをせずに舌鼓を打つだけ。というのはとてもいい設定だと思います。

でも、そこに何らかのドラマ=葛藤がないとつまらないと感じる人間なのでここでリタイアです。山本美月と白濱亜嵐の恋模様が絡んでくるんでしょうけど、たった30分なのにこの心理的長さはいただけません。

何だか今季は「1話でリタイア。」みたいなことばかり言ってるなぁ。女優で選びすぎか。さあ次は真打ち登場と言っていいか。


『キャスター』(連続ドラマ)
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阿部寛と永野芽郁共演の「日曜劇場」ということで見てみました。

なるほど、永野芽郁は阿部寛キャスターに叱り飛ばされてばかりの新人ADとかなのかな、と思ってましたが、バラエティー部門ですでに名を成し、報道部門に来た総合演出の人なんですね。大人になったなぁ。ついこの間まで学生の役とかでしたが。

それはともかく、「スクープを取らないならニュース番組とは言えない」を合言葉にしようと先走り感ありありなキャスターを阿部寛が演じているんですが、ん? ちょっと何やらおかしくないですかね。

彼は1982年の航空自衛隊機が山中に墜落した事件で父親ほかを亡くしている設定。そしてまだ詳述はされませんが、娘との間にも葛藤がありそう。そう、過去がありいまがある普通の「人間」です。

ところが、あのJBNというテレビ局の中では完全に「モンスター」ですよね。これまでずっとキャスターをやって来たのだから、会長の肝煎りでキャスター就任したのはいいけど、他局でどれほどの身勝手なふるまいしたか、あるいは、スクープをとる実力など業界ではかなり有名なはずなのに、みんな阿部寛キャスターに関してあまりにも無知です。つまり、JBNでは彼は「過去のない男」に設定されているのです。ハンニバル・レクターのような。

この中途半端感は何でしょう。一人の「人間」でありながら、職場でだけ「モンスター」。いや逆か。職場では「モンスター」なのに、私生活ではごく普通の「人間」。萎えます。阿部寛も永野芽郁も好きだから次は見ますが、そこでやめるかもしれません。

2話を見ました。なるほど、大谷翔平と水原一平の話をアレンジして、と。これは見ごたえがありました。ただ、阿部寛の過去にある何かが気になってしょうがない。その正体がわかるのは最終回でしょうが、また『御上先生』みたいに最後まで見てゲンナリなんてことにならなきゃいいですがね。


『恋は闇』(連続ドラマ)
岸井ゆきのが出てるので見てみました。

彼女が演じるのは、報道部異動を熱望しながら情報バラエティを仕方なくやっているテレビマン(『キャスター』の永野芽郁と真逆ですな)。上司の田中哲司から「お前はつまらない奴だからつまらないVしか作れない。もっと面白いストーリーを! 創作しろって言ってんじゃないんだよ。見せ方の問題なんだ」とばかり言われている。

取材で知り合った設楽という名の有名なフリーライター(志尊淳)のイケメンぶりに惚れかかってしまうが、彼こそいま追っている事件の真犯人ではないかと疑い始める。

という内容で、報道部異動を熱望しているが叶わないとか、上司からつまらないVしか作れない奴だと叱られるとか、何だか既視感ばかり。そこへすぐそばの人間が真犯人ではないかという、これまた既視感。

特に次回も見てみたいとは思わないので、ここでリタイア。


『Dr.アシュラ』(連続ドラマ)
松本若菜が出てるので見てみました。彼女が演じる医師の特徴は、

①天才医師である
②患者の命を救うためなら自分の命を危険にさらすのも厭わない

これに③モグリの医師である、を付け加えれば、あの手塚治虫の『ブラックジャック』ですよね。

これも既視感ばかり。それに所属している病院が救急科をなくそうとしていて、松本若菜は外科に配置替えとなるというのが1話の結末。サラリーマンものでもあるわけですね。興味なし。1話でリタイア。


『あなたを奪ったその日から』(連続ドラマ)
北川景子が出てるので見てみました。というのは不正確で、半分も見れていません。母親が入院したのもあってか違うのかよくわかりませんが、最近あまり体調がよくありません。

この作品はだから途中で眠ってしまったんです。録画はしてますが再見する気力が湧いてきません。

いつだったか、テオ・アンゲロプロスの『エレニの旅』とはいい出会い方ができなかったと言って蓮實重彦が同作をベストテンから排除したときがありましたが、あれと一緒。今回の北川景子とはいい出会い方ができなかった。それに尽きる。


というわけで、前季から続けて見ている『べらぼう』(面白い!)を除くと、2話以降も見ているのは『キャスター』と『しあわせは食べて寝て待て』だけという、最近では珍しい大凶作です。

ま、体調がよくないから良しとしようか。映画もほとんど見れてませんし。


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