①『ゆとりですがなにか インターナショナル』(2023)

409f35c6844c5e5f

いまから9年前に連ドラとして作られたクドカン脚本の『ゆとりですがなにか』の映画版。2年前の公開ですが、当時私はかなり体調が悪く、というか、極度に体力が落ちていて、見に行けなかった。U-NEXTでレンタル配信が始まったとき見ようと思ったのだけど、世間的な評判があまりに悪いので、見放題になってからにしようと思って自重。

でも、この度WOWOWで放送されたので見てみたら、これが結構面白い。そりゃテレビのディレクターが作ってるのだからテレビ的な演出がなされていて、根っからの映画好きや映画監督志望の人は非難したりするのだろうけど、私は脚本家志望者だったので、クドカンの発想と技、そして何より取材量に感嘆しきり。

蓮實重彦が、「同時代的な感性を信用してはならない」と昔いってたけど、その通りだと思う。同時代的な感性とはつまるところ、「リアルタイムの世間的な評判」ということ。この映画は将来必ず再評価されると思う。


②石破総理
20241228s10041000159000p_view

少数野党になっても頑張る石破さん。予算案も修正が三度目だとか。

今回の修正は、高額医療費について。がん患者とかが「殺されるに等しい」と批判していて、それを呑んだ形。これを自民党や公明党から「二転三転している」と非難されるのはわかる。

でも、弱者の声を聞いたってことなんだから、それでいいんじゃないの? 圧倒的不利と伝えられる参議院選挙で少しでも議席を獲得したい、つまりは「選挙対策だ」と大手メディアが批判するのが私にはわからない。

選挙対策という不純な理由でも、それが国民のためになるのなら喜ぶべきことだと思う。動機に純も不純もない。

かつて、ホームレスなど生活苦の人にポケットマネーで雑炊などを振る舞う慈善事業をしていた杉良太郎が、テレビのレポーターから「これって売名行為じゃないですか?」とマイクを突き付けられたときの答えが振るってた。

「ええ、売名行為ですよ。あなたもやってごらんなさい。気持ちいいから」

私は貧しいので、国境なき医師団に3か月に1回500円だけの寄付をしているけれど、「それって節税のためじゃないですか?」と言われたことがある。仮に節税のためであっても~~動機に純も不純もないと答えたが、杉良太郎が言うように、気持ちいいんですよね。ただで見知らぬ人にお金をあげるのって。

何だかんだと御託ばかり並べて何もしない人より私のほうがよっぽど偉いと思っている。

話がだいぶそれたが、新聞やテレビ局は、石破にいったいどうしてほしいんでしょうね。だから「オールドメディア」なんて揶揄されるのでは?


③花粉症

E6B7BBE4BB98

昨日くらいから花粉が飛び始めて、症状がひどい。今年は花粉の量が多いとは聞いていたが、ここまでとは。

アレルギーはなぜなるのかはっきりした原因がまだよくわかっておらず、「思い込みで発症する」というウソのような説も結構有力らしい。

だから、私は去年まで10年くらい、「これは風邪のマスク」と自分に思い込ませてマスクを着けていた。その「思い込み作戦」でこの10年何とかなった。しかし、それでは手にあまるほど今年は花粉の量が多いみたいで、10年ぶりに鼻炎カプセルを購入。点鼻薬も。これで何とかなってほしいが、効き目が薄い。

そういえば、1か月くらい前に『あしたが変わるトリセツショー』で、鼻炎カプセルは花粉が飛び始めるずっと前から飲んだほうがいい、と石原さとみが言っていた。

確かに、20年くらい前、いまよりはるかにお金をもっていたときは耳鼻科に行っていたのだけど、1月の下旬くらいから飲んだくださいと言われてたっけ。他にもトリセツショーはためになることを言ってたような気がするけど、石原さとみの異常な可愛さに見とれていたので内容があまり頭に入ってこなかった。第2子を妊娠ですって。ふうん。


ishiharasatomi2 (2)


④母、スマホ教室へ
母が最近、区役所主催のスマホ教室に行ってきたとか。もっと早く行けばいいのに、と思わないでもないけど、「結構わかった」と言っていたので良しとしよう。

あまりにもスマホやパソコンなどに苦手意識をもちすぎなんですよね。スマホもiPadもパソコンも同じものだといったら驚いていた。

そういえば、いま流行りの生成AIも、電卓も結局は同じものですよね。同じものというか、どちらもできるのは、四則演算、つまり、足し算、引き算、掛け算、割り算の四つだけ。その計算スピードが速いか遅いかだけの違い。パソコンもAIだし、電卓だってAI=人工知能。電卓をたたくようにスマホをいじればいいと思う。それと同じように、AIを恐れる必要なんかないと思う。電卓を恐れる人がいますか?

「こんなのはおもちゃだから、できるだけ遊んだほうがいい。ここを押したらどうなるとか。思ったのと違えば元に戻ればいいだけ」

と、母に何度言ったか知れない。でも苦手意識をもちすぎて遊べない。

内田樹先生の言葉を使えば、母は「スマホやiPadはすごく難しい」というところに「居着いて」しまってるんですね。体が硬くなってるんだと思う。肩の力をぬいて電卓だと思えばいいんだけどな。





このエントリーをはてなブックマークに追加