今年もやってきましたアカデミー賞授賞式。山火事のために中止せよと主張する人もいましたが、無事に開催されるようです。(参照記事⇒アカデミー賞中止論について(スティーブン・キングの言うことなんか無視せよ)

では、私メの予想を下記に記します。


作品賞:『ANORA アノーラ』
監督賞:ショーン・ベイカー『ANORA アノーラ』
主演男優賞:レイフ・ファインズ『教皇選挙』
主演女優賞:マイキー・マディソン『ANORA アノーラ』
助演男優賞:キーラン・カルキン『リアル・ペイン 心の旅』
助演女優賞:ゾーイ・サルダナ『エミリア・ペレス』
脚本賞:『ANORA アノーラ』
脚色賞:『教皇選挙』
撮影賞:『ノスフェラトゥ』
美術賞:『ウィキッド ふたりの魔女』
作曲賞:『ウィキッド ふたりの魔女』
編集賞:『エミリア・ペレス』
録音賞:『エミリア・ペレス』
衣裳デザイン賞:『ウィキッド ふたりの魔女』
視覚効果賞:『デューン 砂の惑星 PART2』
歌曲賞:「Never Too Late」in『エルトン・ジョン:Never Too Late』
メイキャップ&ヘアスタイリング賞:『ウィキッド ふたりの魔女』
国際長編映画賞:『エミリア・ペレス』
長編アニメーション映画賞:『野生の島のロズ』
長編ドキュメンタリー映画賞:『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』



というわけで、『ANORA アノーラ』『ウィキッド ふたりの魔女』『エミリア・ペレス』の3作品が4部門受賞で並ぶというのがこの予想の肝です。

才人ショーン・ベイカーがもし本当にオスカー戴冠となるとうれしいかぎりですが、彼には「無冠の帝王」でいてほしかったという気持ちもあり、複雑。でも、やはり作品、監督、脚本のビッグ3の受賞はまず間違いないんじゃないでしょうか。見てから予想しようと思ってましたが、意外なことに139分もあるらしく、体力的にきついので配信で見ることにしました。残念。

さて、『ANORA アノーラ』のマイキー・マディソンが主演女優賞と予想しましたが、俳優組合賞はデミ・ムーアなんですよね。でも、過去にカンバックした俳優でオスカーにノミネートされた人に、ミッキー・ローク、スタローン、グレン・クローズなどがいますが、みんな獲れなかったじゃないですか。デミ・ムーアは同じ世代なので頑張ってほしいし、獲れるチャンスももちろんあると思うけど、私はマイキー・マディソンで。

俳優組合賞を獲ったといえば、『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』のティモシー・シャラメがいます。これも上映時間が長いので見に行く予定はありません。だからよくわからないけど、もうこれが最後のチャンスと言っていいレイフ・ファインズの戴冠を希望します。そう、これは予想ではなく希望。

予想した作品・人物で唯一見ているのが『リアル・ペイン 心の旅』のキーラン・カルキン。確かによかったけど、その年のベストを争うほどの芝居とは思えなかった。でも、前哨戦は圧勝というかほぼ全勝なのでこの予想です。

撮影賞候補の予告編を何本か見ましたが、『ノスフェラトゥ』が一番いいライティングをしていたと思うのでこの予想。次点には『エミリア・ペレス』を。ま、いい仕事をしているから必ずしも受賞できるわけじゃないですけどね。最優秀賞は俳優とか録音技師とか撮影の素人も投票しますから。

美術・衣裳は『ウィキッド ふたりの魔女』で決まりかと。華やかなものが獲りやすい部門です。

歌曲賞は、『エミリア・ペレス』の2曲の間で票が割れると見ました。そこで漁夫の利を得るのは、『シンシン』かと思わせて、一番メロディアスな曲を聴かせてくれたエルトン・ジョンに行くビッグサプライズが起こってスタンディングオベーションというのが私メの予想です。

アニメは、『flow』というラトビアの作品に獲ってほしいけど、やっぱり『野生の島のロズ』なんでしょうね。見てないけど。

というわけで、NHKで生放送があるようで、熱烈なファンのみなさんにはよかったですね。私も生で見ますが、生放送・生配信がなかったら別にそれでいいという感じ。昔みたいな熱がなくなった。

いずれにしても、ショーン・ベイカーが監督賞を獲ってくれたらそれでもうお腹いっぱいです。獲らせろ!




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