大谷翔平の通訳・水原一平氏がドジャースを解雇されて早くも1週間以上たちます。今日はドジャースのホーム開幕戦で、大谷は3安打の大活躍だったそうですが、きな臭さがあるなかでなので素直には喜べませんね。


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そりゃ、先日声明を出したように、大谷自身が違法賭博に手を出していたなんて少しも思いません。あれは全部本当だろうし、だから、少なくとも大谷が罪に問われることはないだろうし、永久追放なんてこともないでしょう。

ただ、いまだに「きな臭い」のはやはり、水原氏がどうやって大谷の口座にアクセスできたのか、ですよね。これについては捜査側から待ったがかかったので言えなかったということらしいですが、大谷の主張が本当なら「彼が勝手に僕の口座にアクセスし」ということなので、口座にアクセスできる権限は与えていなかったわけですね。だから横領ではなく「窃盗」の容疑で告発したと。辻褄があってる。

不法なやり方で水原氏がアクセスしたのは明白ですが、問題は不法なやり方で、つまり大谷のあずかり知らぬところでアクセスできたということでしょう。しかもそれにまったく気づかかなった。


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何でも、過去に通訳を雇っていたスポーツ選手の話では、向こうでは何でもかんでも英語だから、大谷が自身の口座の開設時にも水原氏がついていき、パスワードとか必要な情報を聴いている可能性もある、と。いやいや、それは論外でしょ、と思う。いくら親友でもめっちゃ高額な金の入っている口座のパスワードを教えるだろうか、と。

それぐらい信頼していた、ということなのかもしれないけど、日本円で6億8000万円が盗まれたとされる事件で、つい最近まで気づかなかったとということも含めて、大谷の問題はここにあると思う。



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かつて「高校なんか行きたくない。将棋のことだけ考えていたい」と言っていた藤井聡太は、師匠をはじめ周囲の説得もあり、高校へ進学しました。その後、卒業の一歩手前で中退してしまいましたが、2年半あまりの遠回りをしたからこそ八冠になれたんじゃないかと思います。そのときに書いた日記がこちら⇒藤井聡太の高校進学を寿ぐ(中学時代の同級生はいま)

上の記事にも書いたように、日本ではなぜか、学校の勉強をガリ勉するのは「いけないこと」とされるのに、将棋やスポーツなどのガリ勉はほめそやされるんですね。

大谷も野球のガリ勉ですよね。「大きな野球少年」と周囲がもてはやす。やはり、それはおかしいのでは?

結果、6億以上の金を盗まれても気づかない人間になってしまった。しかも送金額があまりに巨額だし、送金された相手も相手なので、水原氏より大谷のほうがアメリカでは疑われてしまっていますしね。「大谷は経済面ではウスノロだった」なんて手厳しい記事も見ました。

こんなこと言ってる私自身、大谷の「大きな野球少年」の面をもろ手を挙げて絶賛していたタイプなのであまり大きなことは言えませんが、それでも、こういう事態になっても、それでも、大谷に大きな野球少年のままでいてほしいという論調が支配的なのは絶対おかしいし、改めないといけないと思います。

いまだに子どもっぽいといわれる私ですら、金のことでは親ですら信用してませんよ。一人暮らし時代に誰にも騙されず、誰からも一円も盗まれなかったのは、そういう常識をわきまえていたからかなと、いまになって思います。

大谷もさすがにもう金のことでは誰も信用しないと思いますが、ちょっと遅きに失した感じかなぁ、と。




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