冬ももうすぐ終わりそうですが、2月に始まったテレビドラマについて見た順に感想をつらつらと。(以下ネタバレあります)


『お別れホスピタル』
岸井ゆきのが好きなので見始めたんですが、うーん、これはどうなんでしょうね。好評だとも聞きましたが、私は買いません。

第一話のサブタイトルは「死ぬってなんだろう」。

最近読んだ何かの本に、「死を怖がるのではなく、死そのものについて考えろ。メメント・モリ」と書いてありましたが、それについては賛同するし、この『お別れホスピタル』を見ても感じたことではありますが、最近の映画やテレビドラマでありがちな、全体的なユルさが好きになれません。

話の関節を折る、それはわかります。でも、死とかほとんどの人が死ぬまで出られない病室という切羽つまった題材で、それは違うんじゃないかしら。岸井ゆきのが善戦しているだけに残念です。


『舟を編む ~私、辞書つくります~』
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これは映画版同様、素晴らしい出足だし、素晴らしい展開へと発展しそうです。原作読んでみようかな。

何より池田エライザが素晴らしい。もともと不器用な役者だと思っていたけど、ここへ来て、グッとうまさを身につけた感じがします。

辞書やちょっとした言葉の数々に、いちいち熱くなる大人たちって、何か大谷翔平を語るときの大人と同じで、「体の大きな子ども」って感じ。いいなぁ、ああいうの。

「なんて」を連発して周囲を軽視していたのを自覚した池田エライザが今後どうなるのか、映画の松田龍平にそういう設定があったかどうか、完全に忘れてるので、まっさらな状態で楽しめそうです。

辞書が完成するのは一緒でしょうけど。(笑)


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池田エライザ 生写真
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