年の瀬恒例のベストテン行事。今日はテレビドラマとアニメのベストテンです。

体力がなくてあまり映画館へ行けなかったぶん、テレビドラマはたくさん見ました。WOWOWを解約してU-NEXTに入ったりもしたのでよけいにね。

とはいえ面白いものは案外に少なく、ベストテン候補に残っていたものもちょうど10本で、順位以外に何も考えなくてよかった。

では行きましょう。お尻に年号を書いてないものが今年の作品です。


①ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男(脚本:マイケル・トルキンほか、2022)
②SPY×FAMILY(シリーズ構成:古橋一浩、2022)
③ミワさんなりすます(脚本:徳男浩司)
④僕の心のヤバイやつ(脚本:花田十輝)
⑤パパとなっちゃんのお弁当(脚本:池田テツヒロ)
⑥ケンシロウによろしく(脚本:バカリズム)
⑦0.5の男(脚本:牧五百音&沖田修一)
⑧コタツがない家(脚本:金子茂樹)
⑨今日からヒットマン(脚本:オークラ&山浦雅大)
⑩Jimmy ~アホみたいなホンマの話~(脚本:山浦雅大&麻倉圭司、2018)


①は、泣く子も黙る名作映画『ゴッドファーザー』の製作舞台裏を、プロデューサーのアルバート・S・ルディを主人公に描くバックステージもののこれまた名作。ハリウッドは連続ドラマをやらせても世界一すごいんだなと驚嘆。どこを切っても血が出る「ドラマ=劇」とはまさにこのことでしょう。

②の『SPY×FAMILY』は先日いったん終わったシーズン2ではなく、去年のシーズン1全25話を挙げます。シーズン2は面白くなかったですよね? アーニャの出番が少なすぎるし。ヨルさんばかり。ロイドすら出てこない。ってそれじゃあオペレーション:ストリクスも進展がない。つまらない。
でもシーズン1は無類の面白さでした。これもU-NEXTで。配信さまさま。

過去作品を2トップに選ぶのはちょいと躊躇したけど、しょうがない。実際、面白かった順番はこの通りなんだから。

③から⑤は今年の作品を代表する顔ですな。『パパとなっちゃんのお弁当』は、『ZIP!』の中で放送されていたミニドラマなので知らない人も多いんでしょうが、いまはTverで手軽に見れるしよかった。あれは配信のほうへ視聴者を誘導しようという作戦なんでしょうね。いまや視聴率よりそっちのほうが大事みたい。

それはさておき、『なっちゃん』には當真あみといういま一番伸び盛りな女優が出ていて、それが一番の見どころでした。藤木直人のお父さん役も大変美味。平泉成にかつてのパワーがなくなっていたのが心配。

さて、⑥から⑨も今年の作品を代表する顔といいたいところですが、確かに面白かったし、早々と完走を確信させてくれた作品群なのだけど、どれも共通するのが「最終回の残念さ」。残念度の薄いものから並べてます。

⑩はもう5年も前にネットフリックスがジミー大西の伝記ものを作っていたのを初めて知りました。めちゃ面白かったわけじゃないけど、それなりの面白さ。さんまが言っていた通り、各回のお尻に、さんまとジミーのトーク(というかほとんど全部さんまが喋ってるのだが)は不要だと思う。頭はあってもいいと思ったが。

④の『僕の心のヤバイ奴』のシーズン2が早くも来年頭から始まるとかで期待してます!

さて、同じく年末恒例のワーストですが、あえてバカリズム脚本が高く評価されている『ブラッシュアップライフ』を選びます。キーワードは「哲学」です。「本音」です。「政治的正しさ」などどうでもいいのです。詳しくは以下の記事を参照してください。

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