圧迫骨折の憂き目に遭った母は、順調に回復し、外を散歩できるまでになりました。私と手をつないでないと不安でしょうがないらしいが、立ったり座ったりも満足にできなかったころに比べると天国のようです。

怪我の回復具合はいいとしても、どうしても風呂に入りたいという母のために二週間前に要介護認定の申請をしたのですが、今日はこれについて文句を言いたい。


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登場人物
Aさん……神戸市外郭団体職員
Bさん……介護福祉施設職員、いわゆるケアマネージャー
Zさん……要介護認定の調査員


Aさんの神戸市外郭団体職員というのは、神戸市から委託を受けている民間会社らしく、私の主治医から「申請を代行してくれる業者があるよ」と教えてもらったところ。申請の代行は無料でやってくれたし、いろいろ心配はしてくれたけど、問題はAさんとBさんのつながりですな。

Bさんによると、神戸市外郭団体職員と介護福祉施設は事務所が隣り合ってるらしく、かなり懇意らしい。というか、ほとんど一体なのかな。ズブズブの関係? そのへんはよく知りません。少なくとも密に連絡を取り合ってる様子。

の割には、連絡が遅いのですよ。

まず、2週間前の月曜日に、Aさんの会社に「介護サービスを利用したい」と申し出て、申請の代行をお願いしました。その三日後の木曜日にAさんが母の様子を見に来ました。

次にAさんとBさんが一緒に来ました。母と何をしゃべったか知りません。脂肪肝の具合が悪いのか、体調最悪だったのでドアだけ開けて自室で寝てました。

次にZさんが来ました。なぜCさんじゃなくてZさんかというと、AB両名とはつながりがまったくないからです。ここが微妙なんですよね。

Zさんは要介護3とか要支援1とか実際の認定をするための調査員ですが、Aさんと同じような質問に終始していました。同じことばかり聞かれ、立たされたり歩かされたりする母が不憫でした。本当に。何回も同じこと訊くな。させるな。

でも、AB両名は介護サービス従事者で、Zさんは認定の調査員で互いに名前も何も知らない。「(Zさんの組織)←それはまったく別組織になります」とAさんが言ってた。この「縦割り行政」にまずイライラします。別組織だろうが何だろうが、こちらにとっては来宅していろいろ調査に来る人たちなんだから同じですよ。そういう人の気持ちがわからないらしい。もっと横の連絡を!


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あとは前述した連絡の遅さね。

ちょうど一週間前にAさんとBさんが来て、私は自室に引っ込んでいたといいましたが、あとで母に聞いてみると「契約書を置いていった」と。

よく見ると、契約書はAさんの会社と交わすもので、Bさんの会社と交わすものではないらしい。Aさんの会社はあくまでも窓口みたいなもので、実際に私たち家族と関わるのはケアマネージャーであるBさんの会社のはず。このへんもよくわからないが、席を外していたので文句は言えない。

ただ、契約書にサインせよと置いていき、また取りに来ると言いながら一週間。まぁ取りに来るのを待つだけなら何週間でも待つけど、そんな今日の朝、母が「昨日は髪の毛がかゆくてかゆくてイライラして眠れなかった」というので、Bさんに電話しました。何とか風呂に入れてくれるヘルパーさんをよこしてくれないか、と。

しかしBさんの返答はひどく冷たいものでした。

「ちょうど今日連絡しようと思っていました。お母さんは立ったり座ったりできるし、歩くこともできる。要支援1も無理ではないか。何か介護サービスを利用しても、自費になる可能性がある」

まず「ちょうど今日連絡しようと思っていました」はウソでしょうよ。介護サービスを利用できないならできないでもっと早く連絡せーや! 

しかし向こうもさすがに悪いと思ったのか、今日の昼にまた連絡します。というのでいったん切りました。

「2時ごろ伺えますか?」と電話があったので、OKし、Bさんに来てもらうと、Aさんといろいろ相談していたそうな。なるほど、Aさんが契約書を取りに来ないのも要支援1すら無理っぽいと判断したからでしょうか。

おかしいのが、ここから先。

朝の電話で「要支援1も無理ではないか」と言っておきながら、「要支援1なら何とかなるだろう」という基準を設定して話を始める。こちらもそのほうがありがたいから文句は言わなかったが、ここでははっきり言わせてもらおう。

話が違うではないか! なぜそんなにコロコロ変わるの? わかんねー!

もしかして、一週間前にAB両名が来たとき私が自室に引っ込んでたから、「ここの家族は前向きじゃない」と判断されたんだろうか。しかし、「しんどいなら部屋で寝ていてください。お母さんと話ができればこちらはいいので」と言ったのは、Aさん、あなたではないか。

体調に関しては言いたいことがたくさんあるが、脂肪肝だの躁うつ病だのの他に先月から新しく飲みだした薬の副作用もある。もう新しい薬なんか飲みたくないよ! まるで人体実験されてるみたい。

それはさて、要支援1なら、という前提で、週に一回のデイサービスを利用できるとか、風呂場に手すりをつけることもできるとか、そんな話をしました。(レンタルの手すりってあるんですね。へぇ~~~)


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そんなこんなで来週、体験お試しでデイサービスに丸一日行くことになりました。「まだ一週間もある」と母は絶望的になってるけど、こればっかりはしゃーない。

それにつけても、実際の介護ヘルパーって薄給だっていうじゃないですか。AさんやBさんみたいな人たちがだいぶ横取りしてるからなんでしょうね。明らかに介護の現場で働いてる人より楽ですもん。

介護サービスの闇を見た思い。

まだこれからも何かといろいろあるんだろうな。まぁ勉強させてもらうつもりでつきあいましょう。

しかし、あんなに言うことがコロコロ変わるところに母を預けていいもんだろうか。


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