今年も早いものでもう4月。上旬に始まった新ドラマとアニメの感想を例によってつらつらと書きます。アニメが中心で、見始めた順です。
『僕の心のヤバイやつ』
これは面白いですね。教室で『殺人百科』なんて本を読むヤバい主人公は、クラスの長身グラマー女子で、雑誌の読者モデルもやったりしている山田杏奈を殺そうと画策している。
が、実は彼は彼女のことが好き、という、やっぱり!な設定。やっぱりなぁ。そう来なくっちゃ。ヤバいアニメのふりして胸キュンアニメなのですね。山田の天然ぶりが楽しいし、小さな意外性を連打する『響け! ユーフォニアム』の花田十輝さん(花田清輝のお孫さんって知らなかった)による、笑いとサスペンスが入り交じった脚本が素晴らしい。そして、いまのところ2話までは必ずラストがもろ胸キュン!
これは完走できそうな予感!
『スキップとローファー』
こういう日常系アニメは大好きなんですがね~。主人公が頭いいうえに天然ボケというキャラクター設定はとてもいいと思うんですが、ちょいと話のテンポが遅すぎませんかね?
もっとパパパッと進めていってほしいんですが。とりあえず2話は見ますが、完走できるかどうかは不安。
『ドラフトキング』
これは、それなら見なきゃいいだろ! と言われてもしょうがないことを言います。
野球にそこまで興味ないから乗れない~~~。はい、そうです。見始めたのが間違いでした。でもムロツヨシ主演なのでね。宮沢氷魚も出てるし、というか主役だし、でんでんもいい味出してるし、役者のアンサンブルはとてもいいと思うんですが、話に興味もてない~~~。
いや、私も昔は野球少年だったんですがね。サッカー見るようになった20年前からトンと興味を失いまして。でも、昔からファンのヤクルトスワローズの結果は毎日見てますよ。
というわけで、以上、長い言い訳でした。WOWOWだしね。できるだけ見て元取りたいしね。だから見始めたんですけどね。(⇐まだ言ってる)
真剣な話をすると、ドラフトを題材にする場合、イーストウッドの『人生の特等席』もそうだけど、みんなは「あり」だといっている選手を「なし」と言い、「なし」とされている選手を「あり」とする、いわゆる「逆張り」しか手がないんじゃないか。それは第1話を見て思いました。それ以上の何かがあるのかもしれないけど、やはり上述の理由により、ここでリタイアします。
『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』
最初の「竈門炭治郎立志編」って、そんなにコミカルなシーンや描写ってなかったじゃないですか。最後のほうは結構あったけど。
私は「竈門炭治郎立志編」だけすごく面白くて、あとはそれほどなのは、そこに原因があるのかも、と今回の第1話を見て思いました。
コメディは好きだし、コミカルな表現も基本的には好きだけど、『鬼滅の刃』でそれはあまり見たくないというか、シリアスで押してほしいというのが率直な気持ち。これからも見ますがね。
『だが、情熱はある』
若林正恭と山里亮太の半生を綴った物語。
うーん、これは面白いと思うのだけれど、何が面白いのか少しもわからず、かといって、つまらないかと考えると、何がつまらないのか理由がさっぱりわからないという鵺のようなドラマですね。こういう作品に出逢うことはあまりないので貴重。これからも見続けますよ。
ちょっと気になったことを言うと、この作品に関して、「たけしみたいに大成した芸人ではなく、まだ道半ばの芸人を主役にするってどうなんだろう」という声があるらしいこと。
フィクションというのは成功した人しか扱っちゃいけないんでしょうか? 何者にもなれなかった人物を主役にしたものがあるように、まだ道半ばの人を主役にしたっていいと思う。実話でも。そんなルールをいったい誰が決めたというのか。
今井太郎という脚本家さんはまったく名前を知りませんが、将来有望なんじゃないでしょうか。「プロット協力」とあるのは何でしょうかね。
『それってパクリじゃないですか?』
最近、何をしているのかよくわからなかった芳根京子の最新作。
会社で問題が発生。真相は何か。責任は誰にあるのか。というのは、たいていの「お仕事ドラマ」と同じ枠組み。枠組み(革袋)は同じでも、そこに入れる酒が新しい。この作品の新しい酒に当たるのが「知的財産権」。
情報漏洩者が他でもない社長だったというのは爆笑もののオチだったけれど(あれは社長役が赤井英和でないと成り立たない。ナイスキャスティング)、何より、アナログを鼻で笑い、デジタルなものしか信じない重岡大毅が、「手ざわり」という超アナログなものを手掛かりに真相にたどり着くのが痛快だった。
これから、芳根、重岡と野間口徹の三人で「知財」の仕事をするという。好きな役者が3人そろってる。これはうれしい。しかしながら、野間口徹は悪役とか何を考えてるのかよくわからない役(前クールの『ブラッシュアップライフ』とか)のほうが私は好きなので、今回の善人役はちょっと残念。
でも、そんな些末なことを吹き飛ばすくらいの内容の面白さを期待してます。これも完走できそう。
後半戦は『あなたがしてくれなくても』『勝利の方程式』などを見る予定です。
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2023春の新ドラマ・アニメあれやこれや(『フェンス』『ウツボラ』などの序盤戦)
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これは面白いですね。教室で『殺人百科』なんて本を読むヤバい主人公は、クラスの長身グラマー女子で、雑誌の読者モデルもやったりしている山田杏奈を殺そうと画策している。
が、実は彼は彼女のことが好き、という、やっぱり!な設定。やっぱりなぁ。そう来なくっちゃ。ヤバいアニメのふりして胸キュンアニメなのですね。山田の天然ぶりが楽しいし、小さな意外性を連打する『響け! ユーフォニアム』の花田十輝さん(花田清輝のお孫さんって知らなかった)による、笑いとサスペンスが入り交じった脚本が素晴らしい。そして、いまのところ2話までは必ずラストがもろ胸キュン!
これは完走できそうな予感!
『スキップとローファー』
こういう日常系アニメは大好きなんですがね~。主人公が頭いいうえに天然ボケというキャラクター設定はとてもいいと思うんですが、ちょいと話のテンポが遅すぎませんかね?
もっとパパパッと進めていってほしいんですが。とりあえず2話は見ますが、完走できるかどうかは不安。
『ドラフトキング』
これは、それなら見なきゃいいだろ! と言われてもしょうがないことを言います。
野球にそこまで興味ないから乗れない~~~。はい、そうです。見始めたのが間違いでした。でもムロツヨシ主演なのでね。宮沢氷魚も出てるし、というか主役だし、でんでんもいい味出してるし、役者のアンサンブルはとてもいいと思うんですが、話に興味もてない~~~。
いや、私も昔は野球少年だったんですがね。サッカー見るようになった20年前からトンと興味を失いまして。でも、昔からファンのヤクルトスワローズの結果は毎日見てますよ。
というわけで、以上、長い言い訳でした。WOWOWだしね。できるだけ見て元取りたいしね。だから見始めたんですけどね。(⇐まだ言ってる)
真剣な話をすると、ドラフトを題材にする場合、イーストウッドの『人生の特等席』もそうだけど、みんなは「あり」だといっている選手を「なし」と言い、「なし」とされている選手を「あり」とする、いわゆる「逆張り」しか手がないんじゃないか。それは第1話を見て思いました。それ以上の何かがあるのかもしれないけど、やはり上述の理由により、ここでリタイアします。
『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』
最初の「竈門炭治郎立志編」って、そんなにコミカルなシーンや描写ってなかったじゃないですか。最後のほうは結構あったけど。
私は「竈門炭治郎立志編」だけすごく面白くて、あとはそれほどなのは、そこに原因があるのかも、と今回の第1話を見て思いました。
コメディは好きだし、コミカルな表現も基本的には好きだけど、『鬼滅の刃』でそれはあまり見たくないというか、シリアスで押してほしいというのが率直な気持ち。これからも見ますがね。
『だが、情熱はある』
若林正恭と山里亮太の半生を綴った物語。
うーん、これは面白いと思うのだけれど、何が面白いのか少しもわからず、かといって、つまらないかと考えると、何がつまらないのか理由がさっぱりわからないという鵺のようなドラマですね。こういう作品に出逢うことはあまりないので貴重。これからも見続けますよ。
ちょっと気になったことを言うと、この作品に関して、「たけしみたいに大成した芸人ではなく、まだ道半ばの芸人を主役にするってどうなんだろう」という声があるらしいこと。
フィクションというのは成功した人しか扱っちゃいけないんでしょうか? 何者にもなれなかった人物を主役にしたものがあるように、まだ道半ばの人を主役にしたっていいと思う。実話でも。そんなルールをいったい誰が決めたというのか。
今井太郎という脚本家さんはまったく名前を知りませんが、将来有望なんじゃないでしょうか。「プロット協力」とあるのは何でしょうかね。
『それってパクリじゃないですか?』
最近、何をしているのかよくわからなかった芳根京子の最新作。
会社で問題が発生。真相は何か。責任は誰にあるのか。というのは、たいていの「お仕事ドラマ」と同じ枠組み。枠組み(革袋)は同じでも、そこに入れる酒が新しい。この作品の新しい酒に当たるのが「知的財産権」。
情報漏洩者が他でもない社長だったというのは爆笑もののオチだったけれど(あれは社長役が赤井英和でないと成り立たない。ナイスキャスティング)、何より、アナログを鼻で笑い、デジタルなものしか信じない重岡大毅が、「手ざわり」という超アナログなものを手掛かりに真相にたどり着くのが痛快だった。
これから、芳根、重岡と野間口徹の三人で「知財」の仕事をするという。好きな役者が3人そろってる。これはうれしい。しかしながら、野間口徹は悪役とか何を考えてるのかよくわからない役(前クールの『ブラッシュアップライフ』とか)のほうが私は好きなので、今回の善人役はちょっと残念。
でも、そんな些末なことを吹き飛ばすくらいの内容の面白さを期待してます。これも完走できそう。
後半戦は『あなたがしてくれなくても』『勝利の方程式』などを見る予定です。
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