新型コロナ3年目の冬に突入しましたが、このブログは相も変わらず呑気な内容が続きます。
今期のテレビドラマとアニメには見たいものが多く、去年始まった『鬼滅の刃』も入れればアニメだけで4本もあるんですね。実写も合わせると12本ほど。では感想をいつものようにつらつらと。見始めた順です。
『部長と社畜の恋はもどかしい』
うーん、これはひどい。正味23分ほどとはいえ、ほとんど物語が進展しない。設定の説明だけだったような? 最後で部長と寝たのは面白かったけど。何よりもまず主人公が少しも魅力的じゃない。あの中身のない社畜OL主人公は中村ゆりかにとってはあまりに役不足でしょう。もったいない。それに、ふざけた作りに乗れない。もっと「真面目に不真面目」をやってほしい。「不真面目に不真面目」をやってどうする。1話でリタイア。
『しもべえ』

これはとてもユニークな青春ドラマ。しもべのしもべえという名のアプリから登場するその名も「しもべえ」(安田顕)が主人公・白石聖演じる高校生の身に降りかかる難題を解決してくれる。でも白石聖のモットーは「奇跡は自分で起こすもの」。赤点必至だったところから見事に踏ん張ってみせた白石は大学受験に目標を据える。はたして奇跡は起こせるのか。そして、しもべえの正体とは?
大友良英さんの音楽もコミカルでとてもユニーク。音楽の力を再認識させてくれます。
『シジュウカラ』

山口紗弥加はとてもいい歳の取り方をしている。初めて見たのは26年前の『モスラ』でまだ16歳だった。ただのかわいい子という感じだったけど、とてもいい女優になりました。今回のように主演スターでも行けるし、7年前の隠れた傑作『ようこそ、わが家へ』のときのように脇役でいい味を出すことも可能。万能型の美人女優。貴重な存在。
内容は、不倫マンガを描くマンガ家の不倫が描かれるようで、若いアシスタントとの間に微妙な緊張感があってとてもいい。ですが、それなら彼女が描いているマンガがどんな内容か見せてほしい。
高らかにウソ笑いをする山口紗弥加の引きつった笑みの超クロースアップでシーンを割って、声だけ次のシーンにずり下げるなど恐怖演出も見事。大久明子監督の面目躍如ですね。
ロケーションも素晴らしい。若い男と初めて二人で行く店の内装がいい。セットなのかロケなのかは知りませんが、美術スタッフが充実した仕事を見せてくれます。
『神木隆之介の撮休』
これも第1話が素晴らしかった。詳しい感想はこちら⇒新機軸!
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』

これは2020年秋ドラマで新作ではないですが、私は初見なので新作扱い。『チェリまほ』なる俗称があるくらいだし劇場版も公開されるようですからかなりの人気作のようです。
赤楚衛二は30歳で童貞で先輩から「30で童貞だと魔法使いになるらしいよ」と言われたのがきっかけなのかどうかよくわからなかったけど、人の心が読めるようになる。それは魔法使いではなくエスパーでは? というツッコミをしたら野暮だと思われるんでしょうか。
こないだ書き上げた小説はLGBTを扱いましたが、実際にゲイのドラマを見ると……完走できるかどうか心配になってきた。これがレズなら心ときめいて見れるんだろうけど。だからBLに心ときめかせる女子の気持ちはよくわかるつもり。
とはいえ、このドラマは基本的にしゃべりすぎ。赤楚衛二はほとんど無言だけど、心の声が多いからずっと喋っている印象。『しもべえ』の白石聖も心の声が多いが、対するしもべえがまったく喋らないのでいい塩梅になっている。小さいけれど大きな違い。
『オンエアできない!』
普通の30分アニメかと思ったら、前期の『でーじミーツガール』のような5分アニメだったのですね。ある程度の長さがないとやっぱりあまり楽しめないなぁ。ということで1話でリタイア。
というわけで、いま現在、完走を確信しているのが『シジュウカラ』と『神木隆之介の撮休』の2本。次回にもリタイアしそうなのが『チェリまほ』。面白いけど展開次第ではもしかしたら……というのが『しもべえ』。すでにリタイアしたのが2本。いまのところ豊作ですね。
後半戦は『ミステリと言う勿れ』『ファイトソング』などを見始める予定です。
続きの記事
大豊作と断言する後半戦

今期のテレビドラマとアニメには見たいものが多く、去年始まった『鬼滅の刃』も入れればアニメだけで4本もあるんですね。実写も合わせると12本ほど。では感想をいつものようにつらつらと。見始めた順です。
『部長と社畜の恋はもどかしい』
うーん、これはひどい。正味23分ほどとはいえ、ほとんど物語が進展しない。設定の説明だけだったような? 最後で部長と寝たのは面白かったけど。何よりもまず主人公が少しも魅力的じゃない。あの中身のない社畜OL主人公は中村ゆりかにとってはあまりに役不足でしょう。もったいない。それに、ふざけた作りに乗れない。もっと「真面目に不真面目」をやってほしい。「不真面目に不真面目」をやってどうする。1話でリタイア。
『しもべえ』

これはとてもユニークな青春ドラマ。しもべのしもべえという名のアプリから登場するその名も「しもべえ」(安田顕)が主人公・白石聖演じる高校生の身に降りかかる難題を解決してくれる。でも白石聖のモットーは「奇跡は自分で起こすもの」。赤点必至だったところから見事に踏ん張ってみせた白石は大学受験に目標を据える。はたして奇跡は起こせるのか。そして、しもべえの正体とは?
大友良英さんの音楽もコミカルでとてもユニーク。音楽の力を再認識させてくれます。
『シジュウカラ』

山口紗弥加はとてもいい歳の取り方をしている。初めて見たのは26年前の『モスラ』でまだ16歳だった。ただのかわいい子という感じだったけど、とてもいい女優になりました。今回のように主演スターでも行けるし、7年前の隠れた傑作『ようこそ、わが家へ』のときのように脇役でいい味を出すことも可能。万能型の美人女優。貴重な存在。
内容は、不倫マンガを描くマンガ家の不倫が描かれるようで、若いアシスタントとの間に微妙な緊張感があってとてもいい。ですが、それなら彼女が描いているマンガがどんな内容か見せてほしい。
高らかにウソ笑いをする山口紗弥加の引きつった笑みの超クロースアップでシーンを割って、声だけ次のシーンにずり下げるなど恐怖演出も見事。大久明子監督の面目躍如ですね。
ロケーションも素晴らしい。若い男と初めて二人で行く店の内装がいい。セットなのかロケなのかは知りませんが、美術スタッフが充実した仕事を見せてくれます。
『神木隆之介の撮休』
これも第1話が素晴らしかった。詳しい感想はこちら⇒新機軸!
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』

これは2020年秋ドラマで新作ではないですが、私は初見なので新作扱い。『チェリまほ』なる俗称があるくらいだし劇場版も公開されるようですからかなりの人気作のようです。
赤楚衛二は30歳で童貞で先輩から「30で童貞だと魔法使いになるらしいよ」と言われたのがきっかけなのかどうかよくわからなかったけど、人の心が読めるようになる。それは魔法使いではなくエスパーでは? というツッコミをしたら野暮だと思われるんでしょうか。
こないだ書き上げた小説はLGBTを扱いましたが、実際にゲイのドラマを見ると……完走できるかどうか心配になってきた。これがレズなら心ときめいて見れるんだろうけど。だからBLに心ときめかせる女子の気持ちはよくわかるつもり。
とはいえ、このドラマは基本的にしゃべりすぎ。赤楚衛二はほとんど無言だけど、心の声が多いからずっと喋っている印象。『しもべえ』の白石聖も心の声が多いが、対するしもべえがまったく喋らないのでいい塩梅になっている。小さいけれど大きな違い。
『オンエアできない!』
普通の30分アニメかと思ったら、前期の『でーじミーツガール』のような5分アニメだったのですね。ある程度の長さがないとやっぱりあまり楽しめないなぁ。ということで1話でリタイア。
というわけで、いま現在、完走を確信しているのが『シジュウカラ』と『神木隆之介の撮休』の2本。次回にもリタイアしそうなのが『チェリまほ』。面白いけど展開次第ではもしかしたら……というのが『しもべえ』。すでにリタイアしたのが2本。いまのところ豊作ですね。
後半戦は『ミステリと言う勿れ』『ファイトソング』などを見始める予定です。
続きの記事
大豊作と断言する後半戦

コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。