2021年ベストテンシリーズ第3弾は「映画旧作ベストテン」。

WOWOWで見たもの、ネットフリックスなど配信で見たもの、DVDで見たものなどなど媒体は様々ですが、2020年以前に公開された映画すべてが対象。

では行きましょう。


②わたしのSEX白書 絶頂度(曽根中生監督)
③深夜復讐便(ジュールズ・ダッシン監督)
⑤打鐘(ジャン) 男たちの激情(黒沢清監督)
⑥ピストルと少年(ジャック・ドワイヨン)
⑦性の劇薬(城定秀夫監督)
⑧ボクシング・ジム(フレデリック・ワイズマン監督)
⑩カランコエの花(中川駿監督)


去年は感想を書いたものが1本もなかったのに今年は3本もあるんですね。

『白い指の戯れ』は最初GYAOで見て、さらにWOWOWでも放送されましたが、こんな大傑作を見てなかったなんて痛恨の極みです。allcinemaで「ポルノの枠を超えた70年代の青春映画の傑作」とのコメントを見ましたが、まったくその通りですね。アメリカン・ニューシネマよりよっぽどニューシネマしてる。

それと『わたしのSEX白書 絶頂度』でロマンポルノの強力2トップ。宮下順子主演の『昼下りの情事 すすり泣き』もよかったので3トップにしようかと思いましたが、あれはそこまでではなかったのでやめました。

ジュールズ・ダッシンの『深夜復讐便』、黒沢清の『打鐘(ジャン) 男たちの激情』を見れたのが今年の収穫。

『スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火』は、まるでクローネンバーグ・ホラーのような哀しさでしたね。まさかトビー・フーパーで泣くとは。

WOWOWはロマンポルノ特集のほかにもジャック・ドワイヨン特集を組んでくれたので今年も感謝感謝大感謝。『ピストルと少年』は男と女と拳銃と車さえあれば映画は面白くなるお手本のような映画でした。予算がなくても拳銃と車とアイデアさえあれば面白い映画は作れる。

はずなのに新作映画はそういうB級精神にあふれた映画が少なくなりました。でも『カランコエの花』なんてとてもかわいらしい一編を見ると「映画の未来」に触れたような気がしてうれしくなったのもまた事実。志の高い作り手はたくさんいる。つぶされませんように。

年明けに公開されるフレデリック・ワイズマンの『ボストン市庁舎』には何を差し置いても駆けつけるつもりですが、WOWOWはワイズマン特集もやってくれて、私のお気に入りは『ボクシング・ジム』。『ニューヨーク公共図書館/エクス・リブリス』のような大作も好きだけど、私は個人に焦点を当てた『ボクシング・ジム』が好み。『ボストン市庁舎』はさらなる大作だから楽しめるかどうか不安が先に立ちますが。寝っちゃったりして。

他には、『れいわ一揆』『底抜けてんやわんや』『SKIN 短編』なんかも面白かったですが、割って入る馬力に欠ける。


というわけで恒例のワーストは、


これっきゃないという1本。「書いてはいけないタイプの脚本」と専門学校で教わったのとまったく同じなのでね。


今年、再見した旧作で何度見ても面白いと思ったのは以下の50本。見た順です。

ファム・ファタール
デジャヴ
コンドル
喝采(ルーベン・マムーリアン)
踊る大紐育
Let's 豪徳寺
ホワット・ライズ・ビニース
超高層プロフェッショナル
セーラー服百合族
フリークス/怪物團
氷の微笑
ローリング・サンダー
シリアル・ママ
ゼイリブ
憲兵と幽霊
縛り首の木
忘れられた人々
マイ・ボディガード
生きるべきか死ぬべきか
愛すれど心さびしく
クローズ・アップ
マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと
エイリアン2
アルプススタンドのはしの方
殺しのドレス
キャリー
ダーティハリー4
暗くなるまで待って
カジュアリティーズ
デッドコースター
ブラック・スネーク・モーン
ストーリーテリング
ゴジラ対ヘドラ
アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち
バンド・ワゴン
テレフォン
白熱(ラオール・ウォルシュ)
(ハル)
間違えられた男
ポネット
ラ・ピラート
恋のエチュード
ドライヴ
祇園の姉妹
斬る(三隈研次)
天使のはらわた 赤い教室
蜘蛛の瞳
ドレミファ娘の血は騒ぐ
素晴らしき哉、人生!
家族ゲーム


明日は「劇場新作ベストテン」の発表です。


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白い指の戯れ
粟津號
2017-04-07



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