2021ベストテンシリーズ第2弾は、テレビドラマとアニメの混合ベスト。要はテレビで放送された実写ドラマと非実写ドラマを一緒くたにしたベストですね。

日本では「ドラマ」というと「テレビドラマ」を意味したりしますが、本来ドラマとは「劇」を意味する言葉です。だからアニメもドラマだし映画もドラマです。ドラマの小説もあればドラマじゃない小説もあります。

さて、例年のことですが、テレビドラマは映画と違い、少しでもつまらなくなったら容赦なく見るのをやめるのでベストに入ってくる作品が少ないです。今年も5本だけ。見た当時に感想を書いたものにはリンクを貼ってあります。よろしければどうぞ。


おじさまと猫
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これはボロ泣きさせられましたね。
役立たずのピアニストと何の役にも立ってない、迷惑ばかりかける猫の、お互いがお互いを癒すドラマ。役に立つからかわいいのではなく、何の役にも立たないけどいとおしい。役に立つ人や物ばかりが重要視される現代ニッポンを撃つ批評性が素晴らしい。


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こんなかわいい子とひとつ屋根の下で暮らして、しかもその子のほうから迫ってくるのにまったく手を出さない男のリアリティのなさに何度も見るのをやめようと思いながらも、最後まで見て作品全体の狙いが明らかになったときの感動がたまりませんでした。
吉田が沙優を救うと見せかけて、実は沙優が吉田を救うという結末。脱帽です。


③古見さんは、コミュ症です。
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池田エライザに尽きる! と言いたいところですが、全体的に脚本の出来が素晴らしかったですね。
「友だちって何?」というテーマだったはずなのに最終盤にラブストーリーになってしまったのが残念。


④鬼滅の刃 竈門炭治郎立志編
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『全裸監督』セカンドシーズンを見るために30日だけネットフリックスに入ったときに見ましたが、やはり日本全国が熱狂しているだけあって面白かった。
ただ、日本の映画興行収入歴代1位を更新した『無限列車編』はつまらなかった。だからテレビアニメの『無限列車編』は第1話だけ新作エピソードというから見ましたがそのあとは未見。現在『遊郭編』を楽しんで見ています。


⑤あんのリリック ‐桜木杏、俳句はじめてみました‐
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あと1本がないから今年は4本でベスト4にしようかと思ったんですが、これを忘れていました。広瀬すずがなぜスター女優なのかよくわかる一編。
『前科者 ‐新米保護司・阿川佳代‐』の有村架純も頑張ってましたけど、やはりすず嬢にはかなわない。(「情熱大陸」で特集されたときの感想は⇒こちら

とはいえ、このドラマ、俳句を題材にした耳に心地いい作品ではありましたが、広瀬すずも宮沢氷魚も愛の告白の言葉が「好き好き大好き」みたいな言葉で、俳句という「詩」を題材にしているわりには肝心要の言葉が少しも「詩」になってなかったのが残念でした。

世界中の脚本家が「アイ・ラブ・ユー」に代わるセリフを探している。とは君塚良一さんの言葉ですが、この『あんのリリック』はそこの工夫がなかったのが惜しまれます。


ワーストにはこれしかないという1本。

秋元康企画の『漂着者』

いや、もう、最終回のラストシーンを見たときの怒りはすさまじかったですね。少しも伏線を回収しないばかりか、ラストシーンがまた新たな伏線になっていて、「第1部 完」とのテロップが出た日には……朝まで眠れんかったですわ。ツイッターに毒吐いたりして。本当なら『真犯人フラグ』も見ようかと思ってたんですけど、やめました。つきあってられない。


年明けから始まる作品で楽しみなのは、

『錆食いビスコ』
『平家物語』
『部長と社畜の恋はもどかしい』
『恋せぬふたり』
『シジュウカラ』

あたりでしょうか。来年は完走できる作品がたくさんあるといいな。


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