10日ほど前から鬱に沈んでいたんですが、ようやく蟻地獄から抜け出ることができました。
いや、もう先週末くらいにはだいぶよかったんですがね。リハビリがてら期日前投票に行ったりもしたんで。
で、次の日曜日にも街なかへ繰り出してマクドナルドで100円コーヒーを飲みながら読書したりしてたんです。でも、それがよくなかったのか、月曜日から職探しを再開しようと思っていたのにできなかったんですよ。ずっと寝てました。
で、昨日の朝、病院へ行ったら「だいぶいい。職探しも再開してどんどんやっていくように。薬も自分の判断で減らしていいから」と言われまして、普通あの先生にそう言われたら、それだけでグッと回復するものなのに、すぐ帰って職探ししようとパソコンを開いても何だかとても憂欝。とてもそんな気分になれないので昼2時ごろまで寝ました。
で、遅い昼食を取っていると呼び鈴が鳴りまして、誰だろう、また何かの売り込みかなと思ったら、隣のご主人でした。ご主人といっても私よりだいぶ年下。おそらく20代。うちの両隣はどちらもそれぐらい若い夫婦が住んでいるのです。
まるで借りてきた猫みたいに神妙な顔つきで立っているので何だろうと思ったら、
「実は明日引っ越すんです」
「え、そうなんですか?」
「僕が出ていくだけなんですがね。別れることになったもんで」
私は漏れ出そうな笑みを抑えるのに必死でした。だって……

あれは真夏の真っ盛り。私は失業認定日でハローワークに行って、汗だくで帰ってきてアイスクリームを食べながら扇風機に当たっていたら、隣からものすごい声がし始めたんです。
うちのアパートは壁が薄いので結構隣の音が聞こえるんですが、さすがに普通にしゃべっている声は聞こえません。が、あそこまででかい声でがなり立てたら丸聞こえ。あまりにひどい言葉の数々なのでここに書けませんが、とにかくひどい言葉連発で旦那が奥さんを罵倒している。ドタバタ格闘する音も聞こえる。
私は笑いを押し殺しながら心の中で叫んでいました。
「もっとやれもっとやれ! 殺せ殺せ!!」
何しろ、隣の夫婦は、というか、奥さんはいいんですよ、奥さんはごく普通の人なんですが、旦那のほうは、何かこう、愛想はいいけど笑顔の仮面の下に腹黒さが滲み出てる感じがして好きになれなかったんですよね。
特に、私はちょっと前から失業してるから、玄関先で会ったりすると「失業したんですね」とは言わないけど目が言ってる! 「まだ仕事見つからないんですね?」とは言わないけど目が言ってる! なんて厭味な奴! いつか目にモノ見せてやる!
だから刃傷沙汰を起こしたりしたら面白いなぁ、と独りほくそ笑んでいたわけです。
↓こんな感じにね。↓

しかし、さすがにあそこまでひどい言葉を連発したらもう離婚だろうと思っていたんですよ。でも少しもそんな気配がない。
元の鞘に収まったのか。確かに、喧嘩の前はアパートの近くですれ違ったりすると、奥さんが旦那に抱きついて歩いてる感じだったもんな。だから……

こんな感じになっているのかと歯噛みしていたんですよ。雨降って地固まるか。くそぉ、うらやましいぜ。なんてね。
しかし、実際は↓こう↓だったわけですね。

なるほど。で、旦那が家を追い出された、と。
「お世話になりました」
「こちらこそ」
という短い会話の間に上記のような夢想をしまして、ドアを閉めたあと、また笑いを殺すのに必死でした。
で、気がついたらめっちゃ元気になってるんですよ。他人の不幸は蜜の味とはよく言ったものです。
昨日から職探しを再開し、懸案である小説執筆も再開しました。
だから、これから鬱になったり、鬱にならないまでも体調がすぐれないときは「他人の不幸」を探せばいいと知りました。身近になければ芸能人のゴシップとか。

こんな感じにほくそ笑むことができれば、もう鬱も恐くない……?
いや、もう先週末くらいにはだいぶよかったんですがね。リハビリがてら期日前投票に行ったりもしたんで。
で、次の日曜日にも街なかへ繰り出してマクドナルドで100円コーヒーを飲みながら読書したりしてたんです。でも、それがよくなかったのか、月曜日から職探しを再開しようと思っていたのにできなかったんですよ。ずっと寝てました。
で、昨日の朝、病院へ行ったら「だいぶいい。職探しも再開してどんどんやっていくように。薬も自分の判断で減らしていいから」と言われまして、普通あの先生にそう言われたら、それだけでグッと回復するものなのに、すぐ帰って職探ししようとパソコンを開いても何だかとても憂欝。とてもそんな気分になれないので昼2時ごろまで寝ました。
で、遅い昼食を取っていると呼び鈴が鳴りまして、誰だろう、また何かの売り込みかなと思ったら、隣のご主人でした。ご主人といっても私よりだいぶ年下。おそらく20代。うちの両隣はどちらもそれぐらい若い夫婦が住んでいるのです。
まるで借りてきた猫みたいに神妙な顔つきで立っているので何だろうと思ったら、
「実は明日引っ越すんです」
「え、そうなんですか?」
「僕が出ていくだけなんですがね。別れることになったもんで」
私は漏れ出そうな笑みを抑えるのに必死でした。だって……

あれは真夏の真っ盛り。私は失業認定日でハローワークに行って、汗だくで帰ってきてアイスクリームを食べながら扇風機に当たっていたら、隣からものすごい声がし始めたんです。
うちのアパートは壁が薄いので結構隣の音が聞こえるんですが、さすがに普通にしゃべっている声は聞こえません。が、あそこまででかい声でがなり立てたら丸聞こえ。あまりにひどい言葉の数々なのでここに書けませんが、とにかくひどい言葉連発で旦那が奥さんを罵倒している。ドタバタ格闘する音も聞こえる。
私は笑いを押し殺しながら心の中で叫んでいました。
「もっとやれもっとやれ! 殺せ殺せ!!」
何しろ、隣の夫婦は、というか、奥さんはいいんですよ、奥さんはごく普通の人なんですが、旦那のほうは、何かこう、愛想はいいけど笑顔の仮面の下に腹黒さが滲み出てる感じがして好きになれなかったんですよね。
特に、私はちょっと前から失業してるから、玄関先で会ったりすると「失業したんですね」とは言わないけど目が言ってる! 「まだ仕事見つからないんですね?」とは言わないけど目が言ってる! なんて厭味な奴! いつか目にモノ見せてやる!
だから刃傷沙汰を起こしたりしたら面白いなぁ、と独りほくそ笑んでいたわけです。
↓こんな感じにね。↓

しかし、さすがにあそこまでひどい言葉を連発したらもう離婚だろうと思っていたんですよ。でも少しもそんな気配がない。
元の鞘に収まったのか。確かに、喧嘩の前はアパートの近くですれ違ったりすると、奥さんが旦那に抱きついて歩いてる感じだったもんな。だから……

こんな感じになっているのかと歯噛みしていたんですよ。雨降って地固まるか。くそぉ、うらやましいぜ。なんてね。
しかし、実際は↓こう↓だったわけですね。

なるほど。で、旦那が家を追い出された、と。
「お世話になりました」
「こちらこそ」
という短い会話の間に上記のような夢想をしまして、ドアを閉めたあと、また笑いを殺すのに必死でした。
で、気がついたらめっちゃ元気になってるんですよ。他人の不幸は蜜の味とはよく言ったものです。
昨日から職探しを再開し、懸案である小説執筆も再開しました。
だから、これから鬱になったり、鬱にならないまでも体調がすぐれないときは「他人の不幸」を探せばいいと知りました。身近になければ芸能人のゴシップとか。

こんな感じにほくそ笑むことができれば、もう鬱も恐くない……?

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