三作目の小説、難航しています。


これまでの記事
小説を書き始めました、三作目(女子高生の胸キュン?)
三作目の小説が順調に進んでいます(女子高生は誰と出逢うのか)
三作目の小説、その後(素人の意見に……)


というか、生まれて初めて遠近両用メガネなどというものに手を出してしまったんですが、掛け始めてもう3週間になるのに、まだ慣れきれないのです。

とはいえ、2週間前にはあまりに疲れすぎて、普段は薬をあまり多く出したくない主治医も「いまは薬で支えないとえらいことになる」というくらいの疲れようでしたが、いまはこんなふうにブログを書けるくらいには復活してきました。


JK-munekyun

女子高生の胸キュンと以前の記事で書きましたが、ちょいと違いますね。あれは職場の人に「何系?」と不意打ちで訊かれたので胸キュン系ととっさに答えたんですが、確かに胸キュンの要素はあるものの、いわゆる「ラブストーリー」というのとは違います。

青春ものが近いかな、と思ったんですが、今日はもっといい言葉が浮かびました。

「ビルドゥングス・ロマン」うん、これが一番違い。

ビルドゥングス・ロマンとは何かと言うと、ドイツ語で「教養小説」という意味です。

ですが、これは誤訳らしく、ドイツ語でもフランス語でもロマンは小説という意味なんですが、それはいいとして問題はビルドゥングのほう。「教養」という意味もあるそうですが、「自己を形成する」という意味もあり、ビルドゥングス・ロマンのビルドゥングはこちらの意味。

つまり、主人公が自己を形成していく過程を描いたもの。もっと平たく言えば「主人公が成長していく物語」のことです。だからやっぱり「青春物語」といったところでしょうか。


sousaku

それはともかく、一人称か三人称かという問題。

迷った挙句、またぞろ一人称で書いていると前回の記事で言いましたが、前二作とは違う様相を呈してきました。

いま第一章を書いたところなんですが、第二章はまったく別の人物の一人称の語りとなります。そして第三章は……まだわかりません。初めての三人称に挑戦することになるかもしれないし、主人公の一人称に戻るかもしれない。現時点ではわかりません。

つまり、書き始めたときとはちょっと違う作品に変わってきているんですが、でも根っこは一緒でしょう。

その根っことは何かって? 

それはやはり「私自身」ですね。この私が書いているのだから私自身の「自己を形成する過程」が露出するのは当然のこと。

頑張っていきまっしょい!


続きの記事
演戯が好きだから物語を書いているのかもしれない

創作の極意と掟 (講談社文庫)
筒井康隆
講談社
2017-07-14


 
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