ちょいと前に三作目の小説に着手したと書きましたが、仕事を最優先にしているため(何せ最近は体調不良で休むことが多かったので)三日に一回くらいしかノートに向かっていませんが、それでもなかなか順調に進んでいます。


前回の記事
小説を書き始めました、三作目(女子高生の胸キュン?) 


こないだ、職場で前作を読んでくれた人に、実は先月の終わりごろから新しい作品に着手したのだ、でへへ、なんて話をしたら、「何系?」と聞かれたので、「胸キュン系」と答えたら、ケタケタケタと笑われてしまいました。おまえに書けるんかい、お手並み拝見しようじゃないのさ、みたいな感じで「楽しみにしております!」と言われた。くそぉ、バカにしやがって!!

でもね、「胸キュン」と聞いて普通の人が思い浮かべるのとはちょいと違うんですよね。まぁ胸キュンは胸キュンなんですけど。

蓮實重彦がかつて、

「映画とはつまるところ人と人が出逢うことだ」

と言っていました。

ロッキーはアポロと出逢う。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主人公は若き日の自分の両親と出逢う。
『ローマの休日』ではオードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックが出逢うし、『サイコ』ではノーマン・ベイツとジャネット・リーとの出逢いがすべての始まりでした。

え、『ロッキー』はロッキーとエイドリアンとの出逢いじゃないの? という声が聞こえてきそうですが、エイドリアンとはすでに出逢っているところから話が始まるし、あの物語は「ロッキーがアポロとの死闘を通して自分は負け犬じゃないと証明する」のが主眼ですから、やはりアポロとの出逢いが主軸でしょう。

話がそれましたが、映画とは、物語とは人と人が出逢うこと。

じゃあ、誰が誰に出逢うのか。主人公が女子高生なのは決まっていますが、出逢う相手は誰なのか。

実は、出逢う相手のほうも女子高生なんですね。

え、それじゃあレズの話? とかって思われそうですが、まったく違います。

16歳の女子高生と24歳の女子高生が出逢う物語なのです。それ以上は企業秘密。

でも考えているうちに、少しずつそれてきた感あり。このままそれさせて違う方向へ行ったほうがいいのか。それとも軌道修正したほうがいいのか。最初の勝負どころに差し掛かっています。

続きの記事
三作目の小説、その後(素人の意見に……)
三作目の小説はビルドゥングス・ロマン!(自己を形成する過程)
演戯が好きだから物語を書いているのかもしれない

創作の極意と掟 (講談社文庫)
筒井 康隆
講談社
2017-07-14





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