国王杯準決勝クラシコが決まった我がレアル・マドリード。

スコアだけ見れば3得点、無失点の快勝だったように見えますが、いやいや、ヒヤヒヤの辛勝というのが衆目の一致するところでしょう。


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30分まで0-0。そこで先制するも80分まで1-0というのは少しも安心できない展開。あれだけ圧倒していたのなら前半のうちに3-0にしないと。もし1-1に追いつかれていたらどうなっていたかわからない。実際、今季は今日のような「いつか追加点が入るだろう」というぬるい試合運びの末に追いつかれたり勝ち越されたりして勝ち点をかなり落としてきました。

とはいうものの、今日の3点はどれも素晴らしかった!

1点目はレギロンのオーバーラップ、ヴィニシウスの股抜きパス、中央のベンゼマの動きをよく見てレギロンがクロス、ベンゼマは合わせるだけ。「これぞサッカー」というゴールでした。

2点目は自陣のこぼれ球を拾ったヴィニシウスがドリブルで駆け上がり、アセンシオにサイドチェンジ、そこからワンツーのような形で再度サイドチェンジ。ヴィニシウスが落ち着いてゴール。前半から何度もサイドチェンジをして横へ揺さぶっていたのが実った形。

3点目が一番うれしかった。
怪我明けで久しぶりに登場の7番マリアーノ。最初は意欲が空回りしてましたけど、無気力なプレーを見せられるよりはよっぽどまし。途中出場なのだからと前線からガンガン追い回してやる気を見せているとそれが実りました。オドリオソラのクロスにドンピシャで合わせるダイビングヘッド! あれだけやる気を見せていた選手が結果を出したのだからうれしいですね。

とかいいながら、今日の試合で一番いいプレーを見せていたのはセルヒオ・ラモスかな、という気もします。守備が安定してきたし、怪我する前のカゼミーロは何か頼りなかったけど、マルコス・ジョレンテの台頭に焦ったのか最近はいいプレーが多いですね。ダニ・セバージョスもよかった。ベイル一人だけ蚊帳の外でしたが……。

さて、次の試合は国王杯の準決勝クラシコ。バルサは今節バレンシア相手に引き分けてくれたので、1stレグでいい結果を出せばグラつくのではないか。問題は3週間後の2ndレグですね。直後にリーガのクラシコがあるので、敗退したほうがリーガ・クラシコでも負けるでしょう。

今季のバルサはそれほど強くない。失点が多い。メッシがいなければ何もできない。ブスケツがいなければ別のチームになってしまう。

つけ入る隙はある。頑張れ!!!


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