紅白でけん玉やってるのを見て、小学校の時分のけん玉熱が急激に再燃しました。


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欽ドンだったか欽ドコだったかでやってたんですよね。3年から4年生にかけてはルービックキューブに熱中してましたが、あれは叔父さんからやり方を教えてもらって、その通りにやるだけなので、競うのは速さだけだった。でもけん玉では速さも競えるけれど、まず正確に皿の上に載せないといけない。つまり、正解に至る道筋を探るところにこそ面白みがある。というわけでルービックキューブからけん玉に乗り換えたのでした。(当時の自分がそんな難しいことを考えいたはずはなく、いまから振り返るとそうだったんだろうということです)

さて、このけん玉、欽ドンだったか欽ドコだったかでやっていたのは、誰しも一度はやってみる「もしカメ」というやつですね。


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まず大皿(小皿でもよい。剣先の横側の皿)に載せ、そのあと先っぽの中皿に載せ、また大皿に返し……というのを「もしもしカメよ~、カメさんよ~~~」のリズムに合わせてやっていくアレ。

これが子どもの頃どれぐらいできたか憶えていません。学校から帰ってきて晩ご飯どきまでずっとやっていたのだから相当できたはずですが、もしかしたら回数を数えるのではなく、歌のどこまで行けるかというのを競っていたような……?

いまは歌は心の中で歌うだけで回数を数えています。年明けすぐに9回まで伸ばし、そこからすぐ22回まで伸ばせましたが、そこからがなかなか。1週間前に28回まで伸ばしましたが、そこからまったく記録が伸びません。

中学のサッカー部だったころ、顧問のS先生がこんなことを言っていました。

「俺は大学時代、絵ばかり描いていたけど、絵の実力というのは努力の量に比例するわけじゃない。みんな毎日描けば毎日少しずつ実力が上がるように錯覚してるけど違うんだ。描いても描いても横ばい状態がずっと続く。そこで腐ってしまったらダメ。腐らずに毎日描いていると、ある日突然実力が格段に上昇する。出せなかった色が出せるようになる。昨日までの自分とは雲泥の差。うれしくて次の日もそれを期待するんだけど、また横ばい状態がずっと続く。腐らずに毎日描いていると、また格段にグンと上昇する日が来る。サッカーも同じだと思う」

これは本当だと思います。というか、本当であることを実際に体で実感しました。

例えばリフティング。私は入部してから1年以上20回ぐらいしか続かなかったんですが、ある日いきなり80回以上できたんですね。あれには驚愕しました。先生の言っていた通りだと。80回前後の日がずっと続くと、ある日突然100回でき、150回ができ、最終的に200回以上できるようになりました。

というわけで、けん玉も同じ。毎日やっていればそのうち100回くらい楽にできるようになるでしょう。頑張ります。

ところで、けん玉をやっていると、必ず「これできますか?」と訊かれるのが、


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この剣先に入れる技。これ、意外に簡単なんですよ。だって、穴の中に剣を突き刺せばいいんですから。多少ずれても入りやすいんです。剣先とは反対の中皿に載せるほうが難しい。これも意外に知られていない。

いまは、もしカメの大皿⇒中皿⇒大皿⇒中皿というのももちろんやってますが、

大皿⇒中皿⇒大皿⇒小皿⇒大皿⇒中皿⇒大皿⇒小皿というように、もしカメのリズムの合間に上下ひっくり返して小皿に載せて、というのもやっています。

しかし、このけん玉、気分転換にやるにはもってこい。重宝してます。寝る前にやるのもおすすめです。精神が集中した状態で床に入るとすぐに眠れますから。


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