前節エイバルに惨敗したあと、CLローマ戦はアウェーで2-0。でもダイジェストで見るとローマにビッグチャンスが2回ぐらいあったのにどちらもシュートミスという幸運な勝利だったようで、今日のバレンシア戦がどうなるか注目してましたが……


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何とか勝つには勝ちましたが、こんなに飛び上がって喜ぶほどには思えませんでしたね。

確かにカルバハルの素晴らしいボール奪取からオウンゴールをもらったときは「今日は大勝できる!」という確信に近いものがありましたが、終わってみれば辛勝でした。

エイバル戦とは違って選手全員に覇気が戻って奪われてからのプレッシングが速く、中盤を完全に制圧して波状攻撃を仕掛けていましたが、いかんせんゴールが奪えない。前半を1-0で終えたときは「もしや……」と思いましたが、やはり後半開始早々からバレンシアの速い攻めに悩まされました。

サンティ・ミナの素晴らしい飛び出しはシュートミス。そしてパレホ→サンティ・ミナ→バチュアイという素晴らしいパスワークで崩されたときはクルトワの超ウルトラビッグセーブ! 結果的にオフサイドの判定でしたが、柄沢アナが言ってたように手前でレギロンが残ってましたから、もし入っていればVARが発動してゴールが認められていたでしょう。あのセーブがなかったら負けていた可能性もある。

最終的にベンゼマが冷静にルカス・バスケスにアシストをして勝ちましたが、そのもっと前、マルコス・ジョレンテがバルベルデとの素晴らしいワンツーから右サイドを駆け上がったとき、フリーで受けたアセンシオが決めないとダメですよね。あそこで決めておけばもっと楽になったのに。クリスティアーノ・ロナウドが去ったあとの決定力不足はまだ少しも解決していない。

ベンゼマは今日はアシストはしたけど守備で貢献していただけだし、頼みのベイルは少しもいいところなしで負傷交代。またですか。代わりにアセンシオを使うんでしょうけど、彼は最近ごく普通の選手になっちゃいましたよね。デビューしたころはすごかったですが。スペインの至宝ではなくなった。

スペインの至宝といえばイスコ。監督との不仲はほんとのようで交代で入るときも憮然とした表情で。あんな選手を使うくらいならヴィニシウスを出したほうがよかったと思いますが、まぁこれからのことを考えて……というところでしょうかね。彼の力がどうしても必要なときがきっとあるだろうし。

ところで、ルカス・バスケスが2点目を決めたときにVARが発動して、自陣ゴール前でカウンターが始まったところのボール奪取時にファウルがあったか否かと検討していたようですが、VARってあんなところまで見るんですか? 相手ゴール前のファウルならわかるけど。ちょっと巻き戻しすぎでは? じゃあ、すべてのゴールで奪うところまで巻き戻して見てるってことでしょ。蒸し返しすぎでは?

今日印象に残った選手は、
クルトワ
ルカス・バスケス
マルコス・ジョレンテ
カルバハル
でしょうかね。カンテラ出身選手が多いのがうれしい。バルベルデという選手もたぶん初めて見ましたが落ち着いて堂々とやってたじゃないですか。楽しみ。

とにもかくにもエスパニョールが負けてくれて暫定5位。上位4チームは今日試合があるので、できるだけ勝ち点を落としてほしいですね。特にアラベスとセビージャの一戦は引き分けかアラベスの勝ちで!





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