アトレティコからレアル・マドリードに禁断の移籍を果たした(その割にアトレティコサポーターが怒っているとはほとんど聞きませんが)テオ・エルナンデスが本拠地サンティアゴ・ベルナベウで入団のお披露目をしたときのことが話題を呼んでいるとか。

コエントランの背番号15番を受け継いだユニフォームを身に纏ってリフティングに臨んだ彼の「美技」は・・・




何とリフティングが6回しか続かなかった!

昔、中学時代にサッカーをやっていた頃、友人たちとこんなことを言い合ってました。

「リフティングがうまいからといってサッカーがうまいとはかぎらない」
「でも、サッカーがうまい奴にリフティングの下手な奴はいない」

これを言い換えると、

「リフティングがうまいことはサッカーがうまいことの必要条件ではあるが充分条件ではない」

となります。

なぜかというと、
リフティングというのは、ちゃんと足の甲でボールを捉えないと続きませんから。つまりキックの精度につながる練習なわけです。同時にトラップの練習にもなる。キックとトラップはサッカーの基礎ですから、リフティングがうまいことがサッカー上達への必要不可欠な要素ですが、それだけで一流のサッカー選手になれるわけじゃない、ということになるわけです。

テオ・エルナンデスの場合は、プロの選手なのだからサッカーがうまいのは明らか。だからリフティングも当然うまいはずが6回しか続かなかったということで話題になってるわけですね。

この事件を伝える記事によると、大観衆を前に緊張したんじゃないか、とかって言われてますが、うーん、まだ若いからありえることとはいえ、たった6回というのはねぇ…。

私は、この選手のプレーをおそらくほとんど見たことがないのであまり偉そうなことは言えんのですが、もしかしてプレッシャーに弱いタイプなのかな、と心配しております。

ただでさえ世界で最もマスコミが群がるクラブ。さらにはちょっとでも粗雑なプレーをしようものなら容赦ないブーイングを飛ばすサポーター。クリスティアーノ・ロナウドでさえあのブーイングには辟易してますからね。

純白のユニフォームに身を包んでの最初のプレーで、もしポカをして失点のきっかけなんぞ作ろうもんならそれこそブーイングの嵐だろうし、さて、どうなるのか。

いまからハラハラしてしまいます。


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