小林麻央が亡くなってしまいました。
ファンではなかったけれど、去年の乳ガン告白からの一年は「いつかきっとよくなって!」と祈るばかりでした。

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だってねぇ、マスコミのはしゃぎぶりがあまりにひどかったですから。

ブログに掲載された写真の顔色から、いまステージはどのぐらいなどと「識者」と称される人たちが嬉々として語っているその顔がいわゆるドヤ顔になっていて、あんたすでに識者ではなかろうとテレビを蹴りたくなったもんです。

だから、あれだけ嫌いだった海老蔵を応援するきっかけにもなりました。

それはともかく、今日買い物に行ったときに妙な会話を耳にしたため筆を執った次第です。

それはこんなやりとりでした。

「小林麻央が息を引き取る直前に『愛してる』と言ったというのは本当だろうか。10分くらいまえに言ったのを直前と記憶違いしているだけでは?」
「いや、というより『愛してる』という言葉自体が海老蔵の無意識の作り話ではないか。愛妻の最期に混乱してしまい、そう言ったと記憶を捏造しているのかも」
云々かんぬん。


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いやいや、呆れてものが言えないとはこのことですわ。

そりゃ確かに、息を引き取る直前ではなかったかもしれないし、「愛してる」という言葉自体が海老蔵の捏造なのかもしれません。

しかし、だからどうだというんでしょう?
海老蔵がそう感じたのならそれでいいのでは?

その人をその人たらしめているのは、「客観的事実」などではなく「主観的幻想=記憶」なのですから。

「息を引き取る直前に『愛してる』と言ってくれた」というのが仮に「事実」ではなくても、海老蔵にとってはそれが「真実」なのですから。

しばらく、最期の言葉「愛してる」がワイドショーを賑わすのでしょうが、私はそんな人の死を娯楽として消費する番組は見ません。

もうそっとしておいてあげませんか?



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