い・ろ・ん・な・意味で話題沸騰中の『あなたのことはそれほど』。
第3話まで見ましたが、ほんと、これは変なドラマですねェ。
前回の記事
①不倫映画の最高傑作を超えられるか⁉
2番目に好きな人と結婚すると幸せになれるって占い師に言われたんでしたっけ? すでに私も初期設定を忘れかけていますが、とにかく、主役の波瑠はゾッコン惚れ込んでいたわけでもないけどそれなりに好きだった東出昌大と結婚してそれなりに幸せな毎日を送っていたわけです。
ところが、高校の同級生の有島という男と再会してしまい、すぐにベッドイン。不倫の泥沼にはまり込んでしまいます。
ここまではいいんです。そういう話だと前もって知ってたし。
でもですね、第1話を思い出せば、結婚式場で『卒業』のダスティン・ホフマンよろしく花嫁を奪い取っていく男がいて、そのときに波瑠は花嫁の引っかかったウエディングドレスを外して逃走を助けてやるんですね。それが波瑠演じる主人公のキャラクターなのだという設定だったはずなんです。「運命」の恋を信じる乙女チックな女。
逆に、有島の妻を演じる仲里依紗は、なぜか劇中ではブサイクという設定になってますが、別にそれはいいとして、彼女は「運命の恋なんて信じない現実的な女」として設定されています。
運命の恋を信じる女の敵がそんなものを一切信じない現実的な女であるという設定はシンプルで力強く、とてもいいと思ってたんですが、何だか前回の第2話からそれがすでに忘れられていませんかね?
前回も今回も、「ばれるかばれないか」というサスペンスで引っ張りますが、そもそもこのドラマはそういう安手のメロドラマみたいなのとはまったく違う視点で不倫を描こうとしていたはずなんですが。(違うの?)
そして、すでに前回で妻の秘密を知ってしまった東出昌大がコワイ。
前回の日記でも書きましたけど、夫がいやな人・変な人・悪い人・好きじゃない人だから不倫する、というのでは弱いと思うんですよね。
とはいえ、この東出昌大は本当にコワイ。というか笑える。でもこれはコメディじゃないはずなんですが…。
コワイといえば東出の同僚で目つきがネットリいやらしい男(山崎育三郎)もブキミ。有島の同僚も二人の不倫に気づいたようだし、これからの展開がどうなるのか。
なぁんて、結構楽しんじゃってます。
初期設定を忘れた展開の仕方には業を煮やしているんですが、笑える要素がたっぷりなこのドラマはついつい最後まで見てしまいそうです。
ネット上で話題になるのも無理ないですね。逆にこういうツッコミどころ満載の内容のほうがSNS全盛の時代にはいいのかもしれません。
快作ならぬ「怪作」が誕生する瞬間を目撃できる気もしてきました。
そもそも主人公に少しの罪悪感も屈託もなさそうなのがすでに「人間ドラマ」から逸脱してますもんね。
怪物女を描いた「笑える怪作」になりそう。
③史上最低最悪のヒロイン⁉
④不倫バッシングへの反撃!!
第3話まで見ましたが、ほんと、これは変なドラマですねェ。
前回の記事
①不倫映画の最高傑作を超えられるか⁉
2番目に好きな人と結婚すると幸せになれるって占い師に言われたんでしたっけ? すでに私も初期設定を忘れかけていますが、とにかく、主役の波瑠はゾッコン惚れ込んでいたわけでもないけどそれなりに好きだった東出昌大と結婚してそれなりに幸せな毎日を送っていたわけです。
ところが、高校の同級生の有島という男と再会してしまい、すぐにベッドイン。不倫の泥沼にはまり込んでしまいます。
ここまではいいんです。そういう話だと前もって知ってたし。
でもですね、第1話を思い出せば、結婚式場で『卒業』のダスティン・ホフマンよろしく花嫁を奪い取っていく男がいて、そのときに波瑠は花嫁の引っかかったウエディングドレスを外して逃走を助けてやるんですね。それが波瑠演じる主人公のキャラクターなのだという設定だったはずなんです。「運命」の恋を信じる乙女チックな女。
逆に、有島の妻を演じる仲里依紗は、なぜか劇中ではブサイクという設定になってますが、別にそれはいいとして、彼女は「運命の恋なんて信じない現実的な女」として設定されています。
運命の恋を信じる女の敵がそんなものを一切信じない現実的な女であるという設定はシンプルで力強く、とてもいいと思ってたんですが、何だか前回の第2話からそれがすでに忘れられていませんかね?
前回も今回も、「ばれるかばれないか」というサスペンスで引っ張りますが、そもそもこのドラマはそういう安手のメロドラマみたいなのとはまったく違う視点で不倫を描こうとしていたはずなんですが。(違うの?)
そして、すでに前回で妻の秘密を知ってしまった東出昌大がコワイ。
前回の日記でも書きましたけど、夫がいやな人・変な人・悪い人・好きじゃない人だから不倫する、というのでは弱いと思うんですよね。
とはいえ、この東出昌大は本当にコワイ。というか笑える。でもこれはコメディじゃないはずなんですが…。
コワイといえば東出の同僚で目つきがネットリいやらしい男(山崎育三郎)もブキミ。有島の同僚も二人の不倫に気づいたようだし、これからの展開がどうなるのか。
なぁんて、結構楽しんじゃってます。
初期設定を忘れた展開の仕方には業を煮やしているんですが、笑える要素がたっぷりなこのドラマはついつい最後まで見てしまいそうです。
ネット上で話題になるのも無理ないですね。逆にこういうツッコミどころ満載の内容のほうがSNS全盛の時代にはいいのかもしれません。
快作ならぬ「怪作」が誕生する瞬間を目撃できる気もしてきました。
そもそも主人公に少しの罪悪感も屈託もなさそうなのがすでに「人間ドラマ」から逸脱してますもんね。
怪物女を描いた「笑える怪作」になりそう。
③史上最低最悪のヒロイン⁉
④不倫バッシングへの反撃!!
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