聳え立つ地平線

ありえないものを発見すること、それを写し撮ること、そしてきちんと見せること。

リーガ・エスパニョーラ

第14節 レアル2-0バレンシア(何とか勝った)

前節エイバルに惨敗したあと、CLローマ戦はアウェーで2-0。でもダイジェストで見るとローマにビッグチャンスが2回ぐらいあったのにどちらもシュートミスという幸運な勝利だったようで、今日のバレンシア戦がどうなるか注目してましたが……


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何とか勝つには勝ちましたが、こんなに飛び上がって喜ぶほどには思えませんでしたね。

確かにカルバハルの素晴らしいボール奪取からオウンゴールをもらったときは「今日は大勝できる!」という確信に近いものがありましたが、終わってみれば辛勝でした。

エイバル戦とは違って選手全員に覇気が戻って奪われてからのプレッシングが速く、中盤を完全に制圧して波状攻撃を仕掛けていましたが、いかんせんゴールが奪えない。前半を1-0で終えたときは「もしや……」と思いましたが、やはり後半開始早々からバレンシアの速い攻めに悩まされました。

サンティ・ミナの素晴らしい飛び出しはシュートミス。そしてパレホ→サンティ・ミナ→バチュアイという素晴らしいパスワークで崩されたときはクルトワの超ウルトラビッグセーブ! 結果的にオフサイドの判定でしたが、柄沢アナが言ってたように手前でレギロンが残ってましたから、もし入っていればVARが発動してゴールが認められていたでしょう。あのセーブがなかったら負けていた可能性もある。

最終的にベンゼマが冷静にルカス・バスケスにアシストをして勝ちましたが、そのもっと前、マルコス・ジョレンテがバルベルデとの素晴らしいワンツーから右サイドを駆け上がったとき、フリーで受けたアセンシオが決めないとダメですよね。あそこで決めておけばもっと楽になったのに。クリスティアーノ・ロナウドが去ったあとの決定力不足はまだ少しも解決していない。

ベンゼマは今日はアシストはしたけど守備で貢献していただけだし、頼みのベイルは少しもいいところなしで負傷交代。またですか。代わりにアセンシオを使うんでしょうけど、彼は最近ごく普通の選手になっちゃいましたよね。デビューしたころはすごかったですが。スペインの至宝ではなくなった。

スペインの至宝といえばイスコ。監督との不仲はほんとのようで交代で入るときも憮然とした表情で。あんな選手を使うくらいならヴィニシウスを出したほうがよかったと思いますが、まぁこれからのことを考えて……というところでしょうかね。彼の力がどうしても必要なときがきっとあるだろうし。

ところで、ルカス・バスケスが2点目を決めたときにVARが発動して、自陣ゴール前でカウンターが始まったところのボール奪取時にファウルがあったか否かと検討していたようですが、VARってあんなところまで見るんですか? 相手ゴール前のファウルならわかるけど。ちょっと巻き戻しすぎでは? じゃあ、すべてのゴールで奪うところまで巻き戻して見てるってことでしょ。蒸し返しすぎでは?

今日印象に残った選手は、
クルトワ
ルカス・バスケス
マルコス・ジョレンテ
カルバハル
でしょうかね。カンテラ出身選手が多いのがうれしい。バルベルデという選手もたぶん初めて見ましたが落ち着いて堂々とやってたじゃないですか。楽しみ。

とにもかくにもエスパニョールが負けてくれて暫定5位。上位4チームは今日試合があるので、できるだけ勝ち点を落としてほしいですね。特にアラベスとセビージャの一戦は引き分けかアラベスの勝ちで!





第12節 ベティスのうまさ、満身創痍のレアル

11試合を終えてバルサが頭一つ抜け出ているものの、下位まであまりポイント差がない大混戦の今季。今週は2試合見ましたがどちらも面白い試合でした。


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バルセロナ3-4ベティス

ベティスは今季からポゼッションサッカーを標榜するキケ・セティエン監督のもと面白いサッカーを展開しているという話で「もしや」と思ってましたが、カンプ・ノウでバルサを破るという大金星を上げました。

とにかくベティスのうまさが光ってましたね。相手もポゼッションを重視するバルサだから試合を通しての支配率は5割を切ってましたが、あんなにボールを奪えないバルサは久しぶりに見ました。

特に、前半の2得点の起点になったウィリアム・カルバーリョという選手のうまさに瞠目しましたね。彼がいたからこそ勝てたといっても過言じゃないのでは?

とにかく、常に動き回ってフリーの選手を生み出し、ボールホルダーが奪われそうになってもそこへ出してボールを渡さない。リードしてからはサイドアタックをしても簡単にはクロスを上げない。大事に戻してやり直す。とにかく相手にボールを渡さない。渡さなければ負けることはないというクライフ哲学。それをベティスがやっているという皮肉。

どうしても世間ではバルサが優勝候補筆頭みたいに言われてますけど、そんなことはないでしょう。優勝候補ではあるけど筆頭ではないと思う。その理由は「失点が多いから」。今日の4失点で12試合18失点。失点数だけ見れば下から数えたほうが早いほど多い。

特に今日は名手テア・シュテーゲンの大チョンボが反撃ムードに水を差したということもあり、このミスがシーズンを通して響いてくれるといいなぁ、などとほくそ笑んでしまいました。


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セルタ2-4レアル・マドリード

ソラーリ暫定監督になって3連勝。無失点。11得点。いい流れで難敵セルタとのアウェー戦でしたが、何とか勝てました。

もともとマルセロ、カルバハル、バランなど怪我人続出なうえに、今日はカゼミーロ、レギロン、ナチョと守備の選手ばかりが怪我で交代枠をすべて使い切ってしまうという非常事態。最後はルカス・バスケスを左サイドバックに入れるという間に合わせの守備で何とか乗り切りましたが、ソラーリになって何が変わったかといってミシェルさんの言ってた「選手が常に動いて流れるようにワンタッチでボールが前へ動いていく」という縦に速いサッカーが戻ってきたというのもありますが、何といっても大きいのは「運」でしょう。

今日もポストに救われたり、1点返されてセルタが乗ってきたところでPKの判定。最初は誤審だと思いましたが、よく見ると相手DFが空振りしてその足がオドリオソラの進路を妨害してたんですね。ウンディアナ・マジェンコさん、さすがよく見てる。

クロースの珍しいシュートミスもありましたけど、ダニ・セバージョスのゴラッソもあるなど、ちょっと前まではぎりぎり入らなかったシュートが入るようになった。これも「運」。

とはいえ、今日の勝因は何といってもベンゼマでしょう。
ミシェルさんが「この選手はわからんね、ほんとに」と言ってましたが、私も同様。たぶん世界中がそう思ってることでしょう。簡単なシュートが決められないのに、今日の1点目は何ですか。背後から来るボールをトラップして振り向きざまにニアを抜くというファインゴール。オウンゴールにつながる2人ぬきシュートもあったし、バー直撃の惜しいシュートもあった。攻撃だけでなく、下がってきて守備に奔走してビルドアップに貢献したり、獅子奮迅の大活躍でした。

あとダニ・セバージョス。カゼミーロの代わりにアンカーというのは最初は信じられませんでしたが、ちゃんと相手選手の動きをちらちら見ながらポジショニングしていて、よかったんじゃないですか。マルコス・ジョレンテは冬の移籍市場で放出しちゃうんですかね。かわいそうだけど。

というわけで、首位バルサとは4ポイント差。バルサは次節アトレティコ戦。しかもアウェー。アトレティコもセンターバックが怪我で誰もいないらしいですが、注目してます。

とにかく順位表の真ん中へんまで8ポイント差しかないという稀に見る大混戦。冬の王者はどこのチームか。ちょっと前まで悲壮感ばかりでしたが、面白くなってきました。



どうなる!? クラシコatカンプ・ノウ2018-19

いよいよキックオフが15時間後に迫ってきた今季最初のクラシコ。

はっきり言ってレアルはいまチーム状態が最悪なので惨敗する可能性が一番高い。よくて引き分けでしょう。勝って3ポイント獲れるならそれに越したことはないけど、今季はバルサだって調子よくないし、首位から最下位までダンゴ状態だからここで1ポイントでも獲れれば御の字。アウェーだし。勝ってほしいけどあまり無茶なことは願わないでおきましょう。

さて、今日の試合がどうなるかは神のみぞ知るというところでしょうが、一番思うのはあまり止まらないでほしいな、ということですね。

今季からVARが導入されて試合が止まることが多くなりました。その分、選手たちは納得感があるんでしょうが、見ているこちらは有利な判定にしろ不利な判定にしろ試合が止まると興ざめしちゃうんですよね。モウリーニョのときほどでなくてもクラシコは荒れやすいので、レッドカードに値するかどうかのジャッジにVARがその都度使われると止まってばっかりにならないかと心配です。


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では、まずホームのバルサのスタメンから占うと……

こちらは簡単ですね。次の11人は鉄板でしょう。インテル戦でもかなりよかったらしいから、その流れを変えたくないはず。

GK:テア・シュテーゲン
DF:セルジ・ロベルト、ピケ、ラングレ、ジョルディ・アルバ
MF:ラキティッチ、ブスケツ、アルトゥール
FW:ラフィーニャ、ルイス・スアレス、コウチーニョ


やはりキーマンはコウチーニョとブスケツですかね。あとジョルディ・アルバとアルトゥール、ラフィーニャ。それからテア・シュテーゲン。って全員じゃないか。

まぁメッシがいないだけありがたいと思わないとね。人の不幸を喜んではいけませんが、しかし、メッシがいたら10-0ぐらいで負けてもおかしくない。それぐらいいまのレアルの調子が悪いのは世界中が知っている。


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というわけで、我がレアル・マドリードのスタメン、これはあくまで予想というより私の願望ですが、

GK:ケイロル・ナバス
DF:オドリオソラ、ナチョ、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF:ベイル、カゼミーロ、クロース、アセンシオ
FW:イスコ、ベンゼマ


4-4-2というより、イスコがやや下がり目の4-4-1-1ですかね。

キーパーにはナバスを使ってほしい。最初はクルトワのほうが安定感があるかなと思っていましたが、ここまでチーム状態が悪いと後ろから盛り立てる選手が必要。すぐ泣きそうな顔になるクルトワより闘将ナバスのほうがいいと思います。もともとレギュラーだったんだし、アホ会長のせいで控えに押しやられてしまって。

え、モドリッチの名前がない? 

そう、モドリッチを使わないでほしいというのが私の願望。彼は今季よくないでしょう? ワールドカップが終わって燃え尽き症候群にかかったと自分で言ってたし、疲れが癒えないまま開幕を迎えたのでずっと低調なまま。そりゃ「さすがモドリッチ!」というシーンも多々ありますけど、ラストパスの精度、フィニッシュの精度、どちらも好調時とは大違い。ラスト15分で流れを変える交代なら賛成ですが。

バルサの攻撃をケアするためにもカゼミーロ一人をアンカーにするんじゃなくて、クロースとのダブルボランチにする。ベイルとアセンシオをいつもより下がり目にして両サイドをケアする。

バランもモドリッチと同じ症状なのか今季はぜんぜんですよね。前節は2失点ともに関わってしまうミス。ナチョのほうがいい。ナチョといえば右サイドバックとしての予想もあるようですが、彼は今季サイドバックで出てもあまりよくないですよね。センターバックならいまのバランよりは上かな、と。右サイドバックは普通にオドリオソラでいいんじゃないですか。ルカス・バスケスを使うなんて奇策がバルサに通用するとは思えないので絶対やめてくださいね。ラスト15分で何が何でも2点ほしいとか、そういうときは別ですが。

とにかく、最終ラインの4人と中盤の4人でコンパクトに2ラインを形成してしっかり守ることを徹底してもらいたい。最近負けた相手は3-5-2のフォーメーションとか多くなかったですか? 中盤が分厚いからセカンドボールを拾われてばかりでした。だからこちらもいつもより中盤に人を割く。イスコもトップ下だけど守備に奔走してほしい。奪ったら前線のベンゼマに預けて、イスコと両翼が一気に駆け上がる堅守速攻で行ってもらいたいです。

ロペテギのサッカーはポゼッション?

そんなこと言ってる場合ですか。いまレアルはレバンテやアラベスにも負けてしまう中堅クラブ以下のチームですよ。弱いチームが強いチームに勝つためには堅守速攻。これしかない! 

でもたぶんロペテギが選ぶスタメンはこうなる気がする。

GK:クルトワ
DF:ナチョ、バラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF:モドリッチ、カゼミーロ、クロース
FW:ベイル、ベンゼマ、アセンシオ

うーん、やっぱり惨敗しそう。。。


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