チャンピオンズリーグ

2018年06月05日

欧州チャンピオンズリーグ決勝で、レアル・マドリードがリバプールを3-1で降し3連覇を達成したのはまだ記憶に新しいところ。とはいえ、もう過去のことですね。ジダンは電撃辞任しちゃうし。世間はもうワールドカップの前騒ぎで賑わっています。

そんな「過去」の出来事にいまだにこだわっている人が一人だけいます。3失点のうち2失点で重大なミスを犯したリバプールのゴールキーパー、カリウス。


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何でも、ベンゼマの1点目の2分前にゴール前に上がったセルヒオ・ラモスに肘打ちされて脳震盪を起こしていたとか。映像を見ると、確かにラモスの肘が強く当たってますね。ただ、あれもサラーと転倒した場面と同様、「わざと」かどうかはどこまでもグレーゾーンのように思います。どうしてもラモスだから「わざと」に見えるけど、勢い余ってるだけのようにも見える。

ただ、もう試合が終わって10日もたってるんだから「わざと」かどうかなんて問題じゃないでしょう。

問題は、現在も後遺症が認められるほどの脳震盪を起こしていたのが本当であれば、なぜファウルを訴えるだけじゃなく治療を求めなかったのか、ということです。

ゴールキーパーが負傷したら治療が完全に終わるまで試合は止まります。なぜそうしなかったのか。ベンゼマにしてやられたのは肘打ちの直後でも、ベイルの3点目はそれから30分以上たってからですよ。その間、かなり重い脳震盪を放置したままプレーしていたんですか? ありえない。

試合が終わったあと、サポーターに号泣して謝ってましたよね。ラモスのせいで脳震盪を起こしたいたのならなぜ泣いていたんですか? 泣いていたということは自分の責任だと自覚していたんでしょ?

カリウスには殺害予告が届いているとかで、いくら何でもそんなことはやめてほしいし、そういう卑劣な連中から自分を守るために脳震盪を主張した、という気持ちはわかるけれども、やっぱりいまごろそれを言われたって「なぜ試合中に適切な処置を取らなかったんですか?」で終わっちゃうじゃないですか。交代することだってできたわけだし。

厳しい言い方をさせてもらえば、そんな言い訳をするような選手だからあんな大失態を犯してしまったんじゃないんですか? 
殺害予告をするような奴も許せないけど、カリウスも許せない。セルヒオ・ラモスの肘打ちがもし故意のものであったとしても、試合が終わって10日もたってからこんな主張をするカリウスのほうが悪質だと思うというのが正直なところです。

きちんと自分の犯した失態の総括をしないと同じこと繰り返しになると思います。




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2018年05月27日

史上初の3連覇を成し遂げた我がレアル・マドリード。ですが、あまり喜ばしくない。

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サラーの怪我がね。いや別にセルヒオ・ラモスが悪いというわけではなく、あれはどうしても退場王ラモスだから「わざと」に見えてしまいますが、仮にモドリッチやクロースだったら「サラーの夢を壊した」と言う人がいたかどうか。わざと巻き込んだようにも見えるし、勢いあまった結果にも見える。どっち寄りに立つかで黒にも白にも見えるのだからどこまでもグレーゾーンでしょう。

誰が悪いとかじゃなくて、やはり相手のエースが負傷退場した結果、勢いを手にして勝ってもあまりうれしくない。メッシのいないバルサに勝ってもうれしくないのと同じこと。それに何より、今日はサラーが負傷する前と後で流れがあまりに違いましたしね。
最初はリバプールのゲーゲンプレスにかなり手を焼いて、あの精密機械クロースですら信じられないパスミスをしてましたし、カルバハルも負傷退場しましたが彼もコーナーキックにつながるミスをしていました。

前半の40分くらいだったか、ゴール前で奪ったボールを前線のロナウドに預けて、そこからイスコへのパスがずれてしまったシーン。ずれたのが悪いんじゃなくて、一番得意とするカウンターのチャンスで上がりが遅いのが不満でした。モドリッチとクロースが奪われたときのケアをしすぎというか。

後半立ち上がりにもイスコがありえないシュートミス。彼なら、打つと見せかけてフェイントでかわして無人のゴールに流し込むことぐらい軽いだろうに、がっかりでした。その数分後にもチャンスをものにできず、ベイルと交代。そのベイルがマン・オブ・ザ・マッチに選ばれる大活躍をするとは……。だから彼を先発させろと言ったのに。

それにしても、リバプールGKカリウスの再三の凡ミスは、見てるときは「ヨッシャ!」って感じでしたけど、振り返ってみるとプロにあるまじきミスで興ざめですね。

だから「レアルが勝った」んじゃなくて「リバプールが自滅した」だけ。少しも面白くない。

ここ5シーズンで4度のビッグイヤー獲得ですが、決勝戦を面白く見たのは、後半アディショナルタイムに劇的同点弾を叩きこみ延長の末にアトレティコを4-1で破った13-14シーズンと、ユベントスに4-1で勝った16-17シーズンだけですね。14-15シーズンはPK戦で勝っただけだから少しも勝った気がしない。記録上は引き分けでしょ。

今日も勝ったことは勝ったけど、勝ったというよりは相手が負けただけ。それぐらいあのカリウスというGKの失態には喝! ケイロル・ナバスが前半のピンチを防いでいたのとは好対照。
1点目と3点目は明らかなミスでしたけど、2点目はベイルのゴラッソには違いないですが、一度伸ばしかけた右手を引っ込めてたでしょ? あれはなぜなんでしょうか。たぶん引っ込めなくても十中八九入っていたと思うけど、あんなVTRを見せられては「八百長じゃないの?」という気がしてしまう。

というわけで、いまでもアトレティコ、ユベントスを破って快勝した2試合はいまでも見直すときがありますが、今日の試合は二度と見ないでしょう。

確かに2-1とリードしてからは、のらりくらりとパスを回して時間を使う試合巧者ぶりを見せてくれしましたが、私は「うまい」より「熱い」をサッカーに求めているのでね。サラーが怪我せず、キーパーがミスしなかったら負けていたでしょう。

それぐらい前人未到の3連覇を成し遂げたというにはお粗末な試合でした。




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2018年05月13日

いやいや、久しぶりの快勝、完勝でしたね! もうお腹いっぱい。今季ホーム最終戦で最高の試合でした。

クリスティアーノ・ロナウド、カルバハルが怪我で離脱しているなか、「CL決勝では俺を使え!」とアピールする選手が多かった。


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それはもちろん、ベイル。
そしてイスコもですが、絶対出られないであろうアクラフ(カルバハルの回復が間に合わなければナチョでしょうから)も来季に向けての猛アピール。カゼミーロ、モドリッチ、クロースの絶対的レギュラーもまったく手をぬかない素晴らしい試合でした。ケイロル・ナバスもやたらな反射神経を見せてくれたし、絶好調を維持したまま。激戦のあとは必ず休ませてもらえてるのが功を奏してますね。

問題はそのCL決勝、リバプール戦でいったい誰を使うのか、ということでしょう。

私は少し前まで次のようなイレブンを希望していました。

GK:ケイロル・ナバス
DF:カルバハル、バラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF:モドリッチ、カゼミーロ、クロース
FW:ルカス・バスケス、クリスティアーノ・ロナウド、アセンシオ

FW以外は衆目の一致するところでしょうが、問題は前線の3枚。あとは4-3-3なのか4-4-2なのかという問題。

4-4-2だと自慢の中盤3枚のうち誰かを落とさないといけないし、イスコをトップ下に置く中盤ダイヤモンド型だと今季はそれで何度も失敗しているから、ないだろうと。

今日の試合でもイスコを先発させながら左ウイングとして、ということは、「誰が先発でもフォーメーションはこれで行くよ」というメッセージでしょうね。

で、問題の前線3枚ですが、ちょうど今日はその前線だけを替えてましたから、ジダンもまだまだ決められていないのでしょう。

私が、ルカス・バスケスとアセンシオを両ウイングで使うべきと考えたのは、何よりリバプールの3トップの攻撃力を恐れてのことです。特に向こうの右サイドにはサラーがいるので、汗かき役を厭わないアセンシオが必要じゃないかと。攻撃力もあるし。右サイドも同じ理由です。

でも、これだとベンゼマが使えない。
彼はバイエルン戦で2点決めて非難の嵐がやんだらしいですが、それっておかしくないですか? 2点目はGKのミスだし、1点目だってベンゼマを見失ったバイエルンDFのミスでしょう。どちらも外すほうが難しい。

非難されていたころは点は決められなくてもアシストは多かったじゃないですか。特にロナウドとの関係。ポストプレーも正確だし、彼に縦パスが入るだけでボールが落ち着く。そういうところをすべてなかったことにしてただゴールがないから非難する、簡単なゴールを決めたから非難をやめるって絶対おかしい。

だから、やっぱりベンゼマは使うべき。

というわけで、いまの希望スタメンはこうです。

GK:ケイロル・ナバス
DF:カルバハル、バラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF:モドリッチ、カゼミーロ、クロース
FW:ベイル、ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウド


そう、クラシコと同じくBBC揃い踏み。何しろいまベイルがすごいことになってますから。今日の2点目はウルトラゴラッソでしたし。1点目だってあれを決めきるのはさすが。守備でも必死で戻ってましたし、右サイドは彼で行けるんじゃないかと。

問題はサラーのいる左サイドですが……もういいんじゃないですか、守備のことは。

というのを今日のアクラフを見て思いました。

裏へ飛び出すタイミング、ファーストタッチのコントロールなど攻撃のセンスが抜群で、角度のないところからゴールも決めたし、確かに守備ではマークを見失っておろおろしている場面がありましたけど、マルセロだって昔はそうでしたよね。ほんのちょっと前までクラシコとか相手が強敵のときは使ってもらえなかった。エインセ、アルベロア、コエントランなどが先発を勝ち取っていた。マルセロが先発できるのは相手が格下のときだけ。

それがいまやクラシコでもユベントス戦やバイエルン戦でも先発でしょう? 昔に比べたら守備もましにはなったけど、一番はやはり攻撃力という最大の長所を伸ばした点にあると思う。もし短所を矯正することに神経を使っていたらいまの地位はなかったでしょう。今日だってマークを見失ってクロースが慌ててカバーしてた場面がありましたし。

だから、アクラフも同じように成長してほしいと思うし、リバプール戦の左サイドもそう考えたらいいんじゃないですか。

つまり、攻撃は最大の防御ということです。マルセロとロナウドでガンガン攻める。守るときはクロースやセルヒオ・ラモスがカバーするということでいいんじゃないですか。

こちらはディフェンディング・チャンピオンなんだから、相手に合わせる必要なんかない。今季ベルナベウでのクラシコは相手に合わせてメッシにマンマークをつけて失敗しましたよね。あれがいけない。

BBCで勝てる。いや、BBCだから勝てる!!!




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