アニメ

2019年03月23日

このたびTSUTAYAプレミアムに入会いたしました。

え、おまえはWOWOWとかジェイコムのケーブルテレビとか見れるから必要ないのでは?

という声が聞こえてきそうですが、確かにBS・CSだけでも見たいものが山ほどあって全部見きれません。泣く泣く我慢するのが普通の状態ですが、でもやっぱりいつまで待っても放送では見れないものもありますのでね。

例えば東映のやくざ映画。最近は日本映画専門チャンネルとのコラボでいろいろやってくれますが、それでも絶対数が少ない。一番は東映チャンネルに入るのがいいんでしょうが、それではよけいな金がかかる。

でもTSUTAYAプレミアムだってよけいな金がかかるのでは?

はい。月額1080円かかります。最初の月だけ無料ですが。

いやでもね、やっぱり入ったほうがいいんですよ。

というのが、まずは来月公開される『響け! ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~』のため。

去年のベストワンに挙げた『リズと青い鳥』は『ユーフォ』のスピンオフ作品で、別に『ユーフォ』を見てなくても大丈夫との声を聞いたので見に行きましたが、その後、『ユーフォ』を見たいと思っても、テレビシリーズは1枚に2作品しか入ってないから、1シリーズで7枚、合計14枚も借りないといけない。というわけでレンタル代をけちるために半年ほど前に劇場版をレンタルで見たんですが(TSUTAYAプレミアムを知らなかったので)あまり楽しめなかったというか、テレビシリーズの総集編みたいな感もあるし、どちらも見た人の意見ではいろいろ異同があるそうで、やはりテレビシリーズを見たい。しかも来月、完全新作が封切られる。

というわけで、テレビシリーズをレンタルしようと。そのためにはTSUTAYAプレミアムに入ったほうが断然得じゃん、というわけで入会した次第。

ほんとは『ラブライブ!』の劇場版を見るべく1月に入会するつもりだったんですが(『ラブライブ! サンシャイン』は録画して見てないままだし)何だかんだで逃してしまった。今度こそは! というつもりで入会したわけです。しかも初めて知りましたが、一度に借りられるのは5枚までなんですが、返却期限がない。これはすげぇ。

それと、昨年の暮れ、こんな記事を書きました。⇒宇垣美里が好きになった

高校の後輩、宇垣美里が好きな『セーラームーン』とか『少女革命ウテナ』などを見たくてね。やはりアニメシリーズはたくさんあるから借り放題でないとね。いつでも解約可能らしいし、解約してもまた間をおいて入れるらしいから、何かと便利。

それはそうと、TSUTAYAって返すときほとんどの場合、返却ボックスに入れるじゃないですか。あれ、実際に店員がピッとするまで返却手続されてないわけで、私の場合、アニメのシリーズを借りるからいちいち店員に直接返さないと次が借りられないのでは?

と思っていたら、セルフレジで返却手続きを自分でして、それ専用の返却ボックスがあるとか。なるほど、なかなか考えてますな。

というか、最近はセルフレジだ何だとTSUTAYAの店員の質が落ちてるな、と思っていたんですが、入会手続きのときの店員さんはとても好感のもてる人でした。

私のなかのTSUTAYA株が急上昇中です!

しかし、ふとある「問題」に気づく。返却期限なしということは……

借りたいDVDが貸出中で借りてる人がプレミアム会員だといつ借りられるかまったくわからないということですね。そのときまでジリジリ待つことになる。待っても待っても返却されないと、いつまでも1080円払い続けなければならなくなる。

なるほど! そのための返却期限なしということなのか。敵も考えてるな。私のなかのTSUTAYA株がまた暴落した。(笑)

TSUTAYAの謎
川島 蓉子
日経BP社
2015-04-29





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2019年03月10日

アニー賞を獲ったとかアカデミー賞を獲ったとか、それだけの理由で見に行ったのでどんなお話なのかまったく知らず、そのためにあまり乗れなかった『スパイダーマン:スパイダーバース』。

話には乗れなかったけど、存分に楽しみました。

まず、ピーター・パーカーの語りから始まって、すぐマイルスという少年に話の焦点が移り、いったいどっちの話なのかと思っているとピーター・パーカーが死んでしまう。なるほど、『エグゼクティブ・デシジョン』みたいなのを狙ったのかな、と思っていたらば、何とピーター・B・パーカーというスパイダーマンが出てきて、このあたり乗れませんでした。中盤で、並行世界のスパイダーマンが集結しているというのがわかって、あ、なるほど、そういう世界観なのね、とは思ったものの、前半で乗れなかったツケで物語には最後まで乗れませんでした。というか、あまり大した話じゃなかったような……?

それよりも「垂直方向を意識したアクション」がとても気に入りました。

こんなのとか、
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こんなのとか、
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こんなのも。
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何か似たようなアングルばかりですが、ほしい画像が見つからなくて。

サム・ライミの『スパイダーマン』シリーズがどうだったか定かには憶えていないんですが(『アメイジング・スパイダーマン』にいたっては1本も見てません)この『スパイダーマン:スパイダーバース』はアクションも垂直方向なら、人物の配置もできるだけ垂直の関係になるように設計されています。

ある高名な脚本家から教わった大切なことのひとつに「垂直方向のアクションを意識せよ」というのがあって、この映画はまさにそれを実践しているとうれしくなりました。

壁に張り付いた状態で会話するシーンがたくさんありましたけど、絶対に人物を水平方向に並べず、垂直の関係においていました。だからカットバックするには、思いきり仰角か思いきり俯瞰か、ということになる。ビジュアルがとてもよかった。

先月公開された『アクアマン』。あれは水中ばかりだから仕方ないのかもしれないけれど、水平方向の人物配置やアクションになっていましたよね。

こんなのとか、
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こんなの。
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話を『スパイダーマン:スパイダーバース』に戻すと、玉に傷なのが、大乱闘になると、いったい何が起こっているのかよくわからなくなること。私は70年代のアメリカ製アクション映画が大好きなんですが、あの頃の映画ってちゃんと何が起こっているかはっきり見せていたしいまの映画に比べたらゆっくりしたアクションだけれど、それで充分だった。いまのアクション映画は見せ方が派手すぎて好きになれません。

とはいえ、「垂直」を常に意識したこの『スパイダーマン:スパイダーバース』は超美味な映画でございましたことよ。


アート・オブ・スパイダーマン:スパイダーバース (SPACE SHOWER BOOKS)
ラミン・ザヘッド
スペースシャワーネットワーク
2019-03-01





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2018年09月01日

話題のアニメ『ペンギン・ハイウェイ』を見てきました。これが何だかよくわからない映画でした。(以下ネタバレあります)

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小学4年生で「毎日が忙しい」という主人公は日夜勉学に励んでいて、突如現れたペンギンの謎を解こうとします。そこに、見事なおっぱいをもった歯科医院のお姉さんとのあれやこれやとか、クラスメイトとのあれやこれやとか、森の向こうの「海」と名付けられた液状の球体とか、ジャバウォックという邪悪な生き物とか、台風が来て町が騒然となったり、最後はペンギンと衝突した「海」が消滅し、「海」と連動していたお姉さんも消えてしまう。

いったい、お姉さんは何者だったのか。
ペンギンは何だったのか。
結局、この映画は何を言いたいのか。

私にはさっぱりわかりませんでした。以下は理解できなかった者の戯れ言です。


pengin-highway1

動かない雲
この森の向こうの草原のシーンで顕著なのが「雲が動かない」ということなんですよね。動いてるカットもありましたがほとんど動いていませんでした。ほんの少しだけ映っている川の流れは常に描かれているのに、雲の動きや風にそよいでいるはずの草の動きもほとんどない。人間の髪が風になびくとかもない。

なんか変だな、と思っていると、クライマックスの台風とか、そのあとお姉さんと一緒に疾走する場面なんかではちゃんと髪がなびいているんですよね。逆に「海」という謎の球体は登場から消滅まで常に動いていました。

予算の問題で、終盤以外は手間暇をかけられないということかな? と思ったのですが、それだと、クラスメイトのお父さんがお姉さんに協力してくれと頭を下げに来る何でもないカットを、わざわざウォーターサーバー越しに描くという手間のかかる演出をしていた説明がつきません。


お姉さんのおっぱい
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このお姉さんのおっぱいに主人公は興味津々なのですが、このおっぱい、実は最後の失踪シーンで揺れていたかどうか見落としてしまいました。しかしながら、それ以外では見事に動かないんですよね。最後、主人公を抱きしめるシーンで彼の頭が胸にうずまって微妙に上下していましたが、しかし、あそこまでおっぱいに執着していた主人公がおっぱいに顔をうずめたというのに何のときめきも示さないのはなぜなのでしょう?


宇宙の本質は「運動」
一昔前、福岡伸一という分子生物学者の表した『生物と無生物のあいだ』という本が話題になりました。生物とは何かを考察した本で、結論は「生物を生物たらしめているのは『時間』だ」というものでした。(←うろ憶え)

最近読んだ業田良家先生の『機械仕掛けの愛』には「この宇宙の本質は『存在』ではなく『運動』なんだ」というセリフがあります。

「時間」と「運動」……前者はともかく後者に関して。

雲が動かない、草木が動かない、おっぱいが動かない。というのは何か意味がありそうな……?

『方丈記』の冒頭、「ゆく川の流れは絶えずして」を思い出させるかのように、この映画の川は絶えず流れています。

「海」はこの宇宙の穴ではないか、と主人公は仮説を立てます。父親から宇宙の果てがどうのこうのというレクチャーを受けたりします。

主人公はペンギンという「存在」、お姉さんという「存在」、そのおっぱいという「存在」を研究対象にします。「存在」というのは「動かない雲」や「そよがない草」「なびかない髪」と同義なのでしょうか。そして、終盤に至って急に髪がなびき草木がゆれ、そして見落としたけどおっぱいもゆれるということであれば、それは作者たちが「この宇宙の本質は『存在』じゃなくて『運動』だよ」と言っている、ということなのでしょうか? 

動かない雲と常に動いている「海」は明らかに対照的ですが、「海」の消滅とともに雲が動き髪がなびくというのは示唆的です。しかしながら何を示唆しているのかはまったくわかりません。

描かれない「勃起という運動」
しかし、この映画は執拗におっぱいにこだわりますが、主人公が興味をもつのは当然としても、あそこまで「おっぱい、おっぱい」とこだわりながら、ついに主人公の「勃起」という「運動」が描かれないのはなぜなんでしょうか?

お姉さんとは何者で、ペンギンや「海」が何を象徴しているのかがわかれば、上記の疑問も解けるのでしょうか。

どなたか教えてください。






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