聳え立つ地平線

ありえないものを発見すること、それを写し撮ること、そしてきちんと見せること。

音楽

井上順『昨日・今日・明日』(昭和は少しも遠くなっていない!)



昨日、なぜかふっとこの歌を思い出しまして。

井上順の『昨日・今日・明日』。大好きな歌のはずなのに昨日までおそらく数年間は忘れていました。

ユーチューブで視聴してびっくり。めちゃくちゃこの曲に合った動画がアップされてるなんてまったく知りませんでした。

あまりに合ってるので当時に作られた動画かと思っちゃったくらい。

ではお聴きください。阿久悠の歌詞がめちゃくちゃいいんですよ。






何から何までつらい
昨日が終わった今日は
涙さえ風に散る
さようならと

今日から明日へ向かう
列車に飛び乗りそして
誰にでも声かける
こんにちは

昨日は昨日さ終わった日さ
明日は今日のために始まる日さ

悲しい話はちぎり
窓から捨てたらいいさ
すぐそこに待っている
幸せが待ってる

何かが心に刺さり
痛くてたまらぬ昨日
だけどもう言えるのさ
さようならと

いつでも晴れてる空が
包んでくれると知って
街のなか飛び上がり
こんにちは

昨日は昨日さ終わった日さ
明日は今日のために始まる日さ

誰かに会えると知って
何かに会えると知って
どこまでも歩いてる
幸せを求めて~~~





ラムゼイ・ルイス・トリオ「ジ・イン・クラウド」がすごすぎ!

ウディ・アレン先生の新作『教授のおかしな妄想殺人』はちょいとファンにとっちゃ残念な映画でしたが選曲のセンスは抜群でした。

何度も繰り返される旋律に「この曲、なんて曲?」と思った方も多いことでしょう。

かくいう私もその一人。

調べてみたら、ラムゼイ・ルイスという人がリーダーを務めるトリオの『ジ・イン・クラウド』というアルバムの一曲目、そのまんま「ジ・イン・クラウド」という曲なんですね。

偶然にも中古屋で激安値で売られていたため速攻買い。で、例によってヘビーローテーション。

すごいですよ。とりあえずは聴いてみてください。





私は普通のジャズとフュージョンの区別もつかない人間なので知りませんでしたが、これは「ジャズ・ロック」というジャンルなんだそうですね。

そのジャンルを極めたのがマイルスの『ビッチェズ・ブリュー』なんでしょうか? よくわかりません。

映画を見るときは映画史の流れを念頭に置いて見ますが、音楽は歴史とか関係なくただ聴くだけなので。ライナーノーツを読んでも「ふうん、そうなんだ」と思うだけですぐ忘れてしまいます。

しかし、このリズムとメロディは忘れることなどできません。

グラミー賞受賞というのにも大納得です。


ポーランド・ジャズを初めて聴く(アンドレィ・ヤゴジンスキ)

歩いて行ける距離のところにNHK神戸放送局がありまして、そこで毎週金曜日にジャズライブが行われています。15分ほど生放送されるんですが、先日久しぶりに行ってまいりましてな。

バッチリ映ってきましたぜ。パチパチパチパチ。

東京の友人にちょっと用があってメールしたらばなぜだったかジャズライブを聴きに行くという話になって、その人も私もキース・ジャレットが大好きなので「やっぱり『ケルン・コンサート』はすごすぎですよね」みたいなことを言ったことあるんですが、キースとは比べ物にならないくらい無名の人たちのライブでしたが、生のライブはやはり腹にズンズン来るんでやっぱり家のCDでキースやマイルスを聴くのもいいけど、たまにはライブを聴かなくちゃね、みたいなことをメールで言ってたらですね、その人はつい最近、渋谷のアップリンクというところでオラシオさんなる人の話を聞いてポーランド・ジャズにすごく興味をもち、最近youtubeでよく聴いてるなんて言うわけです。

オラシオさん?

何か聞いたことあるなと思って調べてみたら、去年までアメブロやってたときに読者登録させていただいていた方じゃないですか。ツイッターやってることが判明したんで速攻でフォローいたしました。

で、私もyoutubeでいろいろポーランドのジャズを聴いてみたんです。ショパンの国ということでピアノがすごいんだと友人が言ってたのでピアニストのものばかり。

そしたら、ほんといいものばかりなので、youtubeで聴くんじゃなくてCDで普通に聴きたいなぁ、と思ってヤフオクで入手しました。740円。掘り出し物。アンドレィ・ヤゴジンスキというピアニストのトリオによる『ディープ・カット』というアルバムです。


(CDの内容とはちょっと違いますが)

騙されたと思って一度聴いてみてくださいよ。めちゃいいですから。ほんとキースが弾いてると言われて聴いたらそう聴こえちゃうほど透明感に溢れた繊細で美しい音色なんです。

他にも、スワヴェク・ヤスクウケとかいろいろすごい人たちがいるようなので、これから貪欲にポーランド・ジャズを聴いていきたいと思っちょります。

音楽の趣味の幅が広がる。でも、ちょっと高いのが難ですね。今回は偶然安かったけど(溜まったポイント吐き出したしね)他は安くて2000円なんてのも珍しくないですから。

まぁ、ちょっとずつ聴いていきましょう。


オールマン・ブラザーズ・バンド「ウィッピング・ポスト」in『アット・フィルモア・イースト』

ある人の強い勧めで、オールマン・ブラザーズ・バンドという私はまったく聞いたことのないバンドの最も有名かつすぐれたアルバムを購入しました。

『アット・フィルモア・イースト』

一曲目から静かでいながら力強さを感じさせるブルースが続きます。しかも一曲一曲が長いのですよ。5分ぐらいの曲もあるにはあるけど、20分ぐらいの曲もあったり、何だかそのへんはブルースロックというよりはプログレみたい。

最初から最後まで静かなこのアルバム、聴けば聴くほどに味があります。

ライナーノーツによると、このバンドは「ライブ・バンド」としての評価が非常に高いわりにレコードの評価が低く、レコードでもいいものが作れることを証明するために、フィルモア・イーストというスタジオで開いたライブを録音したそうです。
しかし、それじゃあ結局ライブ・バンドとしての評価がさらに高まっただけなんじゃないの?と思うのは私だけでしょうか。ライブじゃなくて完全に録音のために演奏しないとそのへんの評価は覆らない気がしますが。

ま、そのへんの事情はできあがった音楽とはまったく関係ないわけで、私は特に最後の7曲目、「ウィッピング・ポスト」というのが大好きです。長いです。

秋の夜長にぜひお聴きください。






ジョン・カーペンター『Lost Themes』の凄み




もう数か月前に購入したCDですが、聴けば聴くほどすごいんですよ、これ。

『ニューヨーク1997』や『マウス・オブ・マッドネス』『要塞警察』などでコアなファンの多い映画監督ジョン・カーペンター。彼は自作映画のBGMも作曲するんですよね。これ、知らない人って結構いるんです。はっきり「MUSIC BY JOHN CARPENTER」って出るのに。

このアルバムは、タイトルからもわかるように、作曲しながら使わなかった曲ばかりを集めたもの。

しかし、捨て曲ばかりだからと侮ってはいけません。これ、本当にすごいんです。試しに上の動画で1曲目だけでも聴いてくださいよ。

聴けば聴くほどにロック! それでいながら交響曲でもあります。ほとんどプレグレッシブ・ロックと言っていいんじゃないんでしょうか。寄せ集めだからアルバムとしての完成度はそれほどではないのかもしれませんが、一曲一曲のクオリティが高すぎてそんなのどうでもいいと思えるほど。

嗚呼、ジョン・カーペンターって本当に才人。久しぶりに『要塞警察』見直したくなってきました。


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