聳え立つ地平線

ありえないものを発見すること、それを写し撮ること、そしてきちんと見せること。

スポーツ

まだまだ運がある 第19節 ベティス1-2レアル

年明けからビジャレアルに引き分け、前節ソシエダにはホームで負け、とまるでいいところなしの我がレアル・マドリード。
前節は体調不良のため見ていません。ダイジェストは見ましたが、あの判定にはやはり怒りしかないですね。VARが発動もしないというのはいったいどういうわけか。でもベンゼマが絶好機を外したりしていて、決めるべきときに決めていれば勝てたかもしれないとも思いました。

で、直近の試合は国王杯のレガネス戦で3-0の勝利でしたが、ダイジェストで見るとレガネスにも再三のチャンスがありましたよね。決まらなかったから勝てましたが、守備の綻びはいまだ直せていない。

で、どうするかと思ったらまさかの5バックでした。


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打つべき手を打ったソラーリ
私の予想フォーメーションは右ウイングにオドリオソラを使う4-3-3でしたが、実際はカルバハルとレギロンをウイングバックに起用する5-3-2あるいは3-5-2。

なぜマルセロを使ってないんですかね? レギロンのほうが守備が安定するということ? 
ただ、後半追いつかれてからレギロンに代えてダニ・セバージョスという判断はよかった。普通にマルセロを入れるのかと思いましたが、中盤を厚くしたほうがいいだろうという判断は間違っていないと思います。それと、ナチョに代えてセバージョスじゃなくてナチョを左サイドバックに残した判断も的確。いくら勝ち越したいからといっても、逆転されたら元も子もないですから。優勝争いをしているのならナチョを下げて賭けに出るべきだったでしょうが、いまは4位争い。勝つことより負けないことのほうが大事ですから。

超守備的とか支配率が低すぎるとかいろいろ批判されるんでしょう。私も基本的に「内容の伴わない結果は意味がない」と考える人間ですが、いまのレアルに内容を求めるのは酷です。まずとにかく勝つこと。どんなにひどい内容でも勝ち癖をつけることが何よりも大事。そうしているうちに内容の伴った結果を出せるようになり、優勝争いにも返り咲ける可能性も出てきます。いま内容を求めたら4位以内も危ない。


ベティスに敗因あり
逆に、ベティスはダニ・セバージョスがFKを蹴る直前にメンバー交代。相手FKかCKのときは交代しないのが鉄則のはずなのにそれを守らなかった。打つべき手を打ったソラーリと誤った手を打ってしまったキケ・セティエン。明暗の差はそこでしょう。というか、もしあそこでベティスの交代がなければあのFKは入っていなかったかもしれないわけで、ラッキーでしたね。運があるというのはそういうことです。


怪我の功名5バック
運は他にもあって、ソラーリは守備の綻びに本当に危機感をもって5バックを採用したわけじゃないということです。怪我の功名。なぜなら、ルカス・バスケスを使えたレガネス戦は普通に4-3-3だったじゃないですか。今日もしバスケスが出場停止じゃなかったら5バックは採用しなかったと思う。いつもの4バックなら前半のうちに1点か2点入れられてた負けていたでしょう。

試合が始まってからの采配は問題なしでしたが、スタメン選びには運が多分に働いたと見ます。
ルカス・バスケスの出場停止と、たまたま今日がアウェーだったこと。この偶然が5バック採用、守備的に戦うという決断を引き出したと思います。ホームでも5バックだったかもしれないけど、かなり躊躇したでしょう。ホームの厳しいサポーターの前では決断できなかったかもしれない。


同点弾の時間帯
それから、ベティスの同点弾が後半23分だったこと。もう前半の終わりぐらいから押し込まれて、カゼミーロも最終ラインに吸収されて6バックみたいになってましたよね。でも追いつかれたことで全体が前がかりになって、そのカゼミーロがボール奪取からドリブルを仕掛けてファウルを受け、そのFKが決まった。もしカナーレスがオフサイドだったら、つまり終盤まで0-1のままずっと守備的に戦っていたら終了間際に悪夢の同点弾が決まっていた可能性は高いと思います。


バルベルデ
あとは、バルベルデにとっても運が良かったですよね。前半のキーパーとの一対一を決められなかったこと自体は別にいいんです。一対一を決められないのはよくあること。でもシュートを打たなかった消極性は絶対にダメ。もし勝ち点を落としていたら戦犯扱いされて、せっかくリーガ初先発のチャンスをもらったのに自信喪失していたかもしれない。彼のためにも勝てて本当によかったと思います。


ヴィニシウス
バルベルデよりも若い18歳のヴィニシウスが何だかもう攻撃のリーダーみたいになってるのが頼もしい。速い、視野が広い、守備意識が高い、長所がたくさんある。まだ雑なプレーも多いですが、いいんじゃないですか。メッシだって18歳のときは何やっとんじゃいと言いたくなるプレーたくさんありましたから。
野口が言うように、左ウイングとしてだけでなく、CFとしても行けると思いました。ベンゼマが骨折したらしいので(といっても手の指ですが)マリアーノも怪我してるいま、ヴィニシウスをCFに! ポストプレーもうまかったと思う。ただベンゼマがいつ復帰できるのか気になります。


イスコ問題
あとはイスコですね。
もうソラーリとの関係修復は無理なのだから移籍させてあげればいいと思うんですが、移籍金が200億円近くに設定されたままで、このままでは飼い殺しじゃないかと。

ただ、最近の体たらくを考えると、クラブ幹部たちは「ソラーリはきっかけさえあれば解任すべき」と考えてるのではないか。監督が変わればイスコは表舞台に戻れるかもしれない。それで移籍できないようにしているのかな、と思いました。


蛇足
ダニ・セバージョスが決めたとき、手を高く上げたので実況アナが「ここは古巣のホームなのに」と言っていて、プレイバックが流れたときに両手を合わせて謝っていたのを野口が言及していました。「謝ったからかブーイングも少なくなりましたね」と。

謝らずに喜んでほしかったと思ったのは私だけですかね。だって、いくら古巣とはいえ、その古巣のサポーターからものすごいブーイングを受けていたのだから別に喜んだっていいと思う(そもそも彼はセビージャの選手らしいし)。ブーイングはもっと凄まじくなるでしょうが、それぐらいの悪童がいてもいいんじゃないかな。最近のスポーツ選手はお行儀がよすぎる。

まぁでも、ブーイングを馬力に変えることができるのはクリスティアーノ・ロナウドとセルヒオ・ラモスだけだと思うので、あれでよかったのかもしれませんが。(笑)





鹿島自滅 CWC準決勝 レアル3-1鹿島

アルダラハラを降した鹿島アントラーズとの再戦。レアル・マドリードは今季本当に調子が悪いから負けるんじゃないかと思っていたら勝っちゃいました。しかしレアルが勝ったんじゃなくて鹿島が負けたんだと思いますが。


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解説の岡ちゃんと城が言っていたように、緩い入り方をしたのは残念でした。前日、南米王者のリーベルプレートが敗退していたのでね。もっとアグレッシブに行くのかと思っていたらぜんぜん。でも鹿島もまったく前からプレスに来ない。
0-3で負けたエイバル戦みたいにキックオフからガンガン前から来られてハメられてたら絶対負けてたと思いますが、なぜああいう戦術を取らなかったんだろう? 

それでなくてもコーナーキックから絶好のチャンスがあったり、他にも開始15分までにチャンスありましたよね。あれを決められてたらいまのレアルならジ・エンドでした。なかなかゴールが決まらない焦りからよけい雑なプレーに終始していたと思いますね。

ただ、岡ちゃんが言っていた「鹿島の出来がいい」という見方には大いに疑問。
今季のレアルは「横方向のパスばかり」という批判ばかりされてるんですが、前半まだエンジンのかかってない時間帯から縦パスがたくさん入ってましたよね。あんな守備で出来がいいの? まぁ岡ちゃんはバルサファンだからレアルを悪く言いたいんでしょうけど(城も)あまりに一方だけに肩入れする解説はよろしくありません。
最初から雑な守備をしているから2点目のようなありえないミスをしてしまったのでは? あれはゲームを壊しました。楽にはなったけど試合がつまらなくなってしまった。レアルに勝因などなく、鹿島に敗因があるだけ。

攻め手がベイルとマルセロの左サイドしかないという意見にも疑問。確かにカルバハルは本調子とは程遠いしモドリッチもまだ上がってこない。でもルカス・バスケスはよく頑張っていたのでは? ベンゼマもゴールこそなかったもののチャンスメイカーとして奮闘してたと思いますが。クロースもよかったし。
前半、「レアルぜんぜんダメ」と岡ちゃんが言った瞬間にワンタッチパスが何本も通ったとき二人とも沈黙したのには爆笑しました。というか、そういうときこそ何か喋らないといけないのでは? まったく!

マン・オブ・ザ・マッチがベイルというのには異論がありませんが、中盤のバランサーとして奮闘したマルコス・ジョレンテを私は特に称揚したい。決勝でカゼミーロを使ったら怒るよ。



THE REAL MADRID WAY レアル・マドリードの流儀
スティーヴン・G・マンディス
東邦出版
2018-05-17





欧州チャンピオンズリーグ ラウンド16大胆予想!

2018-19シーズンのヨーロッパ・チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の組み合わせが決まりました。

まず私の予想を。

×マンチェスター・ユナイテッドvsパリ・サンジェルマン○
○ローマvsポルト×
×トッテナムvsドルトムント○
○アヤックスvsレアル・マドリード×
×リヨンvsバルセロナ○
○リバプールvsバイエルン×
×シャルケvsマンチェスター・シティ○
○アトレティコvsユベントス×


マンUはモウリーニョが完全に暗黒面に堕ちてしまったようで、パリ・サンジェルマンなんかに負けてほしくないけど無理でしょう。

ドルトムントは国内リーグでもバイエルンにだいぶ差をつけているし、かなり充実しているみたいなので。

そのバイエルンの相手は昨季のファイナリスト、リバプール。絶対負けるでしょう。ヨッシャヨッシャ。

アトレティコとユベントスが一番予想が難しい。
クリスティアーノ・ロナウドを獲得して優勝候補と言われるユベントスですが、いまアトレティコが神懸かった勝ち方をしているというか「魂のサッカー」を演じているので、まだ2か月以上先ですけど、現時点で予想するならアトレティコの勝ち上がりかな、と。

さて、我がレアル・マドリードですが、クラブワールドカップも勝ち取れるかどうかわからないというかアントラーズに負ける可能性も大だし、アヤックスは誰でしたっけ、若いすごい選手がいるみたいなのでやられるんじゃないかと。勝ち上がってほしいけど、仮に勝ち上がれても今季は優勝はないでしょう。いまのチームの出来を考えるなら。冬の移籍で強力なFWを獲れればわかりませんが、どうも監督と選手の間にまた齟齬が生じている感じだし、何より3連覇してハングリー精神が失われているようなのが一番気がかりなところ。敗退と思っておいたほうがいいでしょうね。


私の優勝予想は……


バルセロナ

でもなく、

シティ

でもなく、

リバプール

でもなく、




アトレティコ!!(マドリディスタとしては複雑ですが)



UEFAチャンピオンズリーグ 名勝負集 1992-2005 [DVD]
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