テレビ

2019年08月08日

『5時に夢中!』は今日も、滝川クリステルと小泉進次郎の結婚を取り上げていて、というか、滝クリと同じく神戸出身の宇垣美里のコメントが紹介されていました。


koUjRzRuCiDSp

神戸の神格化
宇垣は高校の後輩だから当然知っていたけれど、滝クリが神戸出身とは知らなかった。それはともかく、二人の結婚についてイベントで語ったとされる言葉は、

「神戸の女性は自立している」

というもので、え、そうなの? と。

コメントを求められた同じく神戸出身の大橋未歩(何と彼女は須磨区出身とか。私も30年前まで須磨区在住でした)は、

「なぜ神戸ってここまで神格化されてるんでしょう」

と神戸人なら誰もが抱いている疑問を口にしました。

そうなんです。なぜか神戸は「おしゃれ」とか何とかポジティブなイメージがあるらしく、それでいて「気取ってる」という裏返しのネガティブなイメージもないらしい。


o1046058314384284904

大橋未歩は最後に「神戸の女は品がいい」と言っていましたが、あれは冗談にしても、そういう冗談が嫌味にならない何かがあるような気もします。


大阪人の神戸コンプレックス
一番それを強く感じているのは大阪人じゃないですかね。

以前、ケンミンSHOWでやってました。

「大阪のおばちゃんに、奥さん、何かちょっと神戸っぽいですね、というと異常に喜ぶ」と。

確かに、大阪の人と喋っていると「神戸にだけはかなわない」みたいな強烈なコンプレックスを感じます。なぜそこまで? ほとんどお隣さんじゃないですか。同じ関西なのになぜそこまで。

大阪人の東京コンプレックスは有名ですが、あれは裏返ってほとんど殺意みたいな感じになっちゃってますけど、なぜか神戸コンプレックスは少しも裏返らず、素直に「参りました」という感じらしい。


美人が多い
神戸人同士で喋っていると、「神戸なんてそこらへんの小さな街と何も変わらない」とみんな口をそろえて言いますけどね。

しかし、ちょっと前に東京に住んでいたとき、東京生まれの人間ですら「神戸って美人が多いらしいですね」と言ってきた。「それはただのイメージでは?」「横浜みたいな?」「そうそう!」と少しも東京人の横浜イメージを知らないくせに肯定しちゃいましたけど、しかしよく考えてみれば、神戸と東京では人口が10倍近く違うのに美人に遭遇する頻度があまり変わらない。ということはこっちのほうが美女率が高いのか。うーん、わからない。ま、確かに北川景子とか美人芸能人はたくさんいるけど。(他に誰がいるのか忘れちゃった。能年玲奈は神戸じゃないですよね。兵庫県ではあるけど)


インスタントラーメン
もう20年ほど前ですけど、何かの番組で京阪神をまたにかけるナンパ男たちにインタビューしていて、彼ら三人が意気投合していたのが、

「大阪や京都の女と違って、神戸の女はインスタントラーメンなんか食わへん」

ということでしたが、まさか! 普通にカップラーメン食ってまっせ!


神戸スイーツ
そういえば東京にいた頃、「神戸はスイーツが種類も多いしおいしいし」と言われたことがあって、さすがにそれに関しては「そうかもしれん」と思ったものの、仙台から移り住んできた人に言わせると、こっちのスイーツはダメだそうです。仙台のほうが断然いいと。他は神戸大好きだけどお菓子だけは不満と言っていました。

その人からもらった「萩の月」ってお菓子は確かにめちゃくちゃうまかった!

というわけで、神戸がなぜここまで神格化されているのかは、結局わかりませんでした。(笑)

イメージだけが一人歩きしてるんでしょう。宇垣だって別にそれほどの美人じゃないし。かなりの闇キャラであることが明らかになってしまったし。


関連記事






  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年08月06日

山田太一さんの1979年作品『沿線地図』。昨日は第9話、10話でしたが、何だかどんどんカオスになっていきますね。

前回までの記事
①まるで自画像のような
②両親たちのウロウロ
③父親の落とし穴
④脚本家の苦心


児玉清
前回の最後で登場した岸田森と喧嘩してしまった児玉清の挿話は、親子のドラマと何の関係もないのでいったい何のためのエピソードなのかと思ったら、土下座を迫られて保身のために言うなりになってしまったことが原因で、息子の広岡瞬の好きにさせてやろうと思うに至るきっかけだったんですね。なるほど。前回も「おまえの好きなようにしたらいい」とは言っていましたが、岸田森の一件で心からそう思うわけですね。

しかし、「もう帰ってこなくていい」と言ってしまったことで、帰ってきてほしいと願う妻の河内桃子とは険悪になってしまい、何と次回予告によると河原崎長一郎と浮気⁉ みたいなことになるらしく、とても楽しみ。今回もほとんどアル中みたいになってたし。しかし、飲んでることをセリフで説明するだけじゃなく、実際に飲みつぶれるシーンが必要だとは思いましたが。


時代の気分
007-01-2

岡本信人の親切心を無にする「ここの社員になるつもりはない」という広岡瞬。非正規労働者が増え続ける一方の現代の若い人には広岡瞬の言葉は理解できないでしょうが、このドラマの10年後くらいから「フリーター」という働き方がトレンドになることを考えると、すでにこの頃から「会社に忠誠を尽くすだけでない生き生きした人生」という考え方が胚胎していたのでしょう。

ただ、大事なのは真行寺君枝も同じ考え方ではないということ。彼女はあくまでも「バイトでその日暮らしはいや」という。広岡瞬は「まだじっくり考えたい」という。若者もまたゆれています。

絶対、広岡瞬の心中では「大学進学を捨てたのは本当によかったのか」と後悔してるはずだよね。と思ってる人も多いかもしれませんが、私はそれだけはないと断言します。自分がそうだったし、いまもそうだから。

ゆれてはいるけど、芯はしっかりしていると思います。彼らが主人公なのではなく、彼らによって人生を根底から揺さぶられる親たちが主人公ですからね。若者二人を一枚岩にしてもいいけど、それでは対立がなくなってドラマが薄まってしまうから、ということで真行寺君枝と喧嘩するシーンがあるのでしょう。


笠智衆
EBQ5TVeUYAAni4s

今回、非常に面白いというか意外だったのは、これまで後景でぶつぶつ言ってるだけだった祖父・笠智衆が前面に出てきたことですね。父の児玉清がああなってしまったからにはその上位の存在を出さざるをえない。というのは前回の記事に書いた通りですが、前回は北村和夫が笠智衆と同じことしか言わないことについて不満を述べましたが、あれは周到な計算だったのですね。笠智衆がここまで前面に出てくる以上、河原崎長一郎の家族も出てきて文句を言わないとバランスが悪い。だから北村和夫は「アリバイ作り」でしょう。こっちもちゃんとありきたりな大人然としたことを言うキャラクターを出しましたよ、という。北村和夫なしで笠智衆が前面に出てきたら「なぜ片方の家族だけ?」と不満に思うのを未然に防ぐ手法だったわけですね。納得。

しかし、親ではない祖父の笠智衆が広岡瞬のアパートまで行ったり、そこまではまだ理解の範疇ですが、相手の親、岸惠子にも会いに行って説教垂れるというのは何か不自然な感じがしました。

私が高3のときに反乱を起こしたときは、祖父はまるで何も言ってきませんでしたから。まぁ私の祖父はあそこまで熱くなる人ではなかったから違うのはしょうがありませんが、どうしても比較してしまう。

ただ、広岡瞬や岸惠子に言い返された笠智衆があそこまで悩むのは意外というか何というか。あれぐらいの爺さんならもっと意固地でもいいんじゃないかと思うんですが。テレビで西城秀樹のヤングマンを見ながらいったい何を思ったのか。


脚本上のテクニック
笠智衆が岸惠子を訪ねて追い返され、河原崎長一郎が謝りに行って、帰ってきて岸惠子に伝えるシークエンス。あそこはすごかった!

河原崎長一郎が謝りに行ったとき、岸惠子がしょげているのがフラッシュバックで描かれます。そこまでは普通ですが、笠智衆に謝っている最中に岸惠子にそのことを伝えるシーンがフラッシュフォワードで描かれます。フラッシュフォワードってあまり使われないから驚いていると、いつの間にか、岸惠子に伝えているシーンが現在になり、笠智衆とのシーンがフラッシュバックに変わっている。

変幻自在な時間の扱い方が素晴らしかった。あれは映像のマジックですね。

映像には「現在」しかないので、文脈によって過去になったり未来になったり簡単に変えられる。だからこそ回想シーンを描くのは難しいんですよね。私は自ら禁じ手にしていますが。ってこれは別の話。

とにかく、親子の対立だけだった物語がいろんなカオスを抱えてどこへ行くのかわからなくなってきました。来週が待ち遠しいです。


続きの記事
⑥口紅はいらない
⑦仰天の笠智衆!




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年08月04日

何だかこの夏のテレビドラマは面白いものがないなぁ、私の選球眼がダメなのかな。しかしついに真打ち登場!

8本も見始めてすでに脱落が6本という体たらくですが(いまはシナリオを書いていてあまり時間がないので少しでも面白くなかったら容赦なく見るのやめてます。じゃあ何でそんなに見てるんだと言われそうですが、まぁちょっとした息抜きですよ)とりあえずひとつひとつ簡単な感想を。(真打ち作品は最後に登場します)


『わたし旦那をシェアしてた』
小池栄子が出るならと思って見始めたんですが、旦那が死んだというのに金の話ばかりで不快。3億の遺産の情報がすぐ出るのはしょうがないとしても、もうちょっと人としての当たり前の感情を丁寧に追いながら金の話を絡めてくれたらよかったんですが。こういうのが好きな人はいるんでしょうけど、私の見たい作品ではない。夏木マリはもっと鬼婆みたいな役に活路を見出してほしい。2話で脱落。


『ポイズンドーター ホーリーマザー』
湊かなえ原作というところが引っ掛かりましたが、やはりイヤ~な内容でした。いま木皿泉さんの『木皿食堂』という本を読んでいるんですが、「いやなシーンは絶対書かない」と闘い続けてこられたそうで、いやなシーンを書くことで闘っているドラマは、これまた私の見たい作品ではない。1話で脱落。


『ルパンの娘』
maxresdefault

深田恭子が見たい、というただそれだけの理由で見始めましたが、案の定つまらない。瀬戸康史が婚約相手を逮捕せねばならないという枷はいいと思うんですが(『キャッツアイ』のパクリでしょうけど)あの警察一家にリアリティを感じられないというか何というか。マルシアがPTA会長みたいなおばちゃんに変貌していて驚愕しました。1話で脱落。


『潤一』
藤井美菜が見たいというただそれだけの理由で見始めました。思わせぶりな描写ばかりで退屈。1話は藤井美菜が出てたから最後まで見ましたが、2話では出てこないし、とにかく退屈きわまりないので脱落しました。


『これは経費で落ちません!』
内容が面白そうだったので見始めたんですが、面白くなかった。多部未華子が現場に赴くんじゃなくて、『氷菓』の主人公・折木奉太郎みたいに安楽椅子探偵として活躍したら、つまり社内にいながらにして領収書の名前や用途、裏書だけで推理して解決に導いたら面白いと思うんですが、どうでしょうか。1話で脱落。


『セミオトコ』
岡田惠和さん脚本ということで見始めたんですが、まず何よりも木南晴夏という女優さんの顔が好きになれない。アップになるたびに「別の女優にして~」と思ってしまう。1話で脱落しようと思いましたが、北村有起哉の役が気になるので2話も見ましたが面白くなりそうな気配がないので脱落を決意しました。


『だから私は推しました』
00001518102

これははっきり言って1話の途中でやめようかと思ったんですよね。でも30分だし、ということで最後まで見たら取り調べのシーンになって、主人公(これも桜井ユキという女優さんが好きになれない)が誰かを突き落として捕まったところからの回想形式であることが明らかになり、がぜん見る気が湧いてきました。

昨日の2話では、地下アイドルについての蘊蓄が語られて、そこも面白かった。かつて大島渚が映画特集のテレビ番組で語っていた言葉を思い出しました。

「映画は娯楽でもあるだろうし芸術でもあるだろう。でも俺は何より『情報』だったと思うんだよ。外国の映画を見て、こんな暮らしをしている、こんなものを食べている、家の中はこんなふうになっている。そういうことを知る手段だったと思うんだ」

この『だから私は推しました』はそういう「情報」としての面白さが満載ですね。白石聖という女優さんがかわいく、彼女をめぐる葛藤劇が2話目にしてやっと煮えたぎってきた感あり。これは完走できそう。


『それぞれの断崖』
sum

遠藤憲一さんが主役なら見ないわけにはいかないと内容をまったく知らずに見始めたんですが、少年犯罪がテーマなんですね。14歳未満ということで加害者は2年もすれば社会復帰。なのに被害者のほうはもう戻ってこない。

ここらへんは、あの酒鬼薔薇事件で活発になった20年前の少年犯罪ドラマと何も変わらないというか、ああいうふうに描くしかないんでしょうけど、ちょっと古い感は否めない。

あれ? あんまり面白くなかったみたいだけど真打ちなの? 

その通り、遠藤憲一さんが主役だから真打ちなのです!!! 見続ければきっと何かあります。予言します。




  • このエントリーをはてなブックマークに追加