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小説を書き始めました(二作目)

20年前に思いついたは小説。ちょっと前まで超繁忙期だったのでなかなか本腰を入れられなかったんですが、最近は結構しこしこと書いております。

というのも、繁忙期が過ぎ去ったのもありますが、コロナのせいで職場が二班態勢になってましてね。1日おきの出勤なので時間があるのです。

2日に1回しか仕事しないのに給料は満額もらえるらしく、めっちゃおいしいやん! とみんなで狂喜乱舞したりもしましたが、いまはみな口をそろえて「しんどい」と言っています。

だって、出勤して、休んで、また出勤してっていうリズムに体がなかなか慣れてくれないんです。2回か3回働くと3連休たちょっと働くとまた3連休。休んでばかりなので出勤するのが億劫すぎる。何もないのに「行きたくねえ」と思いながら行っています。

とまぁ仕事の話はともかく小説ですが、緊急事態宣言も解除され、休業要請も解除され、明日は1か月半ぶりに映画に行こうかなと考えてるほどコロナ禍も収まってきましたが(でもまだまだ第1波)いま小説を書くにあたって、コロナ禍のことを素通りしていいものだろうかと思ったんですよね。

20年前に思いついたアイデアなので当然コロナのことなど無関係です。ですが、コロナを盛り込まないと、いま小説を書く、いま何かを表現することの価値が薄まってしまう気がして。

とはいえ、すべての作品がアクチュアルでなければいけないなんて決まりもないだろうし、と逡巡した末に、コロナを盛り込むことにしました。パオロ・ジョルダーノだって『コロナの時代の僕ら』なんて本を出してるしね。あれはエッセイだけど。

この変化が吉と出るか凶と出るかはわかりません。

ただ確実なのは、主人公はもちろんのこと、脇役の人物たち、特に敵役に対する愛情が完全に芽を出したということ。(コロナを盛り込んだおかげではないが)

これは吉兆。

しかし、作品にとって愛情は必要条件であって充分条件にあらず。

技術と根気で何とか面白いものにしたいと意気込んでいます。

そうそう、今日、アイドル評論家・中森明夫さんの『青い秋』を読み始めましたんですが、教えられること多。あれはいいですよ。まだ3分の1しか読んでないけど。


続きの記事
白紙と向き合う恐怖と闘え!
二作目の小説、その後(パートⅡ)
二作目の小説脱稿!

青い秋
中森 明夫
光文社
2019-10-22



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