2020年02月02日

そういえば昨日、映画館でペットボトルに入れてもっていった麦茶を飲んでいたら隣の若い人が奇異な目で見つめてきた。

え、何? と思ったが、こういうことだったのか。



飲食物持ち込み禁止って映画館が勝手に決めてるルールなのに守ってるほうがおかしいわ。最近の若い人って「ルールは絶対に守るべき」と盲信していて大丈夫かなと思う。

映画館がなぜ飲食物持ち込み禁止にしているかというと、チケット代は半分は配給会社に返さないといけないが飲食物などの売り上げはすべて映画館の懐に入るので、できるだけ稼ごうと思って勝手に言っているだけ。私なんかペットボトルだけじゃなくコンビニ弁当なども堂々と持ち込むことあるけど特に何も言われませんよ。

映画のチケットは買わないと入れないけど飲食物は買わなくても入れるでしょ。そういうことです。飲食店に飲食物をもちこんだら営業妨害になるけど映画館はOK。映画館はあくまで映画を見せるのが本業であって、飲食物はサイドビジネスにすぎませんから。


そのサイドビジネスにお金を落として儲けさせてあげましょうという人までいる。アホかと言いたい。

もし飲食店がサイドビジネスでデジカメを売っていて「インスタやツイッターにあげるための写真は当店で買ったカメラでのみ撮影いただけます。スマホのご利用はご遠慮ください」と言われても従うんですか? 本業である飲食業を妨げるのはダメだけど、サイドビジネスはいいでしょう。

映画館の本業は当然のことながら映画を見せることだから、映画の持ち込みはダメですよ。映写室をジャックして自分の自主製作映画をゲリラ上映するとか。あと映画泥棒も絶対ダメ。録音もダメ。

そこさえ守ればいいんじゃないですか。映画館はチケット収入だけで儲かっています。何しろ入場料の半分も懐に入るんですから。製作者の懐に入るお金なんて微々たるものなんだから映画館を儲けさせてあげようなんて親切心は不要です。

最近の若い人はほんとによく飼い馴らされてると思う。ある業界の勝手なルールですらこれなんだから、そりゃ法令違反とか不倫などに嫌悪感を催すのも当然かと思った次第。

でも、これだけは憶えておいたほうがいい。

「地獄への道は善意によって舗装されている」



映画館と観客の文化史 (中公新書)
加藤 幹郎
中央公論新社
2006-07-01




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