2019年09月29日

圧力鍋ワンダ・メトロポリターノでのマドリード・ダービー。

開始早々、前線に飛び出そうとしたアトレティコの選手にカゼミーロがぴったり張りついてパスを出させなかったときは「カゼミーロがキックオフ直後からあの集中力なら1点取れば勝てるかも」と思いましたが、その1点が取れませんでした。

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ベンゼマのヘディングは完璧でしたがオブラクの牙城は崩せなかった。ナチョ君のクロスも最高だったのに。


守備の改善
巷間では「パリに惨敗したあとセビージャ戦でかなり粘り強い守備をして改善された」と言われているみたいですが、私の目にはそうは見えませんでした。

確かにクロスをことごとく跳ね返すなど頑張ってはいましたが、セビージャの攻撃のまずさのほうが目立っていたように思います。

で、前節オサスナ戦、今節のダービーと、少しずつ改善されてきた感があります。今日のような守備ならパリにもそんなにやられなかったと思いますがどうでしょうか。


攻撃のまずさ
ただ攻撃がね。。。

パスの受け手はするするっと前に出たり、逆サイドで大きく手を上げたり準備ができてるんですが、出し手に迷いがあるというか、いま出せばチャンスが広がるというときに大事につなぎすぎな印象。もっと危険なパスを出さなきゃ。変に奪われてカウンターを食らうよりは、という監督からの指示なんでしょうか。

奪ってからのカウンターも鳴りを潜めてましたね。奪ったらすぐギアチェンジすべきなのに、全速力で走る選手がいない。特に前線の3人は前節休みをもらっていたのに何をしてるんだと。

奪ったあとの最終ラインの押し上げは早かったと思いますよ。だから守備は改善されてると思うし、実際、3試合連続クリーンシートだし、でもやっぱり攻撃がね。

前節から気になったのは、左サイドでクロースが展開を考えているとき、バルベルデが寄っていきすぎなこと。モドリッチみたいに相手にとって危険なエリアに飛び出すのならわかりますが、ただ寄っていくだけというのは……。そこで奪われたら右サイドが手薄じゃないですか。守備の安定のために彼を入れたはずなのに何をやっているのかと。


これでよかったのか⁉
ジダンは「内容では勝っていたのだから引き分けは不当な結果」と言ってるらしいですが、本当は「引き分けでいい」と思ってたんじゃないでしょうか。

だって、バルベルデに代えてモドリッチ投入は誰が監督でもそうするでしょうけど、アザールに代えてハメスですからね(というかまったくチームにフィットしていないアザールを出すな)。勝ちに行くならヴィニシウスでしょう。ヨヴィッチ投入も88分。ラスト数分のパワープレイに賭けるといった感じの采配で、勝ちに行くというより負けないための采配だと感じました。あわよくば1点という。

ファンとしては不満ですが、これでよかったのかもしれません。無理に勝ちに行って負けるより、長いシーズンを考えれば、いまはチームに染みついた失点癖、負け癖を取り去ることのほうが先決という判断なのでしょう。

前節、華々しいデビューを飾ったロドリゴが招集メンバー外というのには目を疑いましたが、まだ18歳の彼のサッカー人生を考えると大事に育てるやり方のほうがいいのかなと。数年後、バルサのアンス・ファティよりロドリゴのほうがいい選手に育っているような気がします。

ただ、キーパーはアレオラにしてほしかった。前節めちゃくちゃ安定感があったのでね。クルトワは劣勢になると泣きそうな顔になるのが好かん。

とりあえず無敗を維持しているのはレアルのみ。でも次節が現在2位のグラナダ戦。ホームとはいえ勢いのあるチームだからうかうかしていられないし、間にCLクラブ・ブルージュ戦があってここは何が何でも勝たないといけないので大変ですね。舐めてたらやられますよ。代表ウィーク明けはマジョルカ、ガラタサライ、バルサとのアウェー3連戦。

だからやっぱり今日は勝てなかったことより「負けなかったこと」「失点しなかったこと」を寿ぐべきなのかもしれません。




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