2019年08月25日

ベンゼマのファインゴールで勝ったかと思いましたが、終わってみればドロー。うーん、これは痛い。

今日はジダンの功罪が浮き彫りになったゲームだと思いました。


zidane

ジダンの「功」
前節も驚きのスタメンでしたが、今日も驚き。ハメス先発。アザールの怪我、モドリッチの出場停止がなければベイルもハメスも出られてないような気もしますが。

しかし、そのハメスもベイル同様、放出候補とは思えないほど状態を仕上げてきていて、2度ほどあった左足インサイドでのシュートは決まっていてもおかしくないし、結果からすれば、あそこで決めてさえいてくれたら……とは思うものの、でもベルナベウのファンも喝采を贈っていたし、あれだけいい状態を見せてくれれば御の字じゃないでしょうか。

ジダンはモチベーターとしてはかなりの人だとすでに証明されていますが、選手にどう言ってモチベーションを上げさせているんでしょうね。プレシーズンでは「ベイルは近いうちに放出されるだろう」みたいなことを言ってたのに中国行きが破談になり他に買い手がつかないとなると、一転して戦力として使える状態にもっていく。ハメスしかり。監督自身が「いらない」と意思表示したにもかかわらず、「いや、必要だ」と翻意する。普通なら選手は嫌気が差すだろうに、逆にやる気を上げている。

それは他の選手もそうだと思いますよ。


GettyImages-1169964999

価値あるゴールを決めたベンゼマにしても、他の選手にしても、前節も今節も活躍したのは前からいる選手ばかり。新戦力が大活躍したわけではなく、絶不調だった昨季とほぼ同じメンバーで何とか膠着状態を突き破ったのだから、ジダンのモチベーターとしての「功」はかなりのものだと思います。


ジダンの「罪」
ただ、先制したあとにすぐルカス・バスケスを入れようとしていました。実際、同点弾を決められても彼を入れるしかなかった。勝ち越したままなら攻守のバランスを取るためにバスケスはいい選択肢でしょうが、あと数分で猛攻を仕掛けたい場面で入れる選手がいない。

結果的にはベンゼマの先制弾がなかったのと同じですよね。70分から80分ぐらいのとき、誰を入れたらいいのか、誰を入れるつもりなのかと思っていたら先制弾が決まったんですが、あのまま決まってなくてもFWはバスケスしかいないし、かといって、彼ではちょっと迫力に欠ける。

イスコを下げてヨヴィッチのとき解説の野口が「カゼミーロを下げたほうが」と言ってましたが、私はカゼミーロ効いてたと思うので、そんなことしたらよけいバジャドリードのカウンターの餌食になってしまうじゃないかと思ったのでカゼミーロを下げないでよかったと思いましたが、あそこではクロースを下げるべきじゃないですかね?

同点弾のきっかけを作ってしまったクロースだから結果論に聞こえるかもしれませんが、もっと言えばハメスをなぜ下げたのか、と。彼、とてもよかったので、ヴィニシウス投入はわかるけれど、あまりよくなかったイスコを最初に下げるべきでは? 

で、ヨヴィッチ投入のときにクロースを下げる。ただ彼を下げたら守備に不安があるならベイルでもよかった。とにかく、ボールをもって変化をつけられる選手を残さないから、簡単にクロスを上げるばかりの単調な攻撃になってしまいました。

ハメスを下げるならイスコは置いておく。あるいはハメスを下げずに出来の悪かったイスコを下げる。モドリッチがいないのだからそれぐらいは考えてほしい。

モチベーターとしてのジダンは爆買いしますが、選手交代など采配の部分ではまだまだ信用できません。

前節、クロースの強烈ミドルや、華麗なパス回しからルカス・バスケスの3点目など、昨季までなら「惜しい!」で終わっていたシュートが決まった開幕戦だったので、今季は違うと思ってました。今日のベンゼマのゴールもまさにそういう昨季とは一味違ったゴールだったじゃないですか。時間的にも。それが引き分けに終わったのでは、「あぁ、またか」となってしまわないか。

昨季もホームで負けや引き分けが多く、客席がガラガラだったから今季は違うところを見せてほしかったんですがね。ここからどう巻き返すか。

メッシのいないうちに勝ち点を積み重ねておいてほしかったなぁ~。


前節の記事




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントする

名前
 
  絵文字