2019年04月22日

五輪真弓といえば大方の人は『恋人よ』を挙げると思うんですが、あれもまさしく昭和を代表する名曲だとは思います。

でも私はこの『煙草のけむり』をこそ称揚したい。

哀しい歌です。具体的に何を歌っているのかは聴く人の解釈にゆだねられていますが、とにかく旋律が哀しい。

なぜか五輪真弓単独で歌っている動画がないので(あることはあるんですけど、やたら変なふうにアレンジされていて好きになれない)河合奈保子と歌っているこの動画を。




歌詞:五輪真弓

煙草のけむりの中に
隠れて見えない
あなたはどんな顔で
私を見てるの
初めて会ったときも
あなたは煙草をくわえ
そして言った

火を貸してください
僕の暗い心に
火を灯してください
あなたの赤いマッチで

煙草のけむりの中で
あなたは笑って
どうして君はそんなに
いい人なんだと
何も話してはいない
何も見えやしないの
なぜわかるの

火を貸してくれたよ
僕の暗い心に
火を灯してくれたよ
あなたの赤いマッチで

でも私には見えない
あなたの顔が見たい
煙草を吸わないで

煙草のけむりは
いつか消えてしまって
あなたもいつの間にか
いなくなっていた
なぜだかわからない
あれから口癖に
なってしまった

火を貸してください
僕の暗い心に
火を灯してください
あなたの赤いマッチで

火を貸してください
僕の暗い心に
火を灯してください
あなたの赤いマッチで



うーん、切ない。心に沁みます。

煙草やマッチは何かのメタファーなんでしょうか。よくわからないけど、わかる気がする。

最近はメタファーのない歌詞が多いですね。それは「詩」ではなくただの散文。散文=小説が文学の代表として大きな顔をしているのは由々しきことです。

何か話が趣旨と違う方向へそれてきたので、このへんで。



煙草のけむり
Sony Music Direct(Japan)Inc.
2017-08-30




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