いよいよ明日に迫ったアカデミー賞授賞式。

今年は史上最も予想が難しいと言われていますが、私の予想は以下の通り。



作品賞:ボヘミアン・ラプソディ
監督賞:アルフォンソ・キュアロン(ROMA/ローマ)
主演男優賞:ラミ・マレック(ボヘミアン・ラプソディ)
主演女優賞:グレン・クローズ(天才作家の妻)
助演男優賞:マハーシャラ・アリ(グリーン・ブック)
助演女優賞:エイミー・アダムス(バイス)
脚本賞:バイス
脚色賞:ブラック・クランズマン
撮影賞:女王陛下のお気に入り
美術賞:女王陛下のお気に入り 
作曲賞:メリー・ポピンズ・リターンズ
編集賞:ボヘミアン・ラプソディ
衣装デザイン賞:女王陛下のお気に入り
録音賞:ボヘミアン・ラプソディ
音響編集賞:ボヘミアン・ラプソディ
視覚効果賞:ファースト・マン
主題歌賞:「Sharrow」(アリー スター誕生)
メイキャップ&ヘアスタイリング賞:バイス
外国語映画賞:ROMA/ローマ
長編アニメ賞:スパイダーマン:スパイダーバース
長編ドキュメンタリー賞:RBG 最強の85才


とまぁこんな感じ。またも大穴狙い。『ボヘミアン・ラプソディ』がノミネートされた5部門すべて獲るというという予想。

今回は『ROMA/ローマ』がどうなるかですね。
前哨戦は圧勝ですけど、外国語映画に本当に作品賞を取らせるのか、監督賞で充分では? と考える会員は多いのではないか。そして私は未見だけれど、見た人の話によるとアンゲロプロスやタルコフスキーみたいな作風らしく、それなら編集賞にノミネートされてないのは当たり前かとも思いますが、しかし、ハリウッド映画というのはカットバックなどカットの積み重ねで盛り上げていくのが昔からの手法なので、だから編集賞が作品賞を占ううえで大事なんだと思うんですよね。(ちなみに編集賞と作品賞が密接な関係にあると最初に言い出したのはおそらく私です。もう16年前ですか。ヤフーの掲示板にアカデミー賞を語ろうみたいなトピがあって、そこに「編集賞」と題したカキコをしたハンドルネーム=unforgiven2939とは私のことです。これははっきり言って自慢)だから『ROMA/ローマ』の作品賞はないような……?

さて、作品賞のノミニーが最大10本になってから、1位票を過半数とった作品があれば文句なしでそれが作品賞になるわけですが、もしどれも過半数を取れなかったら2位票、3位票もたくさん取らねばならない。『ROMA/ローマ』はたぶん監督賞は圧勝なんだでしょうが(組合賞も獲ってるし)作品賞は上記の理由で1位票を過半数取れないと思う。となると、まんべんなく上位票を取れるのは何かと考えると『女王陛下のお気に入り』『バイス』『グリーン・ブック』はコメディだから難しい感じ。特に『グリーン・ブック』はピーター・ファレリーのスキャンダルがあったからダメでしょう(20年前のお遊びを出してきたのはおそらく誰かの陰謀でしょうね)『ブラック・クランズマン』もどうもそこまで作品の評価が高くなさそうで、『ボヘミアン・ラプソディ』だってゴールデングローブ賞を取ったけれど監督賞にも脚本賞にもノミネートされておらず確率は低い。じゃやっぱり『ROMA/ローマ』? ということになるんですが……

話は変わって、私の予想では『女王陛下のお気に入り』が3部門受賞することになっています。今日見てきましたがつまらない映画でした。エマ・ストーンに獲ってほしいと思うけれど、2年前に主演賞獲ってるから望み薄かな、と。
予告編を見たときから美術と衣裳は当確だと思ってましたが、今日見て撮影賞も確信しました。下馬評では『ROMA/ローマ』か組合賞を獲った『COLD WAR』みたいですが、白黒は分が悪い。白黒撮影賞とカラー撮影賞が統合されてから白黒映画で撮影賞獲れたのって『シンドラーのリスト』だけですよね?(うろ憶え)しかもあれさえもう四半世紀も前。最近の撮影賞って極彩色のものが獲ること多いじゃないですか。『SAYURI』とか『ライフ・オブ・パイ』とか。『女王陛下』は極彩色ではないけど、窓を白く飛ばす絞り方や魚眼レンズを多用した仰々しい撮影手法を評価する会員は多くいそう。夜のシーンなんか普通によかったし。

だから、作品賞も同じようにインパクトのあるものが獲るんじゃないかと。未見のもののほうが多いので何とも言えませんが、『ボヘミアン・ラプソディ』のお祭り感はアカデミー賞にふさわしい。批評家が公開前に酷評したってところもいい。私も出来がいいとは思いませんし、批評家賞をまったく獲れなかったのは当然と思います。でもアカデミー賞は実作者が選ぶんだから批評家賞を蹴散らす独自色を出してほしい。

そういう意味でやっぱり作品賞は『ボヘミアン』で!!! ラミ・マレックの魂の受賞スピーチも楽しみです。