年明けからビジャレアルに引き分け、前節ソシエダにはホームで負け、とまるでいいところなしの我がレアル・マドリード。
前節は体調不良のため見ていません。ダイジェストは見ましたが、あの判定にはやはり怒りしかないですね。VARが発動もしないというのはいったいどういうわけか。でもベンゼマが絶好機を外したりしていて、決めるべきときに決めていれば勝てたかもしれないとも思いました。
で、直近の試合は国王杯のレガネス戦で3-0の勝利でしたが、ダイジェストで見るとレガネスにも再三のチャンスがありましたよね。決まらなかったから勝てましたが、守備の綻びはいまだ直せていない。
で、どうするかと思ったらまさかの5バックでした。
打つべき手を打ったソラーリ
私の予想フォーメーションは右ウイングにオドリオソラを使う4-3-3でしたが、実際はカルバハルとレギロンをウイングバックに起用する5-3-2あるいは3-5-2。
なぜマルセロを使ってないんですかね? レギロンのほうが守備が安定するということ?
ただ、後半追いつかれてからレギロンに代えてダニ・セバージョスという判断はよかった。普通にマルセロを入れるのかと思いましたが、中盤を厚くしたほうがいいだろうという判断は間違っていないと思います。それと、ナチョに代えてセバージョスじゃなくてナチョを左サイドバックに残した判断も的確。いくら勝ち越したいからといっても、逆転されたら元も子もないですから。優勝争いをしているのならナチョを下げて賭けに出るべきだったでしょうが、いまは4位争い。勝つことより負けないことのほうが大事ですから。
超守備的とか支配率が低すぎるとかいろいろ批判されるんでしょう。私も基本的に「内容の伴わない結果は意味がない」と考える人間ですが、いまのレアルに内容を求めるのは酷です。まずとにかく勝つこと。どんなにひどい内容でも勝ち癖をつけることが何よりも大事。そうしているうちに内容の伴った結果を出せるようになり、優勝争いにも返り咲ける可能性も出てきます。いま内容を求めたら4位以内も危ない。
ベティスに敗因あり
逆に、ベティスはダニ・セバージョスがFKを蹴る直前にメンバー交代。相手FKかCKのときは交代しないのが鉄則のはずなのにそれを守らなかった。打つべき手を打ったソラーリと誤った手を打ってしまったキケ・セティエン。明暗の差はそこでしょう。というか、もしあそこでベティスの交代がなければあのFKは入っていなかったかもしれないわけで、ラッキーでしたね。運があるというのはそういうことです。
怪我の功名5バック
運は他にもあって、ソラーリは守備の綻びに本当に危機感をもって5バックを採用したわけじゃないということです。怪我の功名。なぜなら、ルカス・バスケスを使えたレガネス戦は普通に4-3-3だったじゃないですか。今日もしバスケスが出場停止じゃなかったら5バックは採用しなかったと思う。いつもの4バックなら前半のうちに1点か2点入れられてた負けていたでしょう。
試合が始まってからの采配は問題なしでしたが、スタメン選びには運が多分に働いたと見ます。
ルカス・バスケスの出場停止と、たまたま今日がアウェーだったこと。この偶然が5バック採用、守備的に戦うという決断を引き出したと思います。ホームでも5バックだったかもしれないけど、かなり躊躇したでしょう。ホームの厳しいサポーターの前では決断できなかったかもしれない。
同点弾の時間帯
それから、ベティスの同点弾が後半23分だったこと。もう前半の終わりぐらいから押し込まれて、カゼミーロも最終ラインに吸収されて6バックみたいになってましたよね。でも追いつかれたことで全体が前がかりになって、そのカゼミーロがボール奪取からドリブルを仕掛けてファウルを受け、そのFKが決まった。もしカナーレスがオフサイドだったら、つまり終盤まで0-1のままずっと守備的に戦っていたら終了間際に悪夢の同点弾が決まっていた可能性は高いと思います。
バルベルデ
あとは、バルベルデにとっても運が良かったですよね。前半のキーパーとの一対一を決められなかったこと自体は別にいいんです。一対一を決められないのはよくあること。でもシュートを打たなかった消極性は絶対にダメ。もし勝ち点を落としていたら戦犯扱いされて、せっかくリーガ初先発のチャンスをもらったのに自信喪失していたかもしれない。彼のためにも勝てて本当によかったと思います。
ヴィニシウス
バルベルデよりも若い18歳のヴィニシウスが何だかもう攻撃のリーダーみたいになってるのが頼もしい。速い、視野が広い、守備意識が高い、長所がたくさんある。まだ雑なプレーも多いですが、いいんじゃないですか。メッシだって18歳のときは何やっとんじゃいと言いたくなるプレーたくさんありましたから。
野口が言うように、左ウイングとしてだけでなく、CFとしても行けると思いました。ベンゼマが骨折したらしいので(といっても手の指ですが)マリアーノも怪我してるいま、ヴィニシウスをCFに! ポストプレーもうまかったと思う。ただベンゼマがいつ復帰できるのか気になります。
イスコ問題
あとはイスコですね。
もうソラーリとの関係修復は無理なのだから移籍させてあげればいいと思うんですが、移籍金が200億円近くに設定されたままで、このままでは飼い殺しじゃないかと。
ただ、最近の体たらくを考えると、クラブ幹部たちは「ソラーリはきっかけさえあれば解任すべき」と考えてるのではないか。監督が変わればイスコは表舞台に戻れるかもしれない。それで移籍できないようにしているのかな、と思いました。
蛇足
ダニ・セバージョスが決めたとき、手を高く上げたので実況アナが「ここは古巣のホームなのに」と言っていて、プレイバックが流れたときに両手を合わせて謝っていたのを野口が言及していました。「謝ったからかブーイングも少なくなりましたね」と。
謝らずに喜んでほしかったと思ったのは私だけですかね。だって、いくら古巣とはいえ、その古巣のサポーターからものすごいブーイングを受けていたのだから別に喜んだっていいと思う(そもそも彼はセビージャの選手らしいし)。ブーイングはもっと凄まじくなるでしょうが、それぐらいの悪童がいてもいいんじゃないかな。最近のスポーツ選手はお行儀がよすぎる。
まぁでも、ブーイングを馬力に変えることができるのはクリスティアーノ・ロナウドとセルヒオ・ラモスだけだと思うので、あれでよかったのかもしれませんが。(笑)
前節は体調不良のため見ていません。ダイジェストは見ましたが、あの判定にはやはり怒りしかないですね。VARが発動もしないというのはいったいどういうわけか。でもベンゼマが絶好機を外したりしていて、決めるべきときに決めていれば勝てたかもしれないとも思いました。
で、直近の試合は国王杯のレガネス戦で3-0の勝利でしたが、ダイジェストで見るとレガネスにも再三のチャンスがありましたよね。決まらなかったから勝てましたが、守備の綻びはいまだ直せていない。
で、どうするかと思ったらまさかの5バックでした。
打つべき手を打ったソラーリ
私の予想フォーメーションは右ウイングにオドリオソラを使う4-3-3でしたが、実際はカルバハルとレギロンをウイングバックに起用する5-3-2あるいは3-5-2。
なぜマルセロを使ってないんですかね? レギロンのほうが守備が安定するということ?
ただ、後半追いつかれてからレギロンに代えてダニ・セバージョスという判断はよかった。普通にマルセロを入れるのかと思いましたが、中盤を厚くしたほうがいいだろうという判断は間違っていないと思います。それと、ナチョに代えてセバージョスじゃなくてナチョを左サイドバックに残した判断も的確。いくら勝ち越したいからといっても、逆転されたら元も子もないですから。優勝争いをしているのならナチョを下げて賭けに出るべきだったでしょうが、いまは4位争い。勝つことより負けないことのほうが大事ですから。
超守備的とか支配率が低すぎるとかいろいろ批判されるんでしょう。私も基本的に「内容の伴わない結果は意味がない」と考える人間ですが、いまのレアルに内容を求めるのは酷です。まずとにかく勝つこと。どんなにひどい内容でも勝ち癖をつけることが何よりも大事。そうしているうちに内容の伴った結果を出せるようになり、優勝争いにも返り咲ける可能性も出てきます。いま内容を求めたら4位以内も危ない。
ベティスに敗因あり
逆に、ベティスはダニ・セバージョスがFKを蹴る直前にメンバー交代。相手FKかCKのときは交代しないのが鉄則のはずなのにそれを守らなかった。打つべき手を打ったソラーリと誤った手を打ってしまったキケ・セティエン。明暗の差はそこでしょう。というか、もしあそこでベティスの交代がなければあのFKは入っていなかったかもしれないわけで、ラッキーでしたね。運があるというのはそういうことです。
怪我の功名5バック
運は他にもあって、ソラーリは守備の綻びに本当に危機感をもって5バックを採用したわけじゃないということです。怪我の功名。なぜなら、ルカス・バスケスを使えたレガネス戦は普通に4-3-3だったじゃないですか。今日もしバスケスが出場停止じゃなかったら5バックは採用しなかったと思う。いつもの4バックなら前半のうちに1点か2点入れられてた負けていたでしょう。
試合が始まってからの采配は問題なしでしたが、スタメン選びには運が多分に働いたと見ます。
ルカス・バスケスの出場停止と、たまたま今日がアウェーだったこと。この偶然が5バック採用、守備的に戦うという決断を引き出したと思います。ホームでも5バックだったかもしれないけど、かなり躊躇したでしょう。ホームの厳しいサポーターの前では決断できなかったかもしれない。
同点弾の時間帯
それから、ベティスの同点弾が後半23分だったこと。もう前半の終わりぐらいから押し込まれて、カゼミーロも最終ラインに吸収されて6バックみたいになってましたよね。でも追いつかれたことで全体が前がかりになって、そのカゼミーロがボール奪取からドリブルを仕掛けてファウルを受け、そのFKが決まった。もしカナーレスがオフサイドだったら、つまり終盤まで0-1のままずっと守備的に戦っていたら終了間際に悪夢の同点弾が決まっていた可能性は高いと思います。
バルベルデ
あとは、バルベルデにとっても運が良かったですよね。前半のキーパーとの一対一を決められなかったこと自体は別にいいんです。一対一を決められないのはよくあること。でもシュートを打たなかった消極性は絶対にダメ。もし勝ち点を落としていたら戦犯扱いされて、せっかくリーガ初先発のチャンスをもらったのに自信喪失していたかもしれない。彼のためにも勝てて本当によかったと思います。
ヴィニシウス
バルベルデよりも若い18歳のヴィニシウスが何だかもう攻撃のリーダーみたいになってるのが頼もしい。速い、視野が広い、守備意識が高い、長所がたくさんある。まだ雑なプレーも多いですが、いいんじゃないですか。メッシだって18歳のときは何やっとんじゃいと言いたくなるプレーたくさんありましたから。
野口が言うように、左ウイングとしてだけでなく、CFとしても行けると思いました。ベンゼマが骨折したらしいので(といっても手の指ですが)マリアーノも怪我してるいま、ヴィニシウスをCFに! ポストプレーもうまかったと思う。ただベンゼマがいつ復帰できるのか気になります。
イスコ問題
あとはイスコですね。
もうソラーリとの関係修復は無理なのだから移籍させてあげればいいと思うんですが、移籍金が200億円近くに設定されたままで、このままでは飼い殺しじゃないかと。
ただ、最近の体たらくを考えると、クラブ幹部たちは「ソラーリはきっかけさえあれば解任すべき」と考えてるのではないか。監督が変わればイスコは表舞台に戻れるかもしれない。それで移籍できないようにしているのかな、と思いました。
蛇足
ダニ・セバージョスが決めたとき、手を高く上げたので実況アナが「ここは古巣のホームなのに」と言っていて、プレイバックが流れたときに両手を合わせて謝っていたのを野口が言及していました。「謝ったからかブーイングも少なくなりましたね」と。
謝らずに喜んでほしかったと思ったのは私だけですかね。だって、いくら古巣とはいえ、その古巣のサポーターからものすごいブーイングを受けていたのだから別に喜んだっていいと思う(そもそも彼はセビージャの選手らしいし)。ブーイングはもっと凄まじくなるでしょうが、それぐらいの悪童がいてもいいんじゃないかな。最近のスポーツ選手はお行儀がよすぎる。
まぁでも、ブーイングを馬力に変えることができるのはクリスティアーノ・ロナウドとセルヒオ・ラモスだけだと思うので、あれでよかったのかもしれませんが。(笑)
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