ある方のツイートで知った『メイド地獄』というドキュメンタリーを見たんですが、あまりにあんまりな内容で怒り心頭に発しました。

ケニアやガーナの若い女性が、レバノンのメイド仲介業者を通じて、ヨルダンやサウジアラビアでメイドとして、というか奴隷として働かされ、挙げ句の果てに殺されるという内容。

冒頭で、レバノンの仲介業者の男が吐く言葉がすべてを物語っています。

「人権なんてものがあるとは思っていません。ヨーロッパにはあるのかもしれない。でも中東にはね」

彼らは一人頭2000ドルだったか、それぐらいの仲介手数料を取ってはどんどん女性を中東の金持ちの家に送り込む。1日8時間、週5日というのはまったくの嘘で、実は18時間労働で休みもない。それどころかセックスの相手を強要されたりもする。何とか逃げようとシーツを結んで3階から下まで降りようとしたり。ヨルダンでのメイドの死因の67%は自殺か建物からの転落だそうです。殺してるも同然。


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この人はケニアの上院議員で、自国の女性がひどい目に遭っているのを見過ごせず活動しているのですが、メアリーという女性がひどい虐待の末に全身やけどを負わされたことに関して仲介業者を問いただしても「私たちには何の責任もない。補償もしない」の一点張り。実際、メアリーは死んでしまうのですが、「運命だった」の一言で片づけられたとか。

しかも、ケニアの外務省の役人にこのことを言ってもただ笑うだけ。おそらく仲介業者から多額の賄賂をもらっているのでしょう。

「これは国家間の談合です!」

この女性は上院議員ではあるけれども「上院議員(当時)」というテロップが出るから、だいぶ目立った活動をして目をつけられてしまい、票を操作されて落とされたんじゃないですかね。この人がなぜ落選したかの追跡ドキュメンタリーを見たい。

それより最後のほう、中東でのメイド体験がどれだけ悲惨だったかを女性たちが次々と証言する場面で戦慄すべきことが起こりました。

「外国人材受け入れ法案が衆議院法務委員会で可決」

というニュース速報。あんなにタイムリーかつ皮肉なニュース速報は見たことがありません。