一週間ほど前に「小説を書き始めました」と題した日記を書きました。(→こちら

しかし、あまり書き進められていません。なぜかというと、書くと酸欠状態になるからです。

今回の小説は決してフィクションではありません。フィクションなら脚本でやればいいわけで、わざわざ小説になんかしなくていい。小説を書くなら日本の伝統である私小説を書きたいと常々思っていました。だから「自分のダメダメな半生」を徹底して批判的に描く、というのがテーマなんですが、これが書いてて本当につらい。

しかも二人称で書いているんです。

最初は一人称で書くつもりだったんです。脚本は三人称しかありえないけど、小説なら一人称が可能。どうせ小説を書くなら小説にしかできないことをやろう、と思いましてね。

でも、頭の中に奔流のように浮かび上がってきた文章は二人称だった。つまり、私が語り手となって、私自身に「おまえは本当に情けない」などと責めてくる内容なわけです。私が語り手なのだから本質は一人称ですが。

私はもともとつらいことに遭遇すると呼吸が止まってしまう性分でして、書いてるときおそらく息が止まってしまってるんですね。気がつくと頭がボーっとして吐き気がして失神しそうになる。何とか外に出て新鮮な空気を吸って落ち着かせるも、とにかくつらくてそれ以上書けない。

で、翌朝、起きたときからしんどいわけです。別に食べすぎたわけでもないのに朝から胃がもたれている。とりあえずヨーグルトを少量食べるだけにしても、胃は一日中もたれ続ける。そのうえ何もする気が起こらない。

そんな日が二日続くと次は書けるんですよ。昨日書いたときは酸欠にならないようにできるだけ意識的に深呼吸しながら書いていました。幸い酸欠にはならずにすみましたが、それでも書き終わったらぐったりして横にならざるをえず、寝れたらいいのにこれがまったく眠れない。

というわけで、今日も朝11時に起きましたが、起きた尻から胃がもたれている。何もする気が起こらない。だから今日は予定どおり休養日。

しかし、こんなつらい思いをしてまで書く必要があるんだろうかと疑問に思う。でも、書きたいわけではなく、書かねばならないという義務感で書いているので、書く必要はあるのでしょう。書き終えたら、新しい自分になれるのかもしれない。そうじゃないかもしれない。

わからないから最後まで書きます。


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