realmadrid


前節バルサが引き分け、しかも今節もセルタ相手に引き分けてくれたので今日の試合に勝てば6ポイント差に詰め寄れる試合でしたが・・・


結果は何ともむごたらしいもので、スコアレスドロー。内容はよかったんですけどね。あとはこの人が決めてくれたら・・・


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決めきれなかったクリスティアーノ・ロナウド。
今日もいいシュートを何本も放つなど復調の兆しは随所にみられるんですが、苦しいところを何度も救ってきてくれた男だけに、やはり決めてくれないと。

そういえば、前半のロナウドはトップ下のような動きをしてましたよね。イスコが左右に自由に動くぶん、やや下がってボールを引き出す動きをしてました。あれはまさかチームとしての戦術じゃないでしょう。彼はパサーじゃないので。
解説の野口が言ってたように、クロースとモドリッチが下がりすぎてるから、誰かが下がってこないとボールが受けられないということだったはず。

それと、受けてすぐバックパスをする選手が多すぎ。前半、カゼミーロがワンタッチでセンターバックに戻したときロナウドが怒ってました。

後半は改善されてましたが、やはり前半が問題ですよ。先制点がなかなか取れないし、取ったら取ったで次は追加点がなかなか取れない。

あとはレフティがマルセロしかいないというのも大きな問題じゃないですか。ベイルもアセンシオも怪我してるし。
昔は、カシージャス、グティ、ラウールと中央の大黒柱にレフティが3人いて、ロベカルあるいはマルセロなどに加え、エジルやハメス、ディ・マリアなど攻撃の要にレフティがいました。

左利きはサッカーにかぎらずスポーツでは重要なのでね。左サイドバックにしか左利きがいない、というのも、これまでの変幻自在な攻撃が薄れている要因のひとつと思われます。


zidane

後半20分からの怒涛の攻撃はすごかったですね。あそこから3点、4点くらい取れた感じでしたが、結果的に無得点。

ジダンは「我々に足りないのはゴールだけだ」とちょっと前から何度も言ってますが、確かにそれは間違っていないと思うんですが、やはり野口が言っていたように、2列目3列目の選手が最前線まで顔を出すような、足で引っかき回すようなプレーができてないですよね。後半20分からはできてましたが、やはり前半からやらないと。

その前半、開始早々は前からのプレッシャーでいい入り方でしたが、すぐスローダウンしてビルバオに余裕を与えてしまいました。アドゥリスを倒したセルヒオ・ラモスのプレーでPK取られなくて本当によかった。逆に、後半、モドリッチが足を削られたシーンは流してほしかったですが、まぁお互い様というところでしょうか。いまのロナウドだったらあれを決めきれたかどうかわからないし。

それより、あそこで審判に詰め寄ってから怒涛のように攻め始めたんですが、何かきっかけがないと燃えられない、というところに一番の問題があると思います。

あとは選手交代。いい流れがずっと続いていたので替えにくかったのはわかります。だけど、まだ1枚カードが残っているのにルカス・バスケスをなぜ入れなかったのでしょうか? カルバハルに代えてルカス・バスケス投入で3バックというか2バックにしておけば、少なくともカルバハルの次節出場停止は避けられた。

そうなんですよね。カゼミーロだけでもきついのに、主将ヒルヒオ・ラモスとカルバハル、3人も出場停止で次節セビージャ戦に出られない。だから今日の試合は是が非でも勝たないといけなかったんですが。

バルサはセルタ相手にそれほどの内容を見せられずドローということで、試合としては今日の試合のほうがよっぽど面白く、確かにいい試合ではありました。

ただ、いまは内容よりも結果なんですよ。それに内容がいいといっても、後半20分からよかっただけで、それまでは何しとったんじゃい! と。それに、二次攻撃三次攻撃と続けられたのはカゼミーロとバランの守備の出足がよかったから。

最初からもっと全員が走らないと勝てませんよ。ゴールが足りないんじゃなくて、縦パスやラストパスを引き出すランニングでしょう。だからルカス・バスケスをなぜ入れなかったんだといまでも疑問です。


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