前節、ダービーで引き分けてしまったために首位バルサと10ポイント差も離れてしまった我がレアル・マドリード。逆転優勝のためにはもう引き分けすら許されない厳しい状況で、相手は降格圏に沈むマラガ。

ここのところマラガは結構勝ったりしてるようで、開幕直後の大不振からは抜け出たようですが、それでもここでセビージャとかビジャレアルが相手だったら目も当てられない。まだまだ運がありますよ。

だって、ジローナに負けたあとの相手がトッテナムだったのを除けば、ダービーの直後はアポエルだったし、開幕直後、バレンシア、レバンテと連続ドローで嫌なムードだったときも直後の相手がアポエルだったんですよね。アポエルには悪いですけど。

とはいえ、10ポイント差も離されるということはその運をきちんと巻き込めていないともいえるわけで、昨日のマラガ戦は正念場でした。

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チャンピオンズリーグでは得点ランキングトップなのにリーガでは不振と外野がうるさいクリスティアーノ・ロナウドはやはりアポエル戦で2点取ったからか、体によりキレがあって、最初のチャンスでヘディングを決め損なったとはいえ、きちんとベンゼマが詰めて幸先よく先制。その直後にクロースの不用意なミスから失点したときは「今日もまた負ける(あるいは引き分け)なのか」と目の前が真っ暗になりました。

最近のクロースって「精密機械」じゃなくなりましたよね。ドイツ人らしく堅実すぎてもともと私はあまり好きじゃないんですが、パス成功率が100%を記録した試合もあるなど、その堅実さを買われてレギュラー張ってるのに、最近はそのパスの正確さに翳りが見えるんですよね。

二度追いつかれて、さあ、勝ち越せるのかどうかと思った後半31分、交代で入ったモドリッチがPKをもらい、ロナウドよ、決めてくれと祈っていたら・・・何とキーパーがセーブ!!

しかし、やはり運があります。弾かれたボールがロナウドの目の前に。これを堅実に決めて決勝点。あの場面、かなり固くなったと思うんですが、よく決めてくれました。左足のインサイドって右利きの人間には一番蹴りにくいボールじゃないですか。(逆にアウトサイドは比較的蹴りやすい。あくまでも私の場合)

ああいうところをしっかり決め続ければ、この運をもっと大きくすることができるでしょう。もし引き分けてたらバルサは盛り上がりまくってしまってバレンシアを撃破、リーガ終戦。なんてことになりかねなかった。これで明日の頂上決戦がめちゃ楽しみになりましたわい。

ただ、懸念があるんですよね。昨日、止めるべきシュートを止められなかったカシージャの代わりはケイロル・ナバスが帰ってきてくれたからいいとして、昨季は最終的にチームを二つ作ったじゃないですか。それぐらいレギュラーと控えがどちらも充実していました。

が、今季は最初から躓いて負けられない試合が続いているので、マルコス・ジョレンテとかダニ・セバージョスとかもっと試合に出ていい選手が出られなくなっています。おそらく、クロースのミスが多いのも、ごくたまにしか休みをもらえなくて疲れているからでしょう。

逆に、昨日はお休みをもらってスタメンから外れたモドリッチが気の利いたプレーで最後はPKをもらう大活躍。最近はイスコがファンタジスタぶりを見せているので「10番はイスコのほうがよかったかも」と思ってましたが、やはりモドリッチですね。イスコとモドリッチではやはりモドリッチのほうが一日の長がある。ただ、イスコを下げてモドリッチじゃなくて、ルカス・バスケスを下げてモドリッチじゃないの? とは思いましたが。

アトレティコのグリーズマンはCLでものすごいバイシクルシュートを決めて今日は2得点とか。ということは、次節からロナウドも爆発でしょうか。

とにもかくにもバレンシアがバルサを撃破してくれることを切に望みます!(せめて引き分けて)


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