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『ELLE』の日本公開がいよいよ近づいてきました。
ポール・バーホーベン監督のことを考えるといつも頭に浮かぶ疑問というか文句があります。

いま私は「ポール・バーホーベン」と書きましたが、綴りはVerhoevenなので、「ヴァーホーヴェン」と書く人がいます。何でも「BとVは違う発音だから」というのがその理由のようです。

百歩譲って良しとしましょう。

しかし、「ヴァーホーベン」や「バーホーヴェン」という表記は許せません。どちらもVなんだから、「ヴァーホーヴェン」では? それならまだ許せます。

とはいえ、やっぱり私たちは日本人なんだから「なぜBとVの発音を区別しないといけないんだろう?」と思うのです。だって発音するときに区別してないでしょ。なら表記するときも区別なしでいいのでは?

発音が違う、ということでいえば、LとRだって海の向こうではぜんぜん違う発音ですよね。

でも、ここ日本では二つは同じ発音です。だから、コメもシラミも「ライス」ですよね? 区別する表記は存在しません。

SとTH、あるいはZとTHだって、日本語カタカナ表記するときは同じサシスセソ、あるいはザジズゼゾです。

なぜBとVだけ区別するんでしょう?


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確かにこの人の名前は「ビム・ベンダース」と書くよりは「ヴィム・ヴェンダース」のほうが字面がかっこいい。それはわかります。でも、何でもかんでもVだからヴと表記しなきゃいけないなんておかしいですよ。

ちょっと前の映画で邦題が『オーバードライヴ』なる珍妙なものがありました。『オーヴァードライヴ』か『オーバードライブ』かどっちかにしてよ! というか私は断然後者派ですが。


蓮實重彦なんかテレビのことを「テレヴィ」と書いたりします。

何だかな~~という感じです。