前節で首位に立ったレアル・マドリードがホームにマラガを迎えての一戦。前半は相手の術中にはまってしまい、後半は何度も崩しながらも結局決めきれず、マラガの思惑通り勝ち点1を分け合いました。


001l


クリスティアーノ・ロナウドが15本ぐらいシュート打ったんですけどねぇ。やっぱり調子悪いんでしょう。いつもの彼ならハットトリックできてるぐらいチャンスが多かった。


前半は解説者の言っていた通り、マラガが中央を固めて、サイドからクロスを入れる一本調子な攻撃で少しも面白くなかったですが、ハーフタイムでもっと相手のバイタルエリアに入り込めと指示が出たらしく、中央でワンツーを使って崩したり、左右に散らしてマラガ守備陣を混乱させたりいろいろ手を尽くしたものの、結局無得点。ケイロル・ナバスが絶好調でまたも無失点だったけど、得点できなれば勝てるわけがありません。


まぁこういう日もある、と思えるといえば思えるんですけど、大いに疑問なのはベニテス監督の采配。


なぜ怪我したヘセに代えてコバチッチを入れただけで、残りの交代枠を使わなかったんでしょう??? ベンチにはルカス・バスケスもチェリシェフもいたのに。


考えられるのは、1点取ればカゼミーロやアルベロアを入れるつもりだった、ということですかな。しかし、逃げ切る前に1点取らなきゃ意味がないわけで、いくら何でも残り15分の段階で一気に2枚替えして状況をガラリとえるべきじゃなかったでしょうか。逆にマラガは交代で入ったフレッシュな選手が数少ない攻撃時にボールキープして時間をうまく使ってましたよね。(それとアムラバトというのはいいCFですね)


ベニテスって守ることしか考えてないの? いや、チャンピオンズリーグを獲ったことのある監督がそんなわけないと思いますが、それにしてもハメスもベイルいないなか、ルカス・バスケスやチェリシェフにとってはアピールするいいチャンスだったわけで、そういう若手のやる気を引き出す意味でも使ってあげてほしかったな。


そういう前向きなスコアレスドローならまだいいけど、今日みたいな後ろ向きなスコアレスドローはいただけません。いくら相手GKカメニが大当たりだったとはいえ。


「ロナウドの調子が良ければ勝っていた」とか選手のせいにすることだけはやめてほしいです。
 



このエントリーをはてなブックマークに追加