2019年08月01日

昨日の『5時に夢中!』で驚愕の発表がありました。

昨日はおおたわ先生が夏休みということで美保純のお友達の演出家・脚本家の人(名前忘れた)が代打コメンテーターとして出ていましたが、来週は美保純(江原さんだったっけ?)が休みということで代打コメンテーターに何と黒船特派員の小原ブラスが抜擢されると!

小原ブラスのプロフィールは↓こちらの公式サイトを見てください。



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あれはいつだったかと調べてみたらほぼ1年前の9月に、ピンチヒッターとして黒船特派員として初登場したときは文字通り衝撃でしたね。

下ネタから政治までを縦横無尽に、しかもめちゃ論理的に、それでいて理屈っぽくなく語り、そして何より笑える。関西弁をしゃべるロシア人というのも新鮮で、最近プーチン・ネタは禁止になったようですが、あれも面白かった。

ちょっと前の何かのコーナーでブラスが喋っていると、MCのふかわりょうが、

「ブラスくんが喋っているとぜんぜんADが巻いて巻いてって指示出さないんですよ。我々が一人でこんなにしゃべってたら巻け巻けって言われるのに」

と文句なのか、ブラスへの称賛なのか判然としない言い方をしていましたが、よくわかります。ブラスならこの話題についてどう思っているんだろう? どう語るんだろう? と気になりますもの。

公式プロフィールでは「コラムニスト」でもあるらしく、産経デジタルに書いてるとか。読んでみよう。
あと、ウィキペディアによると、10年ぐらい前にはユーチューバーとして知る人ぞ知る存在だったとか。へぇ~。


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ふかわりょうは昨日、

「明日のジョナサンの反応が楽しみ」

と言ってましたが、自分の椅子の心配もしたほうがいいように思います。

と昨日は思ったんですが、よくよく考えてみると、ブラスにMCは不似合いな気がします。できるできないではなく、全体を見通す役では個性が殺される気がする。隊長をやるよりも、隊長の命令を聞いてないふりをしながらいつの間にか敵側へ通じる穴を独りで掘り当てていたみたいな、群れから外れたところで自由にさせていたほうが個性が色濃く出るように思う。

来週水曜日はコメンテーターとして爆発でしょう。

そして「小原ブラスが面白い」という声が広まって、そのうち『踊る! さんま御殿』に呼ばれると思います。さんまはアゲチンで有名ですからね。ブラスのいいところを引き出して大ブレイク‼‼ という流れが目に見えるようです。







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2019年07月31日

WOWOWジャパンプレミアで放送された、アンドレ・テシネ監督、カトリーヌ・ドヌーブ主演『見えない太陽』を見ました。

テシネとドヌーブのコラボレーションといえば『夜の子供たち』というのがあって、あの映画の不思議な構成に魅了された者としては見ずにはいられない映画でした。


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劇場未公開で放映もWOWOWだけなので見てない人がほとんどでしょうから簡単にあらすじを記すと、

カトリーヌ・ドヌーブ演じるミュリエルという女性は農場と牧場を営んでいて久しぶりに孫のアレックスが訪ねてくる。しかし彼はイスラムに改宗しており、シリアに行ってISに入ってテロリストになり自爆テロを敢行して天国へ行こうと画策している。それを知ったミュリエルは何とか必死で止めようとする。

というもので、こういう映画が作られるということはフランス、ひいてはヨーロッパ全体でアレックスのような若者がたくさんいるのでしょう。そういう宗教を題材にした社会派映画は大好きなので期待していたんですが、これが悪い意味で期待を裏切られました。


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アレックスには恋人がいて、彼女と一緒に農場を訪れるんですが、もちろんアレックスと同じくイスラムに改宗して二人でシリアに行こうとしている。

画像が見当たらなかったので文章だけになりますが、他のムスリムの描写もあるんですが、何だか「イスラムは得体が知れない」「理解不能」「とても恐ろしい存在」という描き方しかされておらず、逆にミュリエルなどキリスト教徒たちはイスラム教徒に被害を受けるまともな人々という描き方しかされていません。

キリスト教もイスラム教も、ついでにいえばユダヤ教も元は同じ宗教です。同じ神様を戴いているわけで、ヤハウェもアッラーも元は同じ。ただ、どうしてもいまは違う宗教になってしまって、どちらも「異教徒を排斥せよ」というのが神の御言葉なので(元が同じなんだから当然同じことを言いますよね)この映画の作者たち、つまりキリスト教徒がイスラム教徒を排斥する映画を作ってしまうのは教義の点からいえば正しいのかもしれません。

しかしながら、映画や芸術もまた神の御言葉同様、人々を変えてこそ、と思うのです。新しく作られる作品は新しい宗教でなければならない、と。

だから、既成の神の御言葉を蹴散らす何かを映画全体で言ってほしかったんですが、最終的にミュリエルがアレックスを監禁したり、アレックスが暴力で脱走したり、結局警察に逮捕されて終わりって、それじゃ「イスラムは得体が知れない」というところで思考が止まったままじゃないですか。

そもそも、自爆テロなど聖戦を戦えば天国に行けるという教えはイスラムにはないんでしょ? ずっと前に読んだ本に書いてあったことなのでうろ憶えなのですが、天国に行けるというのはISなどが自爆テロをする若者を勧誘するための嘘なんだそうです。

そういうところをきちんと描けば、イスラムとキリスト教の終わりなき戦いを相対化できる可能性もあったのでしょうが、単に「キリスト教徒=善」「イスラム教徒=悪」とだけ描いたのでは俺の2時間を返してくれ! と言いたくなります。

イスラム教徒にはイスラム教徒なりの真実があろうし、言い分もあるでしょう。そこを封じ込めて自分たちキリスト教徒の正当性だけを歌い上げるのはいかがなものか。どちらの言い分も描かないと「ドラマ」になりません。

さすがはシャルリー・エブド事件を起こした国の映画だな、とこれは大いなる皮肉をこめて。(私も批判するだけではアレなのでもっと勉強しよ)


日本人のためのイスラム原論
小室 直樹
集英社インターナショナル
2002-03-26





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2019年07月29日

BSトゥエルビで絶賛放送中の『沿線地図』、今日が第7話・第8話。全15話なのでちょうど折り返し地点ですが、ちょっと中休みといった感じでしたかね。

前回までの記事
①まるで自画像のような
②両親たちのウロウロ
③父親の落とし穴


「間違ったことをしてみようと思った」という息子と彼をけしかけた女。そして彼らの両親のドラマがどのように展開/転回するかと期待した第7話でしたが、あっさりと二人の言うことにも一理あると引き下がってしまうところが意外というか何というか。

私としては、前回までがまるで自分のことが放送されているみたいで見ながら悶絶していましたが、今回は普通にテレビドラマファンとして見れましたね。山田太一さんの苦心惨憺した痕が見え隠れしていて、唸るところもあれば、ここは時間がなかったのかなぁ、と不満に思ってみたり。


北村和夫について
第7話では河原崎長一郎の兄・北村和夫が登場しますが、なるほどと思う気持ちもあるんですが、うーんと首をかしげてしまうところでもありました。

児玉清の父・笠智衆は最初から出ていてことあるごとに息子を叱っていました。が一方、河原崎長一郎と岸惠子の上位に位置する人間が出てこないのが気になっていたんですが、ついに登場となってうれしい反面、疑問も感じました。

笠智衆は児玉清の父親だから、同様に河原崎長一郎の父親を出すのはよろしくない。それはわかります。だから兄にした。しかし……


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 この男女はどちらも大人たちから叱られているわけだから、それと対比するためにも、岸惠子の兄にするべきではなかったでしょうか。確かに北村和夫に叱られた第一声に「親父には黙っててくれよな」という河原崎長一郎は『早春スケッチブック』と同じく小物の見本みたいな人物であることがよく出ていますが、男の広岡瞬を叱る父がその父から叱られるからには、女の真行寺君枝を叱る母・岸惠子の兄、いや母を出すべきではなかったでしょうか。どうしても兄弟でないといけないなら姉にするとか。

笠智衆も北村和夫も同じことを言うじゃないですか。ここがとてもつまらないと思いました。もし岸惠子の母か姉なら別のことを言ったと思うんですよね。「娘の好きにさせてあげよう」と言っていた岸惠子に「確かにそのとおりね」と同調するも、あまりに娘の肩をもつから「引きずってでも連れて帰ってくる!」と岸惠子が意固地になり、それがもとで再びすったもんだが展開されるのも一興だったかもしれません。


夫婦喧嘩一本で攻めてもよかったのでは?
広岡瞬の職場に、学歴がなく容姿もよくない、まるで広岡瞬の陰画のような係長・岡本信人が登場します。彼はことあるごとに彼を敵視して説教を垂れるんですが、うーん、親子ドラマに何でこんな新キャラを出すんだろうと戸惑ってしまいました。

ただ、両親が若者二人を理解するという展開にした以上、彼らと敵対する新しいキャラクターが必要だったのは理解できます。でないとドラマにならない。(ここでいう「ドラマ」は葛藤を軸にした「劇」のことです。テレビドラマという意味ではありません)

第8話のラストでは、児玉清が飲み屋で荒れて、こちらも新登場の岸田森と喧嘩になる。

これらがいい悪いという意味ではなく(いいか悪いかは現時点ではわかりようがありません)脚本家の苦労を感じてしまった次第。

ただ、広岡瞬と真行寺君枝がくだらないことで喧嘩してやばい雰囲気になりそうなところが今回一番面白かったので、そこ一点で攻めてもよかったんじゃないでしょうか。

とまぁ、これは見ているだけの人間の勝手な感想にすぎませんが。

私もいま書いてる脚本が突然暗礁に乗り上げたので頑張らねば。


続きの記事
⑤前面に出てきた笠智衆
⑥口紅はいらない
⑦仰天の笠智衆!
⑧喉に突き刺さる自殺の理由



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